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『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第4話「石棺」

 グレシットに魔物が襲いかかる中、トレバーは襲撃が教会の行動が原因であると告発、サイファとともに人々を率いて魔物と戦う。戦いの末に地面が崩れ、街の地下に落下した二人は、そこに安置された石棺の中で眠りについてたアルカードと遭遇する。激しく激突するトレバーとアルカードだが……

 ついにシーズン1最終回――といってもたった4話なのですが、ついにここでトレバーが、サイファそしてアルカードとともに打倒ドラキュラを決意することになります。(グラントは……)

前回の記事はこちら。

 前回は、語り部たちを殺害しようとする群衆にトレバーが立ち向かう場面で終わりましたが、今回冒頭で描かれるのは、その群衆を先導した司教の前に魔物が殺到する姿。この司教、教会に魔物が侵入してきたことに信じられないような顔をしていましたが――本気で自分は神に守られていると思っていた様子です。サラを火あぶりにしたり、語り部たちを殺そうとしたことは間違っていない、神のご意思に適っていると思い込んでいるようですが、その点を魔物のリーダー格が散々嘲弄した挙げ句に惨殺するのが強烈です。

 一方、トレバーは群衆に囲まれたところを(結局無策だったのか?)、サイファの魔術に救われますが、群衆が怯んだところで扇動していた教会の男に反論――剣を持って一対一で戦おうぜと挑発しつつ、彼らの行動の愚かしさと、そもそも今回の襲撃の原因であることを糾弾します。が、そこまで説得力があるとは思えなかったこの言葉に、あっさりと乗って教会の男を寄って集って殺す皆さんが恐ろしい。まさに群集心理というべきか、これが中世人民なのか……
 しかし戦いはここからが本番。襲いかかる魔物たちに対して、トレバーは単身立ち向かう――わけではなく、武器を手にした群衆を指揮、サイファのフォローを受けつつ戦いを挑みます。無抵抗の人間をなぶり殺しに来たら最前線に立たされる皆さんは災難ですが(そうでもない)、ここで素人を率いてきちんとした指揮を見せるトレバーには、なるほどそういう教育も受けているのかと感心しました。

 そして先ほど司教を殺した魔物を倒し、一息ついた――と思いきや、地面が崩れて地下に落ちたトレバーとサイファは、まさにクリフハンガーの連続。悪魔城名物のデカすぎる歯車などの登場が嬉しくなりますが、妙にテクノロジーの跡が残る構築物を盛大に破壊しながら、水没した地下墓地の奥深くに落ちていきます。時計塔! 水没都市! 地下道! と『悪魔城伝説』
で見た舞台にテンションが上がりますが、ここでトドメとばかりに待つのはアルカード。第一話でドラキュラを止めようとした彼は、結局刃が立たずに深手を負い、一年間この地下の石棺で傷を癒やしていたのですが――そんな事情をなかなか話さないものだから、吸血鬼殺すマンであるトレバーと激突することになります。
 トレバーのバンパイアキラー(たぶん)とアルカードのアルカードソード(たぶん)の激突はなかなか見ごたえのあるアクションでしたが、途中にラフな喧嘩殺法を織り交ぜるトレバーと、あくまでも優雅に振る舞うアルカードの対比も楽しい。第一話で触れたように、トレバー役の置鮎龍太郎氏はゲームの方ではアルカードを演じてきたわけですが、やさぐれた暴れん坊役も似合いますし、アルカードを演じる三木眞一郎氏の多芸ぶりは言うに及ばず。第1シーズンのラストに相応しいものを見せていただきました。

 かくして互いの腕を確かめ合い、目的が同じであることを知ったトレバーとアルカード、そしてサイファは、力を合わせてドラキュラに挑むことを決意します。ようやく『悪魔城伝説』でのメインキャラクターが揃ったわけですが(グラントは……)、冷静に考えると本当にまだ戦いは始まったばかり、たった一晩グレシットを防衛したに過ぎません。はたしてここから、大軍を擁するであろうドラキュラをいかにして討つのか――やはり、いつも(いつも?)みたいに敵の懐に飛び込んで大将を討つつもりなのでしょうか。実質本編となる第2シーズンが楽しみです。

前回の記事はこちら。


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