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【食レポ】ヴィーガン&ベジタリアンレストラン歓喜心集Joyheart台北南京店(台北市・蔬食)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

今回の台湾で外帯(テイクアウト)ではなく唯一、ちゃんと外食した蔬食餐坊の歓喜心集。
MRT松山新店線(緑色)台北小巨蛋(台北アリーナ)駅の3番出口から寧安街にある私立育達商業職業学校を目指してください。斜め向かいに歓喜心集があります。

入口の左側です。
なんか、いい感じでしょう。

店内に入ると、もっと素敵です。
我が家は右下に見える窓側の席に座りました。オープンと同時に入店したので他のお客様が写り込むことなく撮影できました。

地図の上にはプロジェクター用のスクリーンがあります
説明はのちほど

レジ横にある歓喜心集の紹介POPです。

それぞれ、ズームアップしてみましょうか。

月~土曜の営業です
日曜日は定休日
カフェタイム
テイクアウト
これ、頼んでいる方多かったです
イベントなどでの貸し切り案内

2018年に台湾の会社法が大きく改正されて、外国会社の認許制度が撤廃されましたが、台湾での仕事に関連している方はよくご存じのとおり、それ以前は台湾の現地企業との合弁会社を設立することが多かったですよね。
これまでご紹介してきたヴィーガンレストランでも、日本人と台湾現地のスタッフがランチミーティングをしている場面と遭遇することがありました。
今、台湾の人口の13~14%がヴィーガン・ベジタリアンというデータがでてきていますから、ランチミーティングをする場合には日本以上に気を使わなければならないと思うんですね。
台湾では、素食専門店でなくても、何かしら素食メニューはあるものの、できることなら歓喜心集のような安くてお得で美味しいレストランを利用してノンヴィーガンの人も、時には美味しい素食を一緒にいただくこともオススメです。
先ほどの店内写真にあるプロジェクター用のスクリーンまで設置しているレストランって、ほかにはなかなかないと思うんですよ。
貸し切りの場合には、できれば電話での問い合わせをお願いします、ということでした。

それから、気になったのが、こちらの感謝状。

コロナ禍真っ只中の2021年、2つの病院と食事もままならないご家庭の子供達のためにお弁当を無料で提供されています。
昨年紹介した【食レポ】蔬饗樂 sushinerもそうでしたが、台湾の飲食関係者は、そういうの、当たり前のことのようになさってますね。

《シェフのお任せランチ定食(デザートセット付)》
ランチの定食は、このシェフお任せのみとなります。

と、ここで私たち、食後のデザートセットが別につくということに気づかず、食事代を払って帰ろうとしたんです。
その時、シェフに「可以在日本的部落格上介紹嗎?(日本のblogで紹介していいですか?)」とお聞きしたら、やっぱりびっくりされて喜んでくださったんですよ。
それで「給你們上甜點套餐、請稍等(デザートセットをお出ししますので、ちょっと待ってください)」と言われて席に戻りました。

デザートセットは有機紫米花青素茶とヴィーガンクリームどら焼きのセットです。
このデザートセット付のシェフお任せ定食、おいくらだと思います?
1人380元(今日のレートで1,900円)です。
日本円で考えても2,000円からおつりがくるなんて。

《オーナーとの出会い》
デザートをいただいている途中で「私がこのレストランのオーナーです」と私たちのテーブルにいらっしゃいました。
なんと、お名前、静雅さんです。
静かな雅…
こちらはうるさい雅ですか? 笑
日本人客は、おそらく初めてで、しかも日本でレストランを紹介してくれるということで、シェフが急ぎ、オーナーに連絡を取ってくださったようです。
それからしばらく翻訳アプリを使いながらオーナーと話をしました。

《まずはデザートセットの説明から》
有機紫米花青素茶は、台湾の野生の紫米なんだそうです。
このお茶、SNSなどで尿道の炎症や前立腺肥大に非常に役立つと多くの人たちが情報共有しているのだそうです。
台湾では、こういった民間療法の健康茶や薬膳スープなどが日常的に飲まれていますよね。
そして、ヴィーガンクリームどら焼きは、乳製品も卵も使われていません。

《試飲と試食》
「私たちの珈琲は、とても特別なものです。試してみませんか?」と言って出されたのが、こちら。

写真だけでは、わからないですよね。
これ、玄米入り珈琲なんですがクリーマーも砂糖も使っていないんですけどラテのような味がするんです。
牛乳の代わりに有機玄米を使っているんだそうです。
そういえば、最近、米で作ったミルクって出始めていますよね。
砂糖も使っていないのですが、甘味は米本来の甘みから生まれたものなんだそうです。

それから次に出されたのが、こちら。
台湾の中秋節用のデリバリーに使う料理のひとつ。

湯葉を揚げて甘辛く煮付けたものです。
先月ご紹介した【買レポ】宮城野ゆば本舗でも、湯葉を揚げて煮付けていましたね。
上にのっているのは。クコの実。
これ、最後にびっくりするようなことになります。

そして、ここまでの料理を見て気づかれた方はいらっしゃるでしょうか?
ヴィーガン&ベジタリアンレストラン歓喜心集というお店の名前になっていますが、すべてヴィーガン料理です。
通常は、ベジタリアン料理がベースになっていて、そこから乳製品と卵を抜くっていう引き算なんですね。
でも、歓喜心集はベースがヴィーガン料理で、要望があれば乳製品と卵を足すっていう足し算なんですよ。
これって、ちょっと他ではないような気がします。

《レストランと小売店舗は副業》
普通、こんな風に試飲や試食をすすめられると、売り込み?って思っちゃいますよね。
違うんです。
オーナーは台湾の国立清華大学の大学院修士課程を卒業されて、本業は31年以上輸出入の会社を経営しているそうです。
「レストランを開いたのは、お金を稼ぐためではありません」とおっしゃるんですよ。
もう、この時点で感動です!!

「私は料理の仕方もわからないので、定食は“紫飯、温かいスープ、主食、おかず、果物”ということだけ決めて、

・旬の新鮮な食材を選ぶ
・シェフのインスピレーションで独創的な料理を作ってもらう
・倹約して食材を無駄にしないという概念を守る

この3点だけ徹底すれば、メニューがなくてもシェフへの自信度を示すことになり、メニューなしの料理は一種の信頼と愛を表しているものになると思っています」

この考え方って、レストランに限らず家庭でも会社でも、信頼してある程度のことを任せてみることの大切さにも共通するような気がしませんか?

こんな会話をしていたら、LINEを交換しましょうとおっしゃってくださいました。
喜んで!!
小売店の方のFacebookはあるのですが、この歓喜心集はInstagramだけで、ほとんど情報がないんです。
ですから日本人がどうやって、この歓喜心集を見つけたの?ってびっくりされました。
確かに他のお客様をみると、台湾の常連客ばかりでした。
しかも、日本人のベジタリアンはとても珍しいみたい 笑

最後にオーナーがLINEで送ってくださった歓喜心集の物語をひとつご紹介します。

コロナ禍真っ只中の2022年年末に書かれたメッセージ

『一瞬の出来事で見失い、一瞬の運命に囚われることもある。
料理もスープもシチューも作れない私がレストラン経営に乗り出したのは、熟考の末に決めたことではなく、まさに完璧な因果関係から生まれた結果だった。
多岐にわたるこの新たな事業は、これまで触れることのなかった多くのものに触れさせてくれた。
それらを深く探求することで、私の人生はより豊かなものへと昇華した。
そこに浮かび上がる美と、そこに刻まれた言葉。それらを愛おしく思い返すたびに、私は生への確信と感謝の念に満たされる。

パンデミックは私たちの考え方やライフスタイルを、理解できないほど変えてしまった。
変化と試練に満ちた一年を私たちは生き延びた。年末の潮の満ち引きのように力強く、そして絶え間なく続く変化は、まるで引き潮の告白のようです。
殉教者の感情を経験した私は、この激動の中で、しばしば自分自身への憐みと抵抗を感じながらも、常に捉えたいと願う秘めた誇りを心の中に秘めています。
だからこそ、曲がりくねった道を進みながら美しい物語を次々と書き綴っています。

時の波よりも温かく、振り返ると心も人生も、より一層清らかに磨かれていく。
昨日の経験、今日の努力、明日の理想が、まるで再び生きているかのように重なり合う。
年の瀬の冷たい冬の霧雨の中、初心を見つめる。
豊かで暖かな香りを感じながら、成熟した自分自身の豊かさを味わう。
今宵、穏やかな心で、人生の奥深く芳醇な味わいを味わう。』

あ、最後じゃなかった。
本当の最後はこれです。

試食でいただいた湯葉の煮付け「これをホテルに持ち帰って食べてもらいます」って、持たされました。
今回の台湾編を続けて読んでくださっている方は、お気づきでしょう?
【食レポ】修圓素食の最終日、ベジタリアンの牡蠣オムレツを買わなかった理由。
ボリュームありすぎて 笑

今回の記事では書ききれないほどの会話をしました。
とにかく、オーナーの経営哲学に感動して次回の台湾でもまた伺いたいと思っているので、歓喜心集の続きはその時に・・・
あ、次の記事はオーナーの小売店舗のご紹介なんです。
行っちゃいました。
このあと。

ヴィーガン&ベジタリアンレストラン歓喜心集Joyheart台北南京店
台北市松山区寧安街7巷2号

ありがとうございます。
2週続けてコングラボードいただきました!!
これは、私の文章の力によるこのではなく、コロナ禍真っ只中の2022年年末に書かれた歓喜心集オーナー・静雅さんのメッセージが読んでくださる方々に感動を与えるものだからだと思っています。
飾らない素敵なオーナーです。
ぜひお越しくださいね。


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