『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第11話「すべては愛のために」
ベルモンド邸前に現れた悪魔城に突入したトレバー、サイファ、アルカードは、ホールに残っていた吸血鬼将軍たちを次々と粉砕。一方、ドラキュラはアイザックを魔法の鏡で遥か遠くに逃がすと、単身三人の前に現れる。トレバーとサイファの援護を得て父と激突するアルカードだが……
第二シーズンも残すところあと二回、前回の急展開を経て、今回は主人公チームとドラキュラの決戦が繰り広げられます。
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ドラキュラへ叛旗を翻し、司教のゾンビを使った罠でドラキュラ軍をほぼ一掃したカーミラは、そのまま配下を悪魔城に攻め込ませたものの、そこでサイファの転移魔法のおかげで城は聖水の川に転落。両軍の大半が一掃される羽目に――という、何だかドラキュラにとっては悪い夢のような展開に前回はなりました。
それは仕掛けたカーミラにとっても同じことで、彼女はヘクターを連れてさっさと姿を消しましたが、漁夫の利となったのはトレバーたちでしょう。覚悟を決めて攻め込んでみれば、ホールに残っていたのはほんのわずかの敵のみなのですから。
しかし五人の吸血鬼将軍は健在であったことから、激しい戦いが始まります。トレバーは家伝のモーニングスターを振り回し(本作のモーニングスターは、ダメージを与えると爆発して範囲ダメージを与える特殊効果付き)、アルカードはアルカードソード――というより勝手に飛び回るのでほとんどインテリジェンスソード状態の剣と狼変化、そしてサイファはさまざまな形の火と氷で攻防自在の大暴れを見せます。
そんな三人がガタガタになったところに襲いかかるのですから、むしろ吸血鬼側がたまったものではありません。ドイツ系のザファールはモーニングスターの鎖で動きを封じられた末に口に尖端を叩き込まれて爆死し、インド系のラマンはモーニングスターは躱したもののアルカードにあっさり首を斬られて死亡。
そして同じくインド系のシャーマは接近戦を挑み、サイファの氷柱連打を躱し、鋭利な氷壁攻撃も上に飛び乗って突進――してきたところをサイファが壁を起こしたのでそのまま両断。スラブ系のドラゴスラブはアルカードと空中戦を演じたものの、モーニングスターで引きずり落とされたところにサイファが火炎放射。さらに日本出身の蝶は、アルカードの剣を霧になって回避するも、次の瞬間サイファに氷結されて粉砕――いやはや、その直前に悪魔城を引き寄せるという荒業を達成したあとにこの活躍、トレバーとアルカード(とくに後者)が立場ありません。
さて、その間にアイザックはドラキュラを守って書斎に撤退、ドラキュラを守って戦おうとするのですが――ドラキュラは魔法の鏡で彼を遥か彼方の砂漠に逃がし、単身三人を待ち受つことに。そして書斎にたどり着いた三人とドラキュラの最後の戦いが始まります。
この戦いでは(というよりその前の吸血鬼将軍との戦いも)接近戦が主体で、正直なところトレバーとサイファはもっと距離を取らなくてはいかんのでは――と思ってみていたら、やはり不利は否めないかアルカードがメインのアタッカーとなり、残る二人が援護に回ります。それでも三人がかりで互角の状況、ようやく追い込んだと思ったら、ドラキュラが城の通路一杯のサイズの魔力球を放ちます。ここでもサイファが魔力で抑えたものの、それでも物理的に押されるところをトレバーが背中を支えてフォロー、そしてアルカードが刀とともに突っ込んで押し返すのですが……
ここからがラウンド2、魔力球で開いた大穴を抜けて、ドラキュラとアルカードは壮絶な殴り合いを続けます(大穴が高温でブスブスいってるのでトレバーたちは迂回)。そして城の部屋を次々とぶち抜いた末に、二人は子供の頃のアルカードの部屋――ぬいぐるみなども並んだ、ごく普通の人間の子供と変わらぬ部屋にたどり着きます。
そしてここでドラキュラの様子が変わります。そう、この部屋を見て、自分が子供を――愛するリサとの間に生まれ、二人で育てた子供を殺そうとしていたことを理解したドラキュラ。自分の所業を悔いた彼は、アルカードが放った杭を受け容れ、崩れていくことになります。それでもなお彼がアルカードに近づこうとしたのは、あるいは彼を抱きしめようとしたものか――しかし無情にもというべきか、遅れて駆けつけたトレバーがその首を断ち、サイファが焼き払うのでした。
かくして終わったドラキュラとの戦い。いきなりドラキュラが人間めいた肉親の情に目覚めたように思えるかもしれませんが、しかし彼が人間の妻を失った復讐心という極めて人間的な感情で動いていたこと、そしてここしばらくはその想いも尽き、生きる意欲を失っていたことを思えば、十分頷けるところではあります。少なくも、アルカードが生まれた時、間違いなく彼は人間的な幸せの中にいたはずですから……
しかしその父を手に掛け、トドメを刺されるところを目にしたアルカードの心中やいかに。次回、どのような結末を迎えるか気になります。
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