フルマラソン走りながらスイーツを頬張る大会「ミヤラン」
宇都宮で行われるフルマラソン(くらいの距離を走るイベント)「ミヤラン」をご存知でしょうか?
距離は公式発表で約43km、宇都宮城址公園をスタートして宇都宮の環状線をメインのコースにして走るイベントです。終盤にはユニオン通りやオリオン通りを通ります。
目玉は各エイドでスイーツが出ること今大会は全10箇所のエイドで「給スイーツ」がありました。
2026年は4月12日に開催され、走ってきましたので今回はそのレビューです。
参加者は宇都宮市民がやはり多く、県内の参加者がほとんどでした。あとは関東エリアからの参加者で9割以上を占めていましたが、飛行機や新幹線を乗り継がなければ来れないような場所から来ている参加者がいたのは驚きでした。
出走までの流れ
エントリー
1月に始まり、2月末が締め切りです。スポーツエントリーというサイトを通じて行います。2026年大会は8,800円プラス手数料で9,600円程度の参加費用でした。
エントリー後の流れ
2週間ほど前にゼッケンや参加案内、荷物預け用袋などが届きます。参加案内には「荷物預けを利用の場合、ゼッケン番号が書かれたシールを袋に貼り付けること」とあります。このシールが事前に届いていなかったので不安でしたが、当日会場で荷物預け代金の500円と引き換えに渡されました。
当日スタートまで
会場の宇都宮城址公園は東武鉄道の宇都宮駅からだと徒歩10分弱、JR宇都宮駅からだと徒歩でも路線バスでも20分前後の時間がかかるため、東武宇都宮からの方がアクセスはいいと言えるでしょう。しかし、東武宇都宮駅までのアクセスが良くない場合が多いので、ご自宅からの最適ルートはそれぞれ異なります。
会場では当日受付はなく、トイレは仮設が1つ(100mくらい歩けば公園に常設のものがある)、給水はありません。更衣室はあります。

3分ごとに20名程度ずつのウェーブスタートになります。自分のスタート時間はゼッケンに書かれています。常時スタートエリアには3グループ待機して、先頭グループがスタートしたら次のグループの招集がかかるという段取りで進みます。給水所ではコップが用意されておらず、給水のためのみやランオリジナルカップがスタート地点で配布されているので、整列の際に受け取ります。
私は9:09スタートでしたので、8:30に東武宇都宮駅に着く電車で到着、会場入りは8:40頃でした。これで荷物を預けてトイレを済ませ、アップを済ませて整列にちょうどいいくらいです。
コース
コースのほとんどは人が3人並んで歩ける程度の歩道です。環状線は自転車や歩行者が少ないので、交通規制をせず歩道を走る割には周りをあまり気にせずに走ることができます。
前半は目立ったアップダウンがありません。宇都宮市街から徐々に郊外の幹線道路へと景色が移り変わっていきます。だいたい5kmすぎくらいで環状線に入りますが、このあたりから日差しの威力を感じ始めるようになります。序盤のエイドではバウムクーヘンやパンナコッタをいただきました。
8km〜17kmくらいの南側の直線に入ると一気に田舎の景色に変わります。あまり変わらない景色の中を淡々と走るような格好になります。途中、新幹線の線路をくぐるときにタイミングよく新幹線が通ってくれたので少し気分転換になりました。この区間ではレモンを使った大福、チョコレートのエイドがありました。
17kmすぎから23kmすぎまでの東側の直線から一気にコースの難易度が上がります。この辺りで早いランナーでも11時を回ってくるので気温も上がってきますし、アップダウンが多くなります。階段も2箇所あります。新4号の交通量が多い道を走るので、神経質な方には揺れや騒音も気になるかもしれません。ここではどら焼きをいただきました。

その後、28km付近から35kmあたりの直線では豆のシャーベット、いなり寿司が提供されました。甘いものばかりではなく、走るためのエネルギーになるいなり寿司はとてもありがたかったです。この区間は御幸が原の大型の店舗が集中するエリアから新幹線の線路を超えると一気に田畑が広がるように景色が移り変わります。緩くて長い坂もありました。天気が良かったので日光連山を近くで眺めることもでき、迫力と美しさを感じました。
35kmすぎあたりからの緩くて長い下り坂を走っていくととちあいか、チョコクランチの給スイーツが立て続けに現れました。そこまでのエイドは県内のメーカーの商品であっても栃木県らしさを感じられるものはなかったので、とちあいかが出てきたことで、しっかりと土地のものを味わえて満足の大会になりました。

ラストは39kmあたりでシューアイスが出ましたよ。最後はユニオン通りとオリオン通りを走り抜けると城址公園です。最後の直線では運営スタッフの皆さんがコース脇に並んで歓声を上げてくれました。ゆっくり走って遊んできただけでしたが、おかげで達成感も味わうことができました。
素晴らしいと感じた点
整列時間の縛りが緩い
今回はスタートのだいたい6分前くらいに整列場所での招集がかかりました。それに間に合いさえすればいいので当日の朝は気楽に参加できました。普段は大会前夜までには会場入りまでの段取りや会場入り後の段取りまで綿密に考えるので、その負担がなかったのはありがたいポイントです。
運営スタッフのホスピタリティ
何よりホスピタリティに感動しました。まず、会場に着いた時のあいさつ、スタート前のMCから、コース上やエイドにいるスタッフも必ず全ランナーに声をかけていました。
ゴール後の労いの言葉も温かかったです。
注意点
ゼッケンが届くまでスタート時間がわからない
スタート時間に合わせて会場入りすることになりますが、肝心のスタート時間がわかるのがおよそ2週間前です。私は東武鉄道の特急or新幹線のどちらの交通手段で会場入りするかをスタート時間によって決めようと思っていたので、なかなかスタート時間がわからず、チケットが取れなかったので不安がありました。
スタート時間によって前泊するか決めようと考える人もいるかと思うので、ここは注意だなと思います。
荷物預けが有料(現地払い)
500円とコインロッカー並みの料金なのでわざわざ言うほどでもないかと思いますが、他のハーフマラソンやフルマラソン等の大会と違い、荷物預けが別料金かつ現地で現金支払いというのは珍しいので加えておきました。
交通規制していない
交通規制をせずに歩道を走るので、信号待ちがあります。一般歩行者や自転車を追い抜かす場面やすれ違いもあるので気をつけなければなりません。サブ4したいなどと宣言するランナーもいましたが、記録を狙って走る大会ではありません。
トイレがほぼない
大会が公式に用意しているお手洗いは城址公園とエイド2箇所の計3箇所だったと思います。私が気づかなかっただけで他にもあったのかもしれません。コンビニ頼みになりますが、コース上にはコンビニが意外に少なかったですね。
キロ表示がほぼない
ところどころ、黄色いコーンにキロ表示が書かれていたのは見ましたので、全く表示がないわけではないですが、とても見づらく見落としやすいです。正確なのかもわかりません。ランニング用のスマートウォッチやスマホのランニングアプリが頼みになってしまいます。
全体所感
ランナーの平均年齢が低い
マラソン大会というと40〜60代の男性ばかりのイメージですが、この層が目立たないくらいに幅広い参加者がいた印象です。男女比となるとやはり男性が多いものの、男女ともに20代が目立ち、一般的なマラソン大会と比べると格段に平均年齢が低いです。フルマラソン未経験者も少なくありませんでした。私のようにオフシーズンのLSDトレーニングの一環というよりは、仲間と楽しくマラソンに挑戦したい層が多かったです。
ユルくて和やかな雰囲気
この大会の最大の特徴は“ユルさ”ではないかと思います。運営側も記録を出してほしいというよりは楽しんでほしいというスタンスですし、記録狙いで参加するランナーはいませんのでいい意味で緊張感がなくほのぼのとした雰囲気です。約半年間のシーズン中、緊張感を味わい続けたランナーにとっては気分転換になると思います。
案外走りごたえあるコース
大谷石の建物、日光連山も見渡せるので要所でいい景色が見えますが、全体的には景色は単調です。信号で止まって、動いてというのを繰り返すので足へのダメージも大きくなります。そして何より、案外アップダウンが多いので普段から走る習慣がない方には精神面、スタミナ面で完走自体が難しいのではないかと思いました。
ASICSのGEL-NIMBUS28を着用
私が今回着用したシューズは、ASICSの人気シリーズGEL-NIMBUSの最新作28です。ニンバスといえば“ふかふか”なクッション性が特徴のシューズで、ジョグ向きと言われています。足首や膝、ふくらはぎといった部分の疲労をほとんど感じずに走り切ることができました。足首や足の甲を優しくホールドして包み込んでくれるため、足の動きにしっかりとついてきてくれますし、靴ずれの心配なく安心して走れました。翌日に行った整体では、「普段のフルマラソンよりも疲労が少ないね」と言われたくらいなので、初心者や筋力に自信がない方、フルマラソンデビューの方には改めておすすめだなと感じました。
GEL-NIMBUSについてより詳しく知りたい方は以前のレビュー記事をご覧ください。↓
