同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)50.終わらない配布
先日、このシリーズの新刊の感想を直接いただきまして、嬉しくて小躍りしたのですが、二次創作の原稿をせっせと書いている手を止め「これはちゃんとnoteを更新せなな?」となったのでnoteを更新します(チョロいアカウント)
さておき、この連載はネタは山ほどあり、何なら書きたい話もあるのですが、如何せん今二次創作が沼なので、無理のない書ける範囲でちまちまと更新していこうと思いますので、気長にお待ち下さい。
なお、今回は怖い話と言うか、個人的には見ていて悲しかったなとなった話をします。
前回の話「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)49.文学フリマ東京への個人意見」はこちら!
在庫が尽きなかった結果
この話は、とあるジャンルの、とある壁サークルさんの話です。
そのとあるジャンルは当時の覇権ジャンルで、初回のオンリーの時は「島中混雑すぎて机が浮いた」と言う本当か嘘かわからん伝説ができた程の覇権具合でした。
私自身はそんな覇権ジャンルで、当時イベントに数カ月毎ペースでサークル参加をしていました。
そんな数カ月毎に開催されるオンリーイベントに、めちゃくちゃ人気な壁サークルさんがいたのですが、その壁サークルさんは基本的に通販をしないサークルさんでした。
たまに例外的に通販される事もあったのですが、五冊出した中の一冊くらいの稀さだったので、通販がないと言っても過言ではない感じでした。
なお、本筋と関係ないのでサラッと書きますが「何で壁サークル(人気サークル)なのに通販しないか?」については、サークル主ご本人と面識ができた時に直接理由を聞いたので私自身は知っているのですが、端的に言うと「家庭の事情」だそうです。
まあ事情があるから通販出来ないなら、それはそれで二次創作は個人の趣味なのでやむを得ないとは思うのですが、悲しいかなそれで一筋縄では行かないのが同人サークル活動でした。
何度も言いますが、そのジャンルは当時の覇権ジャンルで、そのサークルさんはめちゃくちゃ人気な壁配置のサークルさんだったので、そんな人気壁サークルさんの出した同人誌が通販ないとなれば、悲しいかな転売屋の恰好の的にされてたのです。
イベント直後には何度通報、注意喚起されても転売されているのを見かけました。
サークル主さん自身、転売を見つけては、有志みんなに依頼して、一斉通報祭りをしたものです。
そんな憎き転売屋との血で血を洗う殲滅戦を経て、通販が出来ない壁サークルの主さんは考えました。
「転売の意味なくさせよう」と。
壁サークルの主さんは、ある日のイベントで搬入数を死ぬ程増刷すると言う形で対策されたのです。
丁度私はそのイベントにサークル参加していたので、この目で目撃したのですが、まず当日その壁サークルさんの搬入数がヤバかったです。
同じジャンルの(カップリングも同じ)サークル参加だったので、よく見える位置で搬入状況がよく見えたのですが、シャッター前なのに壁が出来ていました(何)
具体的に言うと、搬入持ち込まれた在庫の関係でその壁サークルさんはシャッター前配置になったのですが、そのシャッター前にうず高く積まれた在庫の段ボール数々でシャッター前なのに身長よりうず高い壁が出来ていたのです。
一般入場前に待機列が形成され、その待機列はイベント会場の外周にイベントスタッフさんに誘導され、一般入場前にも関わらず長蛇の列になったものです。
因みに、私は早々に買い子さんに待機列に並んで貰って難なくそこの同人誌をゲットしたのですが、私の買い子さんが戻ってきた後もその壁サークルさんの待機列は途切れる事を知らず、壁サークルさんの精鋭売り子さん達が永遠と人を捌き、大量に搬入した新刊を配布を続ける様が見受けられました。
そう、サークル待機列は途切れる事を知らず、売り子さんが永遠と新刊を配布し続けていたのです。
え?めちゃくちゃ段ボールあるけど何冊搬入したの?
もう十三時回ったのに、まだ完売していないの?
え?ひょっとして今並んだら買えちゃう?
普段その壁サークルさんは激混み(並びに出遅れると買えない、もしくは他のサークルさんの本を諦めなければいけないくらいの激混み)なので、そもそも並ばず見送っていたイベント参加者達が、途切れぬ在庫を目にして一人、また一人と長蛇の列に並びだしたのです。
時は十三時から十四時になりましたが、まだ配布していました。
まだ在庫があるの?
え?コミケの企業ブース並みの搬入数?
まだ買えるんだ。
友だちの分も追加で買える?
え、並んじゃう?
そんな声が聞こえてくるようで、またまたその壁サークルさんの待機列に並ぶ人が増えていきました。
気付けば、時刻は十五時近くになっていました。
まだ、その壁サークルさんは配布を続けていました。
因みに、その時のイベントは十五時閉場で、サークルは十五時三十分には撤収しないといけません。
流石に閉場時間が近くなったので、イベントスタッフさんが数人で壁サークルさんに確認に行くのが見えました。
と言うか、目に見えて喧々諤々とサークル主さんとスタッフさんが揉めています。
その揉めている間も、壁サークルさんの売り子さん達はせっせと配布をしていました。
気になりますが、私も私でぼちぼちとサークル撤収しないといけないので、チラチラと様子を見つつ撤収しました。
そして私の自サークルの撤収が終わり、買い子とアフターに行こうかと相談している時刻は、もう十五時過ぎでした。
はい。
まだ壁サークルさんは配布をしていました。
イベントスタッフさんが何人も押しかけて、「撤収して下さい!」と指導されてました。
まじかあ。
まだ在庫あるのか。
と言うか、撤収時間きているのに、壁サークルさんも、待機列の人も、搬入在庫もまだはけないのか。
いや、よく見ると売り子さんの半分が撤収作業もしているみたいなんですが、まだ並んでいる待機列の人に何とか配布しようと、配布している売り子さんがいるって感じでした。
それは、凄い光景でした。
でもまあ流石に、イベントには主催から出されたイベント毎のルールがあるので「イベントスタッフの指示は絶対やろう」となっていたら、漸く配布が中断され、納得できずに待機列で嘆く声が聞こえましたが、急ぎ壁サークルさんは撤収されました。
そんな記録以前に記憶に残る凄まじい搬入数、配布数の壁サークルさんでした。
しかしどんなに搬入数があっても、イベント開催時間には限りがあるので、イベント中に全部配布し切る事はできないのであれば、悲しいかなそれは限りがある訳で、腹立たしいかなまた転売が起こり、更にイベントでの配布時間を守らなかったと炎上し、その後のイベントでそのサークルさんが参加される事はなくなりました。
何と言うか、個人的には本当にもっとどうにか上手い事出来なかったなあとなった出来事でした。
まあ、転売屋はどんなに通報してもゴキブリのようにわきますし、需要があってもイベントルールは絶対ですし、サークル側に通販出来ない理由があるのならやむを得ないですし、第三者の私がどうこう思ってもどうにもできないので、悲しい出来事だなあとなった話でした。
補足追記
主観過ぎてわからん部分があると、身内からDMでクレーム貰ったので補足を追記します。
Q.
壁サークルさんは何で通販しなかったの?
A.
これはマジで壁サークルさん個人に「家庭の事情(法令絡む)」と「代替案すら難しい状況がある」なので、「出来ない事情あり」とだけで、スルーしてください。
二次創作は商売じゃないからね。
批判されても転売屋の被害にあっても、壁サークル主さんが無理と判断したなら外野は何も言えん。
個人の事情なら仕方ないのよ。
Q.
売り切れなかった在庫はどうなったの?
A.私も当時の同じジャンル参加者も、てっきり次回のイベントに既刊在庫で持ち込まれると思って、壁サークルさんの参加アナウンスを待ってたのですが、前述の通り今回のイベント以後サークル活動停止されてたので、大量にあった在庫は壁サークルさんアカウントごと露と消えてしまわれました。
人伝(当時その壁サークルさんの売り子していた人)に聞いた限りだと、基本的に全て処分(廃棄)されたそうです(悲)
Q.何でイベントルールを守らなかったの?誰も止めなかったの?
A.これも又人伝(売り子していた人)に聞いた限りですが、配布作業をしている売り子さん達は、サークル待機列が途切れず、入れ替わり立ち替わりで人が押し寄せてくるので目の前の対応しかできず、何ならテンパってるので時間感覚麻痺し、時間が把握できず、時間を過ぎていると知らぬまま配布を続けてしまってたそうです。
更に事情なんて知らない待機列にいる参加者は「配布しているなら欲しい」で大半の人は解散せず、そのまま並び続けたそうです。
更に更に、時間過ぎていると注意に来たスタッフの対応していたサークル主さんだったので、売り子達は背後でのやり取りで気付けず、サークル主さんは「人がまだ並んでいるなら配布したい」で売り子さんに声かけず、止めずで、スタッフと揉め続け、たまたま後ろのやり取りに気付いた売り子さんから順に、撤収をしていったと言う経緯だったそうです。
売り子さんは気付きようがなかったのと、サークル主さんは解ってて売り子さんに指示しなかったので、まあサークル主さんが意図的にルールを守らなかった結果として、そら炎上するよねぇとなりました。
Q.売り切れない量持ち込んだら駄目なの?
A.んなこたねぇ(そんな事はありません)
かくいう私自身、イベントでは売り切れを起こさぬように、通販分の在庫も取り敢えず持ち込みして、搬入します。
それにイベント主催に対して、事前に多めの搬入になる旨を申告しておけば、売り切れない量の在庫を搬入してもOKです。
まあ、今回の人は持ち込み数が問題と言うより、配布ルールを守らなかった事が問題になり、炎上したと言う訳です。
と言う補足でした。
最後になりましたが、今年は沼にハマってただでさえのんびりになっていたnoteの更新ペースが更にのんびり更新になって申し訳でした。
そんな訳で次の話は「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)小話④税金申告」こちら!
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