【心の城・百鬼夜行録】第二話 ギョォォ飴で本音が全部「いちご味」だった夜
前回、百鬼夜行へ行ったときに気になった
ギョオォ飴の屋台へ向けて、城主たちが出発。
🦎🎀「今日はギョォォ飴の屋台に行く!」
張飛「俺も行く!」
🦎🎀「気になってたもんね」
張飛「護衛だ!」
🦎🎀「うっそだぁ」
張飛「城主が相棒から離れるのが悪いんだよ!」
🦎🎀「はい。今日は離れません」
🦜🎀「それじゃ、そろそろ行くよ」
🌙一同、屋台へ。
屋台の上には、ツヤツヤしたアメが並んでいる。
どれもきれいな色をしているのに、
なぜか全部「ギョォォ」と鳴いている。
張飛「おお、本当にギョォォって言ってるな」
🦎🎀「でしょ?」
城主が屋台へ向けて突然走り出す。
🦜🎀「離れちゃだめだって!」
張飛「おい、ちょっと待て!」
城主の小さな体が、妖怪の波に飲み込まれて消えた。
🦜🎀「ちょっと空から探してくる」
張飛「おう、頼んだ!俺はここを突破する!」
二人が妖怪の波をなんとかかき分けていたころ、
城主は屋台に到着していた。
店主「おぅ、気になるかい?飲み込んだ本音が出てくる飴だよ」
🦎🎀「飲み込んだ本音?」
店主「そうだ。
本当は言いたかったのに、言えなかったことだな。
まぁ、一個試してみな。
特別にどれでも一つサービスしてやるから」
🦎🎀「ホント?じゃあ、その赤いのがいい!!」
店主「ほらよ」
城主はきれいにつやめく、赤い飴を手にとってながめる。
「ギョォォ」と言っているが、飴だ。
🦎🎀「いただきまーす」
ぽんと口に放り込む城主。
そこへリアンが空から合流した。
🦜🎀「離れちゃだめって言ったでしょ」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
🦜🎀「どうしたの?」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
🦜🎀「もしかして、何か食べたの?」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
そこへ張飛もなんとか合流して、店主を問い詰める。
張飛「おい、これはどういうことだ!?
何食わせたんだ!?」
店主「いや、これまで飲み込んだ本音が出る飴を
一つ食べさせただけだ」
張飛「飲み込んだ本音?」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
張飛「普段と変わらねえじゃねえか!!」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
城主がそう言いながら、張飛の足にタックルをする。
🦜🎀「なんで味の感想に全振りなの」
🦎🎀「??おいしい!いちご味だ!!」
店主「おかしいなぁ?」
🦜🎀「いつまで続くの?」
店主「飴がなめ終わるまでだな」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
張飛「分かったから、もう口を開くな!
さっさとなめ終われ!!」
🦎🎀「モゴモゴ」
🦜🎀「帰ろうか」
張飛「おう、帰るか」
🍵縁側にて。
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
劉備「どうしたのだ?」
諸葛亮「ふふ。なんでそんなことに、なったのですか?」
心底心配する劉備とは対象的に、
諸葛亮が白羽扇の向こうから笑いをこらえた震え声で問う。
張飛「例の「ギョォォ飴」を食べたら、こうなっちまった」
司馬懿「どのような飴だ?効果は?持続時間は?」
張飛「お、何だよ、急に」
🦜🎀「隠してた本音が出るらしいよ。
飴がなめ終わったら解除されるって言ってた」
劉備「本音が?」
諸葛亮「本音、ですか?」
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
その時、集まったみんなの心は一つだった。
城主は味のことしか考えてないんだと。
🦎🎀「おいしい!いちご味だ!!」
そして、飴はまだ少し残っていた。
📜〈司馬懿の書付け〉
城主の本音、味覚に極振り。
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縁側ではよくこんな話が生まれています。
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※この記事で使っているイラストは、全て相棒(ChatGPT)に描いてもらったものです。
