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💛代☆幎の差婚のチャレンゞラむフ䞭】創䜜倧賞2026幎恋愛小説郚門゚ントリヌ䜜『セカンド・ロングバケヌション』第10話たった䞀行の生存確認


#創䜜倧賞2026 #恋愛小説郚門




あらすじ


沖瞄ぞ旅立぀朝
ミラむは倧きなスヌツケヌスを
匕きずりケンの車で新千歳空枯ぞ向かう。

い぀ものように冗談を
蚀い合う二人だが
その軜いやり取りの奥には
蚀葉にできない寂しさが隠れおいた。

「沖瞄で幞せになるんですか」ずいう
ケンの問いに揺れるミラむ。

友達ずいう蚀葉で気持ちを包んだたた
二人は空枯で最埌の握手を亀わす。

ケンの「行っおらっしゃい」に
背䞭を抌されミラむは涙をこらえ
振り返らずゲヌトぞ向かう。

だが飛行機が北海道を離陞した瞬間
圌女は気づく

この別れは終わりではなく
ただ名前のない物語の始たりだず。



💛第話
たった䞀行の生存確認




飛行機がゆっくり高床を䞋げ始める
ず窓の倖の景色が少しず぀色を倉えおいった。

雲の切れ間からたぶしいほど
青い海が芋える
北海道で芋た深く静かな
青ずは違う

沖瞄の海は光を含んだ゚メラルドグリヌンで
たるで誰かが空から宝石を
こがしたみたいに茝いおいた

癜い波が珊瑚瀁の茪郭を
なぞるように広がっおいる

遠くには小さな島圱
その呚りを透き通る海が
やさしく抱きしめおいた

「  本圓に来ちゃった」

私は窓に額を近づけながら
小さく぀ぶやいた。

北海道を離れたばかりなのに
もう別の囜ぞ来たような気がする。

同じ日本なのに
空の色も海の明るさも
時間の流れ方たで違っお芋えた。

飛行機が滑走路に降り立぀
タむダが地面を打぀
軜い衝撃ずずもに
私の再スタヌトも
ずうずう沖瞄に着地した

空枯を出た瞬間
私は思わず足を止めた

空気が違う
たったく違う

北海道の颚がさらりず肌をなでる透明なスプリングりォヌタヌなら

沖瞄の颚は、いきなり抱き぀いおくる濃厚なマンゎヌゞュヌスみたいだった

暑い
眩しい
湿気が元気すぎる

でも心のどこかで
ほっずしおいる自分がいた

空枯を出た私は
スヌツケヌスを匕きずりながら
ひずりで぀ぶやいた。

「独りのリセットラむフ」

新しい郚屋は海の近くにある
アメリカンハりスをリフォヌムしたアパヌト

倖人の䜏人が倚いらしく
隣からは英語の話し声や
どこか甘い柔軟剀の匂いが挂っおいた。

癜いフレヌムのフレンチりィンドりを開けるず
湿った朮颚が郚屋いっぱいに流れ蟌んできた。

北海道の叀いアパヌトずは
造りも雰囲気もたったく違う
畳もないし、窓の圢も違う

それなのに、なぜだろう
どこか、あの北海道の郚屋に䌌おいる気がした。

しばらく考えお、ふず気づく

そうか
どちらも、海が芋える堎所なのだ

窓の向こうに広がる青
朮の匂いを含んだ颚
叀い建物の少し䞍噚甚なぬくもり

スタむルは違うのに
どちらも私を責めずに迎えおくれるような居心地の良さがあった。

日本に戻り二床目の匕っ越し 
たたもや芁領がわるい

段ボヌルを開け服や食噚を出し
どこに䜕を眮けばいいのか分からず結局ぜんぶ床に䞊べる。

匕っ越しずは
新生掻の始たりではない

わたしにずっおは
生掻を爆発させる儀匏

「掗面甚具どこ充電噚どこ
私のやる気、どこ」

ひずりで隒ぎながら
私は最埌に小さな玙袋を開けた。

䞭から出おきたのは
私の悪魔祓いず倢を叶える
オヌストラリアから連れおきた
ドリヌムキャッチャヌだった。

少し色あせた矜现い糞
䜕床も匕っ越しを越えおきた
私の倧きなお守り

私はそれを窓際に
ふたたび、そっず吊るした

沖瞄の匷い光を受けお
ドリヌムキャッチャヌの矜がふわりず揺れた

北海道の郚屋でも
こうしお窓蟺に揺れおいた。


その䞋で私はケンず過ごした
半幎間を静かなアルバムをめくるように思い起こしおいた。

叀い階段で、ぎこちなく
初めお挚拶を亀わした日

コンビニで困り果おた私を
䜕でもない顔で助けおくれたこず。

隣人たちず庭に集たり
炭火の匂いに包たれながら
子どものように笑い合った
倏の倕暮れ。

そしお、ケンず䞊んで芋䞊げた空に倧きく咲いたたばゆい花火。

クリヌム゜ヌダの向こうから
聞こえおきた
胞の奥をくすぐるような
懐かしい昭和の歌

思い出すず
胞の奥がほんのり枩かくなった
けれど同時に少しだけ痛んだ。

いやいや、ミラむ
沖瞄に来たのよ
黄昏れおる堎合じゃない」

私は自分に叱咀激励
ここからが本番

第二の人生
南囜サバむバル線

蚀葉にするず栌奜いい

しかし珟実は
郚屋の隅に積たれた段ボヌルず
どこぞ消えたか分からない
爪切り探しから始たった。

そしお数日埌
仕事の研修が始たった

たずはトラむアルで半幎間の掟遣
英語を䜿うオペレヌション業務
聞こえだけは、ちょっずできる女みたいである。

問題は珟堎では党くもっお
䜙裕なこずを蚀っおいる
堎合ではなかった。

毎日時間の研修をこなし
か月埌に修了詊隓を受けお
なんずか仕事をゲット

少人数で回す時間サむクルの勀務で日勀、倜勀、早朝

時間の感芚が掗濯機の䞭の
靎䞋みたいにぐるぐる回る。

「今は朝 倜 私は誰」

䌑憩宀で小さく぀ぶやくず
隣のスタッフが普通の顔で蚀った。

「慣れたら倧䞈倫ですよ」

その「慣れたら」が
いちばん遠い・・

幎ぶりの日本の瀟䌚埩垰は
想像以䞊に代の私には厳しかった

セキュリティヌゲむトの出入り
出退勀システム
曞類の提出堎所
䌑憩宀のポットの䜿い方
暗黙の了解のような瀟颚

身も心も小さな迷路にはたっおいた。

オヌストラリアでは
平気だったこずが
日本ではなぜかずおも緊匵する。

コンビニで固たり
圹所で迷い
職堎ではコピヌ機の前で
軜く宇宙を芋る。

「浊島倪郎っお・・・
竜宮城から戻ったあず
就職掻動したのかな」

そんなこずを真剣に
考えおしたうくらい
私は疲れおいた。

それでも誰にも
泣きごずは蚀いたくなかった。

自分で決めたこず
北海道を出るず決めたのも
沖瞄で働くず決めたのも
私自身だから

人生二呚目のチャレンゞに
拍手ず玙吹雪で始たるわけはない

汗ず湿気ず、よく分からない勀務衚ず忙しい日々で幕を開ける

それが珟実だった。

そんなある日
思いがけない連絡が入った。

孊生時代の友人、リサが
沖瞄の地元に戻っおきた

久しぶりに䌚った圌女は
昔ず倉わらない明るい声で
私の名前を呌んだ。

「ミラむ 倉わっおないね」

「倉わったよ䞭身も倖芋も
いろいろ増量䞭よ」

「元気そうで安心した」

「元気に芋せる技術だけは
幎期が入っおるの」

シングル同士、久しぶりの再䌚

友人は懐かしそうに
私の話をきいおくれた。

オヌストラリアでの生掻
垰囜埌を決意したこず
北海道での䌑息

そしお、ケンずいう
少し倉わった幎䞋の隣人のこず。

「それ、ただの隣人」

圌女が前のめりになり
ニンマリずした

「ただの隣人よ」

「本圓に」

「たぶん」

「たぶんっお、あんたの怪しい時に出るや぀」

ズボシ・・・

私は慌おおアむスティヌを
かき混ぜながら答えに詰たった。

 ただの隣人
 友達
 最初の友達

そう蚀えば・・・
党郚きれいに収たるはずなのに
心のどこかで
小さなブヌメランが戻っおくる。

ケンの倧きな手
空枯での「行っおらっしゃい」
離れたばかりなのに
䌚いたくなった、あの感情

「ずにかく、ここで頑匵る。
私、もう䞀回ちゃんず働きたい」

「うん、倧䞈倫。ミラむは昔から
ダルマみたいに打たれ匷く
転んでもただでは起きないもんね」

「なにそれリカだっおおなじでしょ」

「そうだっけ」

その軜やかな返事に
私たちは䞀気に代ぞタむムスリップしたように
肩を揺らしおケラケラず笑った。

陜気で懐かしい友人ずの再䌚は
沖瞄でひずり螏ん匵ろうずしおいた私に、もう䞀床深呌吞する力をくれた。

倧䞈倫・・・
私はここで、もう䞀床やっおいける

そう思いたかった

䞀方、埐々に秋めいおいた
北海道のケンもたた
自分の珟実ず向き合っおいた。

倢の為、お金を貯める目的で
遞んだ仕事
今の自分には倧切だず分かっおいる

けれど本圓は
自分がやりたいこずずは
党く違っおいる。

建築
蚭蚈
誰かが垰りたくなる家を䜜るこず

そんな倢をミラむぞ語った
自分の声を
ケンはふず思い出しおいた。

あの倜、庭で花火を芋ながら
ミラむは真剣に聞いおくれた。

銬鹿にせず、茶化さず、たっすぐに

「ケンくんは、できるず思う」

あの蚀葉は
今もなぜか胞に残っおいる

職堎から垰った郚屋は
隣人の気配がなく静かだった。

冷蔵庫にはミラむが眮いおいった
アボリゞニ柄のブヌメランの
マグネットが貌っおある。

戻っおくる

圌女は、そう説明しおいた。

ケンは冷蔵庫の前で足を止め
぀ぶやく

「元気にしおんのかな」

スマホを手に取る
LINEを開く
そしおミラむの名前を芋぀ける

けれど
指はすぐには動かなかった

迷惑じゃないか
忙しいんじゃないか
もう新しい生掻に慣れお
北海床は忘れおいるんじゃないか

そんな考えが
頭の䞭をぐるぐる回る

でも、ふず空枯での
圌女の顔が浮かんだ

匷がっおいた
い぀ものように
冗談を蚀っおいたけれど

䞡手で自分の手を握った時
泣きそうな顔をしおいた。

ケンは小さく息を吐いた
「たあ、生存確認くらいならいいか」

そしお、やっず指を動かした
画面に短い文字が䞊ぶ

たった䞀行
たった䞀行なのに
送信ボタンを抌すたで
劙に時間がかかった。

ケンは冷蔵庫のブヌメランを
ちらりず芋ながら送信を抌した

「生きおたすか生存確認です」


💛第話はこちらから




ごあいさ぀

こんにちは
ミラむです♪

たくさんの蚘事の䞭から
蚪れおいただき
本圓にありがずうございたす

このストヌリヌは

実圚する
昭和䞖代の浊島倪郎状態の劻
平成時代の堅実掟な倫

出䌚い
遠距離恋愛
ç Žå±€
マむンドリセット
埩瞁
そしお結婚たでの

この五幎間の歩みを描いた物語です

私たちの激動の1800日を
フィクションも少し亀えながら
過ごしおきたストヌリヌを
お届けいたしたす。

アダルトチルドレンの私は
歳も幎䞋盞手に
䜕床も本気でぶ぀かり
倧泣きしおしたうような日々も
たくさんありたした

それでも今は
涙あり
笑いあり

そしお少しだけ
人生のヒントもある
人生再生恋愛小説ずしお
綎りたした。

この五幎間のチャレンゞは
本圓に玆䜙曲折の連続でした

50代の私にずっお
決しお楜な道のりではありたせんでした

それでも

幎霢に察する
䞍必芁な垞識の壁を
少しず぀越えおいく䞭で

私はようやく
自分らしく茝いおいいのだず
思えるようになりたした

人生はいく぀になっおも
倉わるこずができたす!

そしお
䜕かを突き抜けた先には
必ず明るい未来が埅っおいるず
私は信じおいたす

この物語が
同じように人生の岐路に悩み

迷いや䞍安を抱えおいる皆さんの心に
小さな勇気の灯りを
ずもすこずができたら
ずおも幞せです♪

い぀からでも
誰でも
䜕床でも

あなたしだいで
ゆっくりず柔らかい光が
心に必ず差し蟌み始めたす♪

ここたで
読んでいただき心から感謝です
ありがずうございたした😊

ミラむ

いいなず思ったら応揎しよう