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スマートホームで暮らしはここまで変わります|リノベで後悔しない設計 #25

― 家が家族に合わせて動いてくれる時代へ ―


一級建築士・インテリアプランナーの関美和です。
住宅設計やインテリアに携わる中で、多くの住まいづくりに関わってきました。 

リノベーションは、“見た目”だけでも、“性能”だけでも暮らしやすくなりません。
このシリーズでは、設計とインテリアの両方の視点から、後悔しない住まいづくりの考え方をお伝えしています。



スマートホームは、もっと身近な設備になりました


以前、「スマートホーム」と聞くと、

高級住宅や最新モデルハウスだけに採用される、
少し特別な設備というイメージがありました。

しかし今は違います。

スマートフォンやAIスピーカーの普及により、一般の住宅でも気軽に取り入れられる時代になりました。

私自身も、リノベーションの打ち合わせで、

「スマートホームを取り入れたいのですが、できますか?」

というご相談をいただく機会が増えています。


スマートホームとは

スマートホームとは、
照明やカーテン、エアコン、玄関ドアなどをインターネットでつなぎ、
スマートフォンや音声で操作したり、自動で動かしたりする仕組みです。

私は、
スマートホームとは、
「家が家族に合わせて動いてくれる住まい」
だと思っています。

人が設備に合わせるのではなく、
住まいが暮らしに寄り添ってくれる。

そんな時代が始まっています。



本当に便利なのは「自動化」

スマートホームというと、
「アレクサ、電気をつけて。」

そんなイメージを持たれる方も多いと思います。

もちろん、それも便利です。

でも私が本当に便利だと感じるのは、
何もしなくても家が動いてくれることです。

例えば、
朝7時。
自動でカーテンが開く。
自然光が部屋に入り、
気持ちよく目が覚める。

夜になると、
照明が自動で点灯する。
外出先から、
エアコンの消し忘れや照明を確認できる。

毎日繰り返している小さな動作を、
住まいが代わりに行ってくれるのです。

一つひとつは小さなことですが、毎日の積み重ねが暮らしの快適さを大きく変えてくれます。

何気ない動作を自動化することで、時間だけでなく、心にもゆとりが生まれます。これも、これからの住まいづくりで考えておきたい設備の一つだと思っています。


リノベーションだからこそ考えたい

最近では、
スマート電球やスマートリモコンなど、
後から取り付けられる製品も増えています。

しかし、
電動カーテンや電動シャッター、
一部の住宅設備などは、

配線や電源を設計段階で考えておいた方が、
仕上がりも美しく、
選択肢も広がります。

だからこそ、
リノベーションやリフォームは、
スマートホームを取り入れる絶好のタイミングなのです。


スマートホームを取り入れるなら「Life Assist2」

私が注目しているシステムの一つが、

LIXILのLife Assist2です。

LIXILのLife Assist2は、住宅設備や対応家電をつなぎ、スマートフォンやAmazon Alexaなどの音声アシスタントと連携できるスマートホームシステムです。


例えば、
「アレクサ、おはよう」
という一言で、

・照明が点灯する
・エアコンが運転を開始する
・対応機器をまとめて操作できる

といった一連の動作を、あらかじめ設定したシーンとしてまとめて実行できます。

また、
「おやすみ」のシーンで照明を消したり、対応する玄関ドアであれば施錠状態を確認したりすることも可能です。

さらに、対応する給湯器であれば、外出先からお湯はりを開始することもできます。

帰宅する頃にはお風呂の準備ができているため、忙しい日にも便利な機能です。

設備を一つひとつ操作するのではなく、暮らし全体をまとめてコントロールできることが、スマートホームの大きな魅力です。

対応する給湯器であれば、
外出先からお湯はりを開始することもできます。


朝が変わる電動カーテン

私がぜひおすすめしたい設備の一つが、

電動カーテンです。

例えば、
タチカワブラインドのホームタコスを利用した電動カーテンレールなどを利用すると、
決まった時間に自動でカーテンを開閉できます。

☀️朝
自然光で目覚める。

🌙夜
決まった時間に閉まる。

そんな毎日のリズムづくりにも役立ちます。

朝が苦手な方にも、
おすすめしたい設備の一つです。

配線や電源工事が必要になる場合があるため、
リノベーションやリフォームのタイミングで計画すると取り入れやすい設備です。


防犯対策にも役立ちます

スマートホームは、
防犯面でも大きなメリットがあります。

例えば、
旅行中。

夜になると自動で照明を点灯・消灯。

まるで誰かが家にいるように見せることができます。

また、
外出先から照明や玄関ドアの状態を確認できるため、

「鍵を閉めたかな。」
「電気を消したかな。」

そんな不安も減らすことができます。

防犯は、鍵だけではありません。

スマートホームなら、
照明やシャッターを自動で動かし、
在宅しているような生活リズムを再現できます。リノベーションを計画する際は、
快適性だけでなく、防犯性という視点からも検討しておきたい設備の一つです。


留守中の生活リズムを再現できることも、スマートホームならではの魅力です。


将来の暮らしも考えて

スマートホームは、
若い世代だけの設備ではありません。

例えば、
年齢を重ね、
足腰が弱くなった時。

ベッドから立たなくても、
💡照明を消せる。
🪟カーテンを開けられる。
🛋️エアコンを操作できる。

そんな小さな便利さが、

将来の暮らしを大きく支えてくれます。

私は、
これも一つの
「バリアフリー」
だと思っています。

段差をなくすことだけが、
バリアフリーではありません。

暮らしの負担を減らすことも、
これからの住まいには大切な考え方だと思っています。


全部スマート化する必要はありません

もちろん、
家中すべてをスマートホームにする必要はありません。

例えば、

・リビングの照明だけ
・電動カーテンだけ
・玄関だけ

そんな小さなところから始めるだけでも、

暮らしは十分便利になります。

大切なのは、
最新設備を入れることではありません。

ご家族の暮らし方に合った便利さを選ぶことです。


工事なしで始められる「SwitchBot」という選択肢

「スマートホームは便利そうだけれど、
リノベーションをしないと導入できないのでは?」

そう思われる方も多いかもしれません。

実は最近は、
SwitchBot(スイッチボット)のように、
工事をしなくても手軽に始められる製品が増えています。

例えば、
・スマートフォンからエアコンを操作する
・カーテンを自動で開閉する
・照明をスマートフォンや音声で操作する

といったことが比較的手軽に実現できます。

外出先から
エアコンをつけたり、
朝決まった時間にカーテンを開けたり、
旅行中に照明を自動で点灯させたりと、
暮らしに合わせて少しずつ便利な機能を取り入れることができます。

→カーテン開閉のスイッチボット

(Amazonアソシエイトを利用しています)


一方で、
「まずは試してみたい。」
「一部だけ便利にしたい。」

という方には、
このような後付けタイプの製品から始めてみるのもおすすめです。

スマートホームは、
特別な家だけのものではありません。

今では、暮らしに合わせて少しずつ取り入れられる、
身近な設備になってきています。

まとめ

スマートホームは、
未来の住宅ではありません。

今の暮らしを、
少しラクにしてくれる設備です。

リノベーションでは、
壁紙や床材だけでなく、
「どんな暮らしをしたいのか」
という視点で設備を選ぶことも大切です。

朝は自然光で気持ちよく目覚める。
外出先でも住まいの状態を確認できる。
毎日の小さな動作が少し減る。

そんな積み重ねが、
暮らしの快適さにつながっていきます。

これからリノベーションやリフォームを計画される方は、

ぜひ一度、
「どんな設備を付けるか」ではなく、
「どんな暮らしがしたいか」

という視点から、スマートホームについて考えてみてください。

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このブログが、リノベで後悔しないためのヒントとして、少しでも参考になれば嬉しいです。


関 美和|一級建築士
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