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【読書感想】「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」を読んで

こんにちは。ドイツのミュンヘン在住miraです。
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尾形真理子さんの「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」を読みました。

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尾形真理子さんは以前に読んだアンソロジーで初めて知って、興味がわいたのでとりあえずKindle Unlimitedにあったこちらの作品を読んでみました。

タイトルから、なんかコテコテの恋愛ものかしら?っと思って読み始めたら、そんなウフフ、キャハハみたいなんじゃなくて(どんなのだよ笑)もっとこう、恋愛のみならず人生に迷える女性たちの悩みが新しい洋服を着ることによって晴れていくっていう、もはや人生モノ小説じゃない?って感じの深い本でした!

よく、どこかとある場所に行って悩みを打ち明けると、そこの店員とかになんかめちゃくちゃ良いこと言われて気持ちが晴れて、というような小説があるかと思いますが、この本はそういうのと似ているようでちょっと違う。
この本の中で悩める女性たちが訪れる「Closet」というセレクトショップの店員は、決して女性たちから話を聞くわけでも、アドバイスをするわけでもない。
彼女がするのは洋服(や小物アイテム)を勧めることだけ。
最初は普段と違うスタイルに戸惑う女性たちも、勧められたものを身につけてみると、女性たちが自ら新しい自分を発見し、それによって視界が開けて前向きになっていく。
だから店員から名言が飛び出すわけではない。それなのに最後にポジティブに変化していく女性達を見て私も勇気づけられる。
そんな小説でした。

様々な種類の恋の悩みを持った女性の話がいくつかあって、短編集みたいにサクッと読めます。
最後にその謎の店員さんのストーリーもあり、これがまた良いんですよね。

私自身は恋に悩んだのなんてもう何年前の話??って感じですが(笑)それでも出てくる女性たちのストーリーは共感できるものが多かったです。
恋の悩みは人生の悩みとリンクするのかな。

私もこのセレクトショップ行ってみたい!笑

最後にこの本に出てきたフレーズで、私が良いなと思ったものをいくつかご紹介します。

感情は、年を取らないのかもしれない。対処の仕方が大人になっていくだけで。

大人ほど、自由な心があってもいいんだ。

「個性」とは、「人とは違う何か」だと思い込んでいた。  人と違うのが「個性」ではなく、自分らしいのが「個性」なんだ。

尾形真理子さんの綴る文章が、繊細で温かくて、すごく私好みでした。
他の作品にも一気に興味がわきました!

読了後はきっとあなたの心も温まり前向きな気持ちになれるはず。
興味のある方は是非読んでみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう♪Tschüs!

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