腎臓以外が原因の慢性腎臓病の腎臓に対する治療
前回、腎臓以外の原因で慢性腎臓病時の治療には、腎臓以外の原因を治療する必要がある事を、説明しました。
今回は、更にそういう状況で、腎臓自体に対する治療に関しても説明してみます。
どういう事か?
科学的な治療と言うのは、原因を細かく分析して行って、輪郭がハッキリした原因をしっかり捕まえて、そこを治療します。
なので、腎臓以外が原因で腎臓が悪くなった時には、そもそもの原因が腎臓以外なので、まずそこを治療して、それ以上腎臓が悪くならない様にする…
今迄は殆どの、治療がそんな感じでした。
ですが、2021年9月より状況が一変しました。
SGLT-2阻害剤と言う、今まで糖尿病の治療薬が、慢性腎臓病に医療保険の適応が開始となりました。
つまり大手を振って、原因が何かは関係なく、腎臓が悪くなった状態の「慢性腎臓病」に処方できる様になりました。
今まで、腎臓自体に対する治療薬として、ACE阻害剤やアルドステロン受容体拮抗薬という降圧薬が知られていましたが、あくまでも降圧薬で、おまけに腎保護作用もある程度の感じでした。
ところが、SGLT-2阻害剤は、慢性腎臓病にしっかりと効果が出る薬として、処方できる様になりました。
かなり画期的で、個人的には、iPhoneやChatGTP出現位のインパクトが有りました。
そんなわけで、最初は1商品だけだった慢性腎臓病に適応のあるSGLT-2阻害剤も、現在は2商品になり、その後、慢性腎臓病ほど広くは無いけれど、世の中で多い糖尿病性腎臓病に対する薬も発売されて、腎臓自体の治療もかなりできる様になって来ました。
じゃあ、どういう感じで効果が出るのか?
次回、考えます。
慢性腎臓病の全般についてです。
慢性腎臓病について | 慢性腎臓病(CKD)の普及・啓発 | NPO法人 日本腎臓病協会
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