見出し画像

焦らない、慢性腎臓病を治す薬はこんな感じで効いてきます。

 前回、SGLT-2阻害剤が出て、慢性腎臓病の治療が一変した話をしました。

 では、どんな感じで効果が出るのか?

 結論から言うと、タイトル通り「焦らない」と言う事です。

 病気の治療というと、「痛い」「辛い」を治す事を期待されていますが、
 では、高血圧や糖尿病の治療はどうでしょうか?
 血圧がちょっとぐらい高くても、血糖値がちょっとぐらい高くても、特に症状は無いです。
 でも、医療機関だけでなく、一般的にも、血圧や血糖値が高いのは良く無いと言われると思います。
 何故でしょう?
 それは、合併症が起こることが分かってるからです。
 高血圧や高血糖を放置していても、中々症状は出ませんが、体の中では確実に動脈硬化が進んでいて、ある時、突然、心血管疾患。つまり、脳梗塞や心筋梗塞なんかが起きます。そして、時には重篤な状況が起きて、場合によっては亡くなります。
 それがわかっているので、血圧や血糖値をしっかり管理しましょうと言われるわけです。

 慢性腎臓病もそんな感じです。
 慢性腎臓病の初期には何も症状が有りません。けれども、だんだん進行して、いわゆる「腎不全」の状態になると、浮腫んできたりします。
 なので、いかに進行を遅らせるかが勝負になります。
 そして、高血圧や糖尿病がそうである様に、進行していくには時間が必要です。逆に言うと薬の効果を判定するにも時間が必要で、基本的には年単位です。
 なので、焦らない事が重要です。

 だからと言って治療を伸ばしてると、確実に病気は進行します。
 どの病気もそうですが、早期診断・早期治療が重要です。

 では、どうやって慢性腎臓病を発見するか?
 健診なんですが、次回説明します。

 かなり専門的ですが、SGLT-2阻害剤の効果の検証です。中のグラフで、効果が出る時間感覚なんかを参考にして貰えればと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

医療情報屋 気に入りましたら、投げ銭をください。 飛び上がって喜びます。