見出し画像

単語で短歌評1/26~2/1

ふりかけって結構賞味期限過ぎてもなんか大丈夫な気がします。さて、そんなわけで単語で短歌管理人の野口み里です。
(※単語で短歌とは野口み里の運営する短歌のお題アカウントです)

ご参加いただいている方の短歌をすべて読まさせていただき、その中の気になった短歌に評を書かせていただく、そんなコーナーの第10回です。
こちらのコーナーでは一つのお題に対して一つの歌を選歌させていただき簡単な評を書かさせていただきます。

では評に行かさせていただきます。今週も力作ぞろいでした。





1月26日お題「恐竜」

「恐竜の卵なんだよ」と子供らの夢を背負っていたガスタンク / yado

評:ガスタンクを恐竜の卵だよと嘯く大人。子供の頃って大人に謎の嘘を吐かれた覚えがあります。近所の小さい沼にネッシーがいるとかそんな些細なことも子供ながらには真実でずっと信じてしまう、そんな気持ちを思い出しました。子供たちはそれをいつか嘘と知ってしまう日までは子供でいられるのでしょうね…





1月27日お題「賭け」

歯ブラシが右向きならば右折してあなたの町に行こうと思う / 睡密堂

評:そういった些細な賭けってよくします。信号にかからなかったらコンビニによってからあげクンを買うとか迷った時には謎の占いめいたことをしてしまいます。そんな賭けが恋愛の中にあってあなたの町に行く、あなたに会いに行くわけでもなく町に行く。そんな主体の恋心がいいなぁと思いました。





1月28日お題「短い」

「これ切って」「これ剥がして」って言うために深爪をして怒られる(良い) / まだまだ

評:主体の作る大義名分がいいなぁと思いました。普段はできない甘えを自分で作って相手も渋々応じる相手も甘えてしまう主体もどちらも可愛くていい歌で「良い」と思いました。ラブラブで甘酸っぱい、いつまでもそんなカップルでいて欲しいですね。





1月29日お題「寿司」

シャリ側に顔がある寿司のキャラクター 生きていたのに、と思う魚 / 長靴みがく

評:たしかに寿司のキャラクターってなぜかシャリ側に顔があります。お米ってあまり生を感じない存在ですし、それは魚から見たら不満でしょう。詠み手の着眼点がずば抜けててすごいなぁと思いました。かといって寿司からかけ離れると寿司屋のキャラクターっぽくない…(くら寿司のむてん丸とか)これからのネタ側のキャラクターは生まれるんでしょうか。





1月30日お題「呪い」

「母」という字をくり返し書いてみる引きずり込まれる螺旋渦巻き / 月夜の雨

評:子供の頃にした書取りのノートって漢字に吸い込まれていく感じがありました。漢字が書いてあるのか記号なのかわからない。母という字は母が書いていると自分が女なのか母なのかわからなくなるんでしょうね。それを母としての呪いとして表現しているのがいいなぁと思いました。今回の野口賞です!(別に景品とかはないです)





1月31日お題「西」

「と」が高い西のあなたの「ありがとう」一人の時もずっと真似する / 亜麻布みゆ

評:初句の「「と」の高い」でぐっと吸い込まれる感じがします。詠み飛んでいくとありがとうのイントネーションだとわかる流れが素晴らしいですね。確かに関西の方が言うありがと↑う↓は印象的でそれが好きな人ならことさら真似してしまいたくなる気持ちがわかります。素敵な歌をありがと↑う↓(さっそく真似してみました)





2月1日お題「やわらかい」

かたいほうの僕ならきみを守れるしやわらかいほうの僕なら包み込めますが / 戸隠 優汰

評:いついかなるときでも自分というものがきみのために献身的になれる自信にキュンとしてしまいました。こんな風に言われたら女性はキュンとしてしまいますよね。やわらかくてもかたくてもどんなあなたでも頼りになってついていきたくなる、素敵な歌だと思いました。




ここまで読んでいただきありがとうございました。来週も気になった短
歌を七首紹介させていただきます。

2/2は5000人フォロー突破記念コンペも開催したのでそちらの結果発表は土日に出来たらいいなぁと思っています。

それでは今後も単語で短歌をよろしくお願いいたします!

のぐちへの応援はこちらから

いいなと思ったら応援しよう!

野口み里 よろしければサポートお願いします! あなたの応援が励みになります! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! 還元する企画なども企画していきます!