パートのおばさん、フリーランスになる
パートという働き方には、どこか気楽な響きがあるように思う。
責任が軽そうとか、時間で区切れてよさそうとか、そんなふうに見られることも多い。
たしかにそういう面もあるのだろう。
けれど、HSPの私にとっては、パートだからこそしんどかったことも少なくなかった。
頼まれると断れない
いちばん大きかったのは、頼まれると断れないことだった。
「これお願いできる」と言われると、つい引き受けてしまう。
契約は9時から15時までなのに、忙しそうにしている人がいると申し訳なくて帰れない。
気がつけば、パートなのに正社員より長く働いていた、という日もあった。
断ればいいだけのことなのに、それがなかなかできない。
相手の顔色を読みすぎてしまい、自分の契約時間より、相手の都合のほうを優先してしまうのである。
これはHSPの人には、案外よくあることなのではないかと思う。
もうひとつ疲れたのは、正社員どうしの人間関係のごたごたである。
本来なら、パートには関係のないことのはずなのに、空気を読みすぎるせいで、誰がどんな気持ちでいるのかを拾ってしまう。
直接巻き込まれているわけではないのに、なぜかこちらまで消耗する。
あの疲れは、仕事の量だけでは説明がつかないものだった。
フリーランスになるきっかけ
そんなことが重なって、あるとき、もう無理だと思った。
パートを辞めて、これからどうしようと考えたとき、印刷会社でやってきたDTPの仕事が頭に浮かんだ。
今までの経験を仕事にできたらいいかもしれない。
そう思ったのが、フリーランスになるきっかけだった。
人の中にいることに疲れていた
フリーランスになって気づいたのは、自分のペースで働けることが、思っていた以上に心を楽にするということだった。
もちろん、楽なことばかりではない。
それでも、引き受けるかどうかを自分で決められる。
残業するかどうかも自分次第である。
誰かのごたごたを必要以上に拾わなくていい。
それだけで、ずいぶん息がしやすくなった。
パート時代のしんどさは、仕事そのものより、人の中にいることから来ていたのだと、フリーランスになってはじめてわかった。
働く内容が合わなかったというより、私はたぶん、人の感情や空気を受け取りすぎていたのだろう。
パートなのに、なんだかひどくしんどい。
そんなふうに感じている人がいるなら、それは怠けているからでも、わがままだからでもないのだと思う。
HSPとして、一生懸命にまわりを受け取りすぎているのかもしれない。
今日も無理せず、ぼちぼちいきましょう🐢

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!