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『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』 第21話「収穫の印」

 リンデンフェルドでは錬金術の印が刻まれた家々が次々と巨大な炎に包まれ、人々の魂を吸収した「来訪者」は無限回廊を開こうとしていた。一方、アイザックと配下の魔物たちは、魔術師の街に攻め込むが、その前に巨大なレギオンが現れる。そしてそれぞれ快楽に溺れるヘクターとアルカードだが……

前話の紹介記事はこちら。

 いよいよシーズン3もラスト一話前、4人の主人公が出揃ってそれぞれクライマックスを迎えるのですが――お前はそれでいいのか、と言いたくなるのが約2名……

 まずリンデンフェルドでは、平和な晩餐の一時を迎えていた人々が、突如家もろとも炎に包まれるという惨事があちこちで発生。その炎は犠牲者の魂を取り込み、修道院に吸い込まれていきます。そしてその炎が向かう先は、磔にされた「来訪者」――来訪者は、その力で無限回廊の入口を開こうとしていたのです。
 兵を集めていたのが完全に裏目に出た裁判官とトレバーたちは、この状況を少しでも早く食い止めるために修道院に突入しようとするものの、立ちふさがる修道士たちと大乱戦が始まります。そんな中で人間相手でもまったく手加減せず戦うトレバーとサイファですが、特にサイファは相変わらず氷の魔法を臨機応変に使って大暴れ。本当に、まったく以て戦闘の役に立たないサンジェルマンを氷のシールドで守りつつ、的確に敵を叩き潰す姿は実に頼もしいものがあります。
 しかしそんな乱戦の最中、来訪者が開いた門の影響で無数のウコバクと巨大な悪魔たちが出現。さらに混沌とした状況の中、トレバーとサイファ、サンジェルマンは修道院に飛び込みます。サイファが巨大な氷で強引に床をぶち抜いて地下に突入したその先には、来訪者とサラ院長が……

 その頃、魔術師の街ではアイザックと魔物たちの軍団が攻撃を開始、頭に光の茨の冠状のものを被せられてゾンビ状態となった人々の群れと激突します。その短刀を使って一瞬のうちに人間(の死体)を魔物に変える力を持つアイザックにとっては、ボーナスステージのような戦いと思いきや、とにかくゾンビの数が多い! アイザックの魔物も数が多いですが、それを遥かに上回る数の暴力に、魔物はどんどん減っていきます。
 さらに、ゾンビたちはなにかに引き寄せられるように街の上空に浮かんでいき、次々と寄り集まって巨大な球体に――と、これは『月下の夜想曲』以降、原作シリーズでお馴染みのボスキャラ、レギオン! 死体で構成された浮遊する球体という外見、そしてその死体を上空からボトボトと落としてくるという攻撃もゲームそのままで、嬉しいファンサービスです(ただしゲームよりも遥かに巨大だし、ガワが壊れても中からレーザーを撃ってきませんんが……)。
 さすがにこれにはアイザックも打つ手はなく、制御する人間を倒すしかないと、妖しげな光を放つ塔の中に飛び込みます。しかし塔の上に来たレギオンはゾンビを投下、それが塔の窓から手を出したり入り込んできたりと、アイザックをどんどんと追い込みます。それでもものすごい身体能力を発揮したアイザックは、ついに塔の最上階で魔術師と対峙――一度はあの光の茨の冠を被せられながらも、それを自ら引きちぎるという荒業で抜け出し、魔術師を殺します。それと同時にレギオンも崩壊していくことに……

 そんなわけでトレバーとサイファ、アイザックが大活躍(特にアイザックのアクション作画はちょっと凄いものがありました)している一方で、問題は残り二人です。ヘクターは前回の続きでそのままレノーアとベッドイン。激しくイチャイチャしながら、「忠誠を誓う、と言って!」とレノーアがいうので、プレイの一環かと思って言ってみたら、そのタイミングで魔法の指輪をつけられて、本当に忠誠を誓う羽目になったヘクターは、もう自業自得なので何も言いません。
 一方、眠れずに輾転反側していたアルカードのところには、薄物を羽織ったスミとタカが現れます。「ごほうび」と言われて思わず頬を赤らめた(赤らめるな)アルカードに、スミとタカはのしかかって――いや、アルカードの性的指向についてはとやかくいいませんが、男女二人に好きにされるアルカードの姿を誰が見たがったのか。スタッフか。これを許したコナミも大したもの――少なくとも日本では放送当時に炎上したという話はほとんど聞かないので、マイナー作品だったのが幸いしたのでしょうか。
 いや、アルカードが気持ちよくなってるのはまあいいとして、その末に魔法の拘束具でベッドに縛り付けられてしまうのは本当に何を考えているのか――スミとタカが何を考えているのかと同じくらいわかりません。

 そしてラストでは、来訪者がついに無限回廊を開け、その先に広がる地獄の光景が描かれます。荒涼とした世界が続いた果てに、意外と質素な館の跡地(焼き討ちされたリサの家?)で、リサを抱きしめるドラキュラの姿が描かれるのですが――二人は今何を思うのか。少なくとも今の息子の姿を見たら泣くと思います。

前話の紹介記事はこちら。


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