腎臓自体が原因で悪くなった時
前回、慢性腎臓病は原因を調べるのが重要な事と、腎臓の細かい構造を説明しました。
今回は、その先の、腎臓自体の問題で腎臓が悪くなる時を説明します。
大きく分けて3つ
・慢性糸球体腎炎(IgA腎症、膜性腎症など)
・慢性間質性腎炎(腎臓自体の原因は少ない)
・腎臓の形などの異常
まず、最初の2つは、なんかの原因で、糸球体やその先の尿細管、糸球体以外の部分(間質)に、何かわからないけど炎症が起きて、ゆっくり壊れていく状態があります。
ちなみに、間質性腎炎に関しては、膠原病なんかの全身性疾患としておききることが殆どなので、腎臓自体での病気は少ないと思います。多分。
細かい病名をあげていくと色々有りますが、細かい違いはあれど、治療方法はだいたいステロイドという薬を投与して、炎症を抑えます。
とはいえ、何が起きてるか把握することは、その先の経過を考える上でも重要なので、腎臓だけが問題そうだと考えた時には、診断のために、大体腎生検ということが必要になります。
これは、超音波で腎臓を見ながら、背中から針を刺して腎臓組織を少し取って、それを顕微鏡で見て診断します。
腎生検は、血管の塊である腎臓に針を刺すので、出血の危険が高く、入院で行います。
だいたい、1週間以内の入院でしょうか。
診断がついてから治療を開始しますが、慢性の経過なので、じっくりと月単位、年単位の治療が必要になります。
腎臓の形なんかがおかしくなる時は、腎臓を取ってしまったり、生まれつき片方の腎臓が無い事もあります。それと腎臓に嚢胞という袋がたくさんできて、それが大きくなり、正常な腎臓を圧迫して腎機能が悪くなる、多発性嚢胞腎というものもあります。ちなみにこれは遺伝性疾患です。
次回は、全身の病気が腎臓にも影響を与えて腎臓が悪くなる状態を説明します。
腎生検の説明です
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