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観葉植物があるだけで、部屋はもっと心地よくなる【インテリア③】|リノベで後悔しない設計 #27


一級建築士・インテリアプランナーの関美和です。

住宅設計やインテリアに携わる中で、多くの住まいづくりに関わってきました。
リノベーションは、“見た目”だけでも、性能だけでも暮らしやすくなりません。

このシリーズでは、設計とインテリアの両方の視点から、後悔しない住まいづくりの考え方をお伝えします。



インテリア雑誌やモデルルームを見ていると、
なぜか素敵に見える空間があります。


高価な家具だからでしょうか。
広い家だからでしょうか。

もちろんそれもあります。

しかし、実は素敵だと感じる空間や、居心地のよい空間には共通点があります。

それが、
観葉植物です。


なぜ植物があると素敵に見えて居心地がよいの?

インテリアは、
木・布・金属・ガラスなど、
人工的な素材で構成されています。

そこに植物が加わると、
自然の色や形がアクセントになります。

特に植物の緑色は、
木の色とも相性が良く、
どんなインテリアにも比較的合わせやすい色です。

シンプルな部屋でも、
観葉植物をひとつ置くだけで
空間に柔らかさや温かみが生まれます。


実は心理的な効果もある

人は本能的に自然を求めると言われています。


公園を散歩すると気持ちが落ち着いたり、

森の中でリラックスできたりするのも同じです。

室内に植物があると、
視覚的な癒しにつながり、
心地よさを感じやすくなると言われています。

だからこそ、
ホテルやカフェ、
オフィスなどでも植物が多く使われているのです。


最近では、植物や自然を暮らしの中に取り入れ、毎日をより心地よく過ごすためのデザイン手法として、
「バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)」という考え方も注目されています。

観葉植物は、
その考え方を最も手軽に取り入れられるアイテムの一つです。

植物や自然の力を暮らしの中に取り入れ、毎日をより心地よく過ごすためのデザインの考え方



緑のある空間は、ホッと気持ちが落ち着いたり、リラックスできたりと、心にも良い影響を与えてくれると言われています。

私は、観葉植物はインテリアを美しく見せるだけでなく、暮らしに安らぎを添えてくれる存在だと思っています。


だからこそ、
「おしゃれだから置く」だけではなく、
毎日を心地よく過ごすためのインテリアとして、ぜひ取り入れていただきたいと思っています。



まずは1鉢からで十分

観葉植物は、
最初からたくさん置く必要はありません。

おすすめは、
まず1鉢。

リビングなら
テレビボードの横。

ダイニングなら
テーブルの近く。

玄関なら
下駄箱の上。

たった1鉢でも、部屋の印象は驚くほど変わります。


初心者におすすめの植物

植物を枯らしてしまいそうで不安。
そんな方も多いと思います。

女性同士で観葉植物の話になると、
「私はサボテンを枯らす女なの。」
という言葉を耳にすることがあります。

その経験から、
「観葉植物を育てるのは自分には向いていない。」
と思っている方も多いのではないでしょうか。

でも実は、サボテンは意外と育てるのが難しい植物です。
枯れてしまう原因の多くは、水のやりすぎによる根腐れのようです。
かわいがるあまり、お世話をしすぎてしまうのですね。

これまでサボテンをうまく育てられなかった方や、
初めて観葉植物を育てる方には、
比較的育てやすい品種から始めるのがおすすめです。


ホームセンターや園芸店でも手に入りやすく、  
比較的丈夫な種類です。 

※巻末におすすめの園芸店をご紹介しています。


ウンベラータを育てる楽しみ

フィカス・ウンベラータは、大きなサイズになると価格も高くなります。

これは、時間をかけて育てられていることに加え、幹を少しずつ曲げながら樹形を整え、デザイン性を高めているためです。

そのため、最初は高さ1m前後の比較的小さなものを選び、自分好みの樹形に育てていくのも楽しみ方の一つです。

私も以前、ウンベラータを約10年間育てていましたが、週に1回程度の水やりでも元気に成長し、高さ約1.5mほどだったウンベラータが、リビングの天井近くまで大きく育ちました。

大きくなりすぎた場合は枝を剪定し、上へ伸ばすだけでなく横へ広げながら樹形を整えることもできます。
また、挿し木という方法で鉢を増やすこともできます。

観葉植物は「買って終わり」ではなく、暮らしとともに育てていく楽しみがあるのも、大きな魅力だと思っています。

写真中央の大きな植物が「フィカス・ウンベラータ」です。
ハート形の葉が特徴で、インテリアグリーンとして非常に人気があります。


植物を置く場所にもコツがある

観葉植物は、
部屋の隅に追いやられることがあります。

しかし、
インテリアとして考えるなら、
あえて見せる場所に置くこともおすすめしています。


例えば、
・ソファの横
・テレビボードの横
・窓際
・玄関(光の入りが必要)


こうした場所は視線が集まりやすく、
植物の存在感も活かせます。


水やりが心配な方へ

「観葉植物を育ててみたいけれど、水やりを忘れてしまいそう…。」

そんな方には、
水やりチェッカー(水分センサー)がおすすめです。

土に挿しておくだけで、水やりのタイミングを色で知らせてくれるため、「まだ大丈夫かな?」「もう水をあげた方がいいかな?」と迷うことが少なくなります。

私も、忙しくてつい水やりを忘れてしまうことがありますが、このようなアイテムがあると、植物を無理なく育てやすくなります。

植物も、一度に完璧を目指す必要はありません。

便利なアイテムを上手に活用しながら、暮らしの中に少しずつグリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。

🌿 おすすめの水やりチェッカーはこちら
(Amazon)

※Amazonアソシエイトを利用しています


フェイクグリーンでも大丈夫

実は、
植物を育てるのが苦手な方も少なくありません。

日当たりが悪い。
旅行が多い。
水やりを忘れてしまう。

そんな場合は、
無理をして本物を置く必要はありません。

最近のフェイクグリーンは非常によくできていますし、
少し離れると見分けがつかないものもあります。 

また最近では、光触媒加工などにより空気をきれいにする効果が期待できるタイプや、
消臭・抗菌機能を備えたタイプ、紫外線による色あせを抑えたタイプなど、さまざまなフェイクグリーンが販売されています。

お手入れがほとんど不要なので、忙しい方や植物を育てるのが苦手な方でも、気軽に緑のある暮らしを楽しむことができます。

フェイクグリーンだとしても、空間に緑を取り入れることは、心理的な安らぎやリラックスにつながると言われています。

お手入れに不安がある方は、フェイクグリーンから始めてみるのも一つの方法です。


インテリアは完成し続けるもの

家具や床材は、
一度決めると簡単には変えられません。

一方で、
観葉植物は後からでも取り入れられます。

しかも、
比較的少ない予算で、
お部屋の印象を変えることができます。


高価な家具を買い足す前に、
まずはお気に入りの植物を1鉢迎えてみてはいかがでしょうか。

それだけで、
お部屋は少しだけ心地よく、
少しだけ豊かな空間になります。

【ご参考】おすすめのショップ・園芸店

「実際に見て選びたい」という方のために、私がおすすめするお店をご紹介します。

① 観葉植物の取り扱いがあるインテリアショップ

※店舗によっては取り扱いがない場合もありますので、事前にご確認ください。

・ACTUS
・IDEE
・THE CONRAN SHOP
・journal standard Furniture
・unico
 

② おすすめの園芸店(都内近郊)

🌿 SOLSO HOME(代官山)
デザイン性が高く、おしゃれな樹形が豊富です。

🌿 SOLSO PARK(乃木坂)
人気のオージープランツや観葉植物、おしゃれな鉢が並び、植物のディスプレイも参考になる、とても居心地の良いショップです。

🌿 garage(living with plants)(千代田区)
インテリアと植物の組み合わせ方がとても参考になります。

🌿 プロトリーフ(二子玉川)
植物だけでなく、鉢や育て方についても相談しやすいお店です。

🌿 オザキフラワーパーク(練馬区)
関東最大級の園芸店。ウンベラータなど大型の観葉植物も数多く展示されています。 

🌿 SOLSO FARM(川崎市)
植物の種類が豊富で、おしゃれな鉢やガーデン雑貨も充実しています。


実際のお店では、植物だけでなく
「どんな鉢に植えられているか」「家具や照明とどう組み合わせているか」
も、ぜひ参考にしてみてください。

暮らしが心地よく感じられるヒントがたくさん見つかります。


インテリアは、
家具を揃えれば完成するものではありません。

植物が一鉢加わるだけで、
空間はもっと心地よく、
暮らしはもっと豊かになります。

ぜひ、お気に入りの一鉢を見つけて、
緑のある暮らしを楽しんでみてください。



次回は、
季節感を楽しみながら、
飽きのこないインテリアをつくる方法についてお話しします。

(関連ページ)
👉インテリア①
理想のインテリアには「絵地図」が必要です


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このブログが、リノベで後悔しないためのヒントとして、少しでも参考になれば嬉しいです。


関 美和|一級建築士
▼プロフィール・活動はこちら

https://miwaseki.carrd.co/%20


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