シリーズ『私を騙してごらん』#8
第8話:結果的にAIが人を騙す詐欺
—便利な答えほど、確認しろ。
AIに聞けば、すぐ答えが出る。
電話番号
サポート窓口
問い合わせ先
手続き方法
数秒で出る。
だから人は、こう思う。
「AIが調べてくれたんだから大丈夫。」
しかし今、
AIの答えを利用した詐欺が出始めている。
しかも、
AI自体は詐欺に加担しているつもりがない。
◆1.AIは、ネットの情報から答えを作る
AIは魔法ではない。
ネット上にある
記事
Q&A
投稿
レビュー
などを材料にして、
それらしい答えを作る。
つまり、
ネットに嘘が増えると、
AIの答えにも嘘が混ざる。
◆2.詐欺師は「AIに読ませる文章」を書く
最近の詐欺は、少し違う。
人ではなく
AIを読者にして文章を書く。
例えば
FAQ形式
サポート情報
問い合わせ番号
手続き手順
これらを
ネット中に大量に投稿する。
するとどうなるか。
AIはこう判断する。
「同じ情報が多い=信頼できる」
そして
詐欺電話番号を答えとして出す。
◆3.AIが嘘を言ったわけではない
ここが重要。
AIは嘘をついたわけではない。
ただ
嘘を集めて、まとめただけ。
しかし人間は違う。
AIの答えを見ると、こう思う。
AIは正確
AIは整理してくれる
AIは間違えない
だから
確認をしない。
ここに詐欺が成立する。
◆4.若い世代ほど危ない
最近の検索行動は、こうなっている。
昔
検索
↓
複数サイトを見る
↓
比較する
今
AIに質問
↓
答えを見る
↓
そのまま行動
つまり
調べるという工程が消えている。
指は速い。
しかし確認はしていない。
◆5.一番危ない行動
特に危ないのは、これ。
AIの答えに出た
電話番号
URL
を
そのままタップすること。
もしそれが詐欺窓口なら、
あなたは
自分から詐欺に電話している。
◆6.対策は実は簡単
方法は難しくない。
AIが出した
電話番号
サポート窓口
支払い先
これらは
必ず公式サイトで確認する。
つまり
AIの答えは
入口
であって
最終情報ではない。
◆7.AIは便利だが、責任は取らない
AIは
速い
便利
まとめてくれる
しかし
責任は取らない。
だから最後は
人間が確認するしかない。
◆8.最後のひと言
この詐欺は、少し不思議だ。
犯人はAIではない。
でも
AIの答えが人を騙す。
だから覚えておいてほしい。
便利な答えほど、
一度だけ疑え。
それだけで
大半の詐欺は止まる。
📍次回予告
第9話:
「検索結果を作る詐欺」
—あなたが見ている世界は、作られている。
