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『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第20話「夜に備えて」

 ストリーガとモラーナたちがカーミラの策を実現すべく戦略を練る一方、レノーアはヘクターと逢瀬を重ねる。その頃、修道院の地下に巨大な魔物が磔になっているのを目撃したサンジェルマンの急報を受け、裁判官はトレバー、サイファらとともに兵を率いて修道院を包囲するが……

前話の紹介記事はこちら。

 いよいよシーズン3もクライマックス目前、今回はアイザックはお休み(しかし意外なところで名前が……)で、メインはヘクターとトレバー、すなわちスティリアとリンデンフェルドが舞台となります。

 スティリアの方では、カーミラの帝国作りをいかに実現するか、「昼」も遅くまでストリーガが頭を悩ます姿が冒頭に描かれます。どう見ても武人タイプのストリーガですが、それだけに軍略にはリアリストのようで、カーミラの豪快な策を実現するためには東西の両側に兵が必要で――と大いに悩んでいる様子です。しかしそこにやってきたモラーナは、行政官タイプの頭脳を活かして、敵方の傭兵を金を積んで引き抜けば、敵の戦力は減ってこちらの戦力は増える一石二鳥でしょ、と提案。そこに細かいところは気にしないカーミラがやってきて――と、三人三様なのが面白いのですが、この三人、誰か一人が崩れたらあっという間に崩壊しそうな……

 と、その三人とは目下別行動のレノーアは、個室を与えたヘクターのもとを頻繁に訪れている様子で、ヘクターもすっかり心を許しています。レノーアに与えられた書物から、吸血鬼のことを学んだよ! などと嬉しそうに報告していますが、お前そういうところだぞ――と思いながら見ていたら、彼女に「いい男」などと言われてドギマギ。おまけに、二人で駆け落ちしましょうなどとレノーアは誘うのですが――前シーズンにカーミラに騙されて酷い目に遭わされたことなど完全に忘れていそうなこの子には、学習能力というものがないのだな、と諦めるほかなさそうです。

 一方、リンデンフェルドでは、前回ラストで修道院地下で巨大な魔物「来訪者」が磔になっているのをサンジェルマンが発見しましたが――この手のブツの対処には慣れていそうな顔をしていながら、彼はめちゃくちゃビビって修道院を飛び出します。これだけ不審な様子を見せるサンジェルマンと出くわしながら、とくに捕まえもせずに見逃すサラ院長も本当にどうかと思いますが……
 そしてビビったまま裁判官のところに駆け込んだサンジェルマンですが、そこにいたのは前回から引き続きでトレバーとサイファ。ここでトレバーたちとサンジェルマンの情報を突き合わせれば、修道院で邪悪な企みが行われているのは明らかと、裁判官は兵を集めて修道院に乗り込むことを決意します。
 そんな状況でトレバーから、自分たちが戦っている間に無限回廊を開けと言われて素直に感謝したり驚いたりするサンジェルマンがキュートなのですが――はたして本当にこの人が単なるすっとぼけたおじさんなのか、と疑ってしまうのは、疑心暗鬼がすぎるでしょうか。

 そして夕方になって修道院を包囲し、討ち入りを宣言する裁判官ですが、修道院の中はもぬけの殻。いや、サラと修道士たちは、地下のあの「来訪者」のもとで、何らかの儀式を行う様子です。ちなみにこの来訪者は、アイザックによって作られたということですが――精錬前の人物は、もしかしてこれまで登場した人物なのでしょうか。
(以前、ベルモンド邸でトレバーと戦った魔物が、トレバーに目を潰された教会の男だったことがあるだけに)

 そしてところどころで状況が描かれるアルカードは、教師役に満足しているようですが、生徒であるスミとタカが、アルカードを信頼しているんだか尊敬しているんだか不安定な態度を見せます。
 事あるごとに隠しているものがあるのでは、と尋ねるのは、さすがに礼を失していると思うのですが、これが次回、大変な事態に発展することになるとは……

前話の紹介記事はこちら。


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