『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第14話「心の救済」
ヘクターがスティリアにいると知ったアイザックは、船長と名乗る船乗りの船で海を渡る。そのスティリアではカーミラがブライラまでの地域の人間たちを家畜にする計画を姉妹に披露、そのためにヘクターを利用しようとする。一方、アルカードの前には、教えを請うて日本から来たスミとタカが現れる。
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シーズン3の第2話は、アイザック、カーミラ一味、トレバー、アルカードの四元中継。このシーズンも当分はこのスタイルなのでしょう。
さて、今回一番出番が多かったのはアイザック。前回砂漠で自分を襲った人間たちを悪魔に変えた彼は、その後も次々と配下を増やして旅を続け、チュニスについた頃には一大軍団になっていました。当然恐慌を来す人々の中で、唯一平然としていたのは、アイザックが訪れた収集家の老人のみ。この老人は匂いでアイザックが悪魔精錬士と察知し、恐れることなく平然と遇します。
アイザックがここを訪れたのは魔法の鏡を求めてのことだったのですが、すでにそれはとある夫婦(アイザックの亡き主人)に譲ったと、代わりに小さな遠見の鏡を差し出します。生成AIなみの検索のこの鏡は、ヘクターの居場所、彼の居場所の全景、その城主と次々と示していく有能ぶり。そして老人は、自分はいずれ地獄に落ちる身、その時のために悪魔精錬士に貸しを作っておきたいとアイザックに鏡を差し出すのでした。
と、そんな味のある人物に出会って久々に人間らしい気分になっていたアイザックですが、そこに冷水をぶっかけたのはチュニスの警備兵の皆さん。今まさに立ち去ろうとしているアイザックを強引に排除しようとしたために、やはり人間なんて信用できないとアイザックは軍団に命じてチュニスで大暴れ――このまま港を襲って船を奪おうとするアイザックですが――ここでいい味出してる年配男性二号が登場します。
アイザックが狙った船の持ち主は「船長」と名乗る、見るからに年季の入った海の男らしい人物。この船長、アイザックの軍団を前に、怯えるでもなく、平然とアイザックに告げます。信頼を裏切られて怒るということは、あんたは信頼を重んじる人物ということだ――と。そしてまんまと自分たちの船乗りとしての腕を、金と身の安全の保証で取引した船長。契約の証と握手を求められて思わず握り返すアイザックは、本当は人が良すぎるのかもしれません。
さて、そのアイザックが向かおうとしているカーミラの城では、カーミラが姉妹の前で新たな碌でもない計画を披露。ブライラからの旅で、城からブライラまでの地域に、大きな人間の勢力も邪魔になる吸血鬼たちもないことを知ったカーミラは、この地域を占領し、住人たちを自分たちの食料用の家畜としようと考えていたのです。
前回、その地域を旅してボロボロになった姿を晒しておいて、占領というのはさすがに無理があるのではないかと思いきや、ヘクターに魔物の軍団を作らせようと、考えが深いんだか浅いんだかわからないことを言い出すカーミラ。そこを姉妹に突っ込まれても、拷問して言うことを聞かせればいいというカーミラは、致命的なまでに人間を理解していないのだと思わされますが――ここで姉妹で唯一まともっぽい外見のレノーアが彼を説得すると言い出すのでした。
そんな殺伐としたドラマが展開する中、唯一仲良しのトレバーとサイファですが、リンデンフェルドの朝市でトレバーの前に現れたのはサンジェルマン伯爵。前回、町で姓を名乗らなかったトレバーですが、サンジェルマンは一目で彼がベルモンドだと見抜き、自分はベルモンド一族と懇意にしていたと馴れ馴れしく近づきます。彼の正体を考えるとそれも頷けるのですが、この手の人間には警戒心の強いトレバーはスルー――するとサンジェルマンは、今度はサラ修道院長に接近したではありませんか。
相変わらず狂信者の目をしているサラですが、ドラキュラに並々ならぬ関心を持つらしく、サンジェルマンがドラキュラの知識を持っていると知るや、彼に修道院への出入りを認めます。しかし、ドラキュラの妻(リサ)は地獄におり、ドラキュラは彼女のもとに向かっていると、見てきたように述べるサラの真意は……
そして最後の出番はアルカード。相変わらず丁寧な暮らしを送っている彼が気配を察知して叩きのめしたのは、日本から来たというタカとスミの二人組でした。第2シーズンのラストで倒された吸血鬼将軍の一人・蝶の奴隷だったという二人は、蝶やその他の吸血鬼を倒す手段を得るべく、わざわざ日本から旅してきたというのです。
一人暮らしに参りかけていて「仲間」「継承」「伝授」という言葉に弱いアルカードは、ドヤ顔で弟子入りを認めて――本当に大丈夫なのか、この先に不安を残しつつ次回に続きます。
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