漫画原作「FIGHT BACK OF THE WARRIORS」第2話
前回のエピソード:第1話
S1.和室
和室。畳、押し入れ、障子、襖、床の間が存在。
和室の奥に、後ろを向いて、叶芽が立っている。
叶芽「芽蕗・・・」
目を瞑り、娘の芽蕗(めぶき)の事を思い出す。着物を着た流し目の少女の芽蕗と叶芽の笑顔で遊ぶ姿が、回想で浮かぶ。
配下1「叶芽様! 」
配下1が、高速で登場。叶芽の前で膝待突く。
叶芽「!? 」
振り向く。
配下1「遅くなって、すいませんでした」
配下1のアップ。
叶芽「射鹿結と遼采は発見したか? 」
鋭い眼つき。
配下1「先程は、取り逃がしましたが、密偵達が隈なく探しております」
回想・結と遼采と化侍の走る画。
叶芽「早く、見つけるのだぞ! 」
膝待突く配下1を上から見る。
配下1「承知しました! 」
と言って、高速で消え去る。
叶芽「芽蕗よ、待っているのだぞ」
目を閉じる。脳裏に、芽蕗の笑顔が浮かぶ。
S2.洋館
町から離れた場所にある古びた洋館。周囲が木々に覆われている。
2階建てで屋根がある洋館。周囲を、化侍達が警備している。
S3.洋館・居間
居間。天井にシャンデリア、居間の中央に洋風机と高級ソファーが左右に設置。
ソファーには、装備を外した結と、遼采と孫の蕾華(らいか)が座っている(右のソファー結、左のソファー遼采と蕾華)。
曲線的で、フェミニンな顔立ちで、丸みを帯びた目の蕾華。蕾華、レトロテイストのワンピースを着ている。三人共、お茶を飲んでいる。
遼采「儂らは、幻獣の世界のヨウの国で、高人類と戦う抵抗組織の一員として、戦っています」
お茶を掲げる。
結 「成程」
お茶を飲む。
遼采「結はんの事は、義兄弟のライアンはんやジェイクはんから、活躍は聞いています」
回想・以前シリーズに登場した一角獣のライアンやホブゴブリンのジェイクの姿が浮かぶ。
蕾華「この世界で、高人類と互角に戦える戦闘力と武器を持ってる事もね」
結の全身と腕輪のアップ。
結 「有難う」
頷く。
結 「で、君だれ!? 」
蕾華に向かって、凄い表情驚く。
遼采「儂の孫娘の蕾華です。いろいろと訳があって、儂等化侍と一緒に、この世界にきました」
蕾華のアップの画。
蕾華「宜しく」
一礼する。
結 「此方こそ」
頷く。
遼采「結はんを狙っていた妖狐叶芽と、その一党ですが・・・」
一転して、真剣な表情。
結 「!? 」
結も真剣な表情になる。
遼采「ヨウの国で、叶芽は、一大勢力を誇っていた豪族でした」
回想・叶芽と、その背後に多量の配下達が立っている。背後には、九尾の狐の影(シルエット)。
蕾華「そして、高い戦闘力を誇る妖獣(ようじゅう)でもある」
お茶を持ちながら言う。
結 「幻獣(モンスター)じゃないの!? 」
驚く。
遼采「妖獣は、妖力を持つ幻獣の事ですわ。それ故、幾つ物の妖術を持っとります」
遼采の正面のアップ。
結 「魔法と同じ属性みたいな物か」
蕾華「その通りですわ」
目を瞑って頷く。
遼采「高人類の世界征服によって、ヨウの国も一瞬で制圧されてしまいました」
遼采の横顔のアップ。
結 「ヤッパリ、高人類か」
結の脳裏に、以前の作品の高人類の戦闘の場面が浮かぶ。
遼采「化侍は、ヨウの国を取り戻す為に、抵抗活動中です。そして、叶芽の結はんの暗殺計画を聞いて、この世界に来ました」
ソファーに座っている遼采と蕾華の画。
結 「そう言う事だったんですか」
目を瞑る。
蕾華「私達化侍も、妖獣の属性ですけどね」
笑顔の蕾華。
結 「エッ!? 」
唖然とする。
遼采「嗚呼、忘れてましたわ。儂ら、化侍は妖術で、妖獣から人間に変身できるんですわ」
と言い、煙が発生して、遼采を包む。
結 「何が起こってんだ!? 」
驚く。そして、煙が消える。
遼采「ヤッパリ、化狸の状態が落ち着きますがな」
遼采の化狸形態で登場。顔が狸の状態になる。
蕾華「おじい様ったらー」
笑顔で突っ込む。
結 「オイ・・・」
若干引く表情。
遼采「スンマセン、嵌め外しましたわ」
頭を下げた後、煙が再発生。
遼采「まあ、最近じゃ、魔法や科学の力で、人間の形態になれるんで、便利な世の中ですわ」
笑顔で、人間(化侍)の形態になる。
蕾華「この世界では、極力化狸になるのは控える約束でしょ」
苦笑で突っ込む。
結 「ライアンやジェイクと友達になれたんだ。頭領や蕾華とも、友情は育めるはずだ・・・」
額に汗して、遼采と蕾華のやり取りを見ている。
化侍1「頭領! 妖狐一党が来ました! 」
ドアが開いて、化侍1が急いで登場。
結・遼采・蕾華「!? 」
振り向く。
S4.洋館・入口
入口。叶芽の配下達が走って登場。
配下8「此処に、射鹿結と遼采達化侍が居るぞ! 」
配下8達、屋敷に突入。
S5.洋館・居間
居間。居間に突入する配下8達。
配下8「誰も居ないぞ! 」
居間を見渡す。
配下9「逃げられたか? 」
居間の中心部で叫ぶ。
配下8「待て! 」
異変に気付く。
配下10「どうしたのだ!? 」
配下8に向かって叫ぶ。
配下8達に緊張感が走る。
配下8「逃げろ! これは、化侍の罠だ! 」
目を大きく開いて叫ぶ。
S6.洋館・入口
入口。
入口の扉が開いて、配下8達が急いで脱出。
脱出後、洋館が大爆発。
配下8「何て奴等だ・・・」
爆発した洋館を見て、唖然とした表情になる。
S7.丘の上
見晴らしの良い丘の上。結、遼采、蕾華、化侍達がいる。蕾華は、着物と袴の化侍の衣装に着替えている。
丘の上から、洋館の爆発を見ている。
結 「俺達も、次の一手を考えないとな」
結の顔のアップ。
化侍2「頭領! 」
化侍2が登場して、遼采に駆け寄る。
遼采「どうしたんや? 」
化侍2に、振り向く。
化侍2「パリティーレシティーの住民は無事です! 」
結 「!? 」
化侍2の言葉に反応する。
化侍2「彼等が捕らえられている場所が分かりました! 」
遼采「ホンマか? 」
視線を横に動かす。
化侍2「叶芽の居場所も分かりました。住宅街の先にある、古びた屋敷です」
化侍2のアップ。
蕾華「私達のすべき事が決まりましたね」
結と遼采を見て言う。
結 「嗚呼。作戦を立てて、戦い続ける!」
真剣な表情で言う。
遼采「先ずは、仮の本拠地があるんで、其処で戦闘準備をしましょうか」
遼采の横顔のアップ。
結 「よし! 皆、反撃の準備だ! 」
遼采、蕾華、化侍達に向かって言う。
S8.無人の住宅街
住宅街。配下達が警備している。
地面に擬態していた化侍3が実体化し、周囲にいた化侍達も実体化する。
化侍3「化侍! 突撃! 」
刀を持ち突撃。
配下11「!? 」
驚く。
S9.和室
和室。叶芽が一人座っている。叶芽が、目を閉じている。
叶芽「ムッ! 」
眼を開く。
叶芽「射鹿結と遼采の襲撃か」
叶芽の横顔。
S10.一本道の道路
道路。
結、遼采、蕾華、化侍達がいる。
結 「始まった!」
剣を持って言う。
遼采「陽動の第一隊が、妖狐達を引き付けて戦闘中ですわ」
化侍2「私達、第二隊が、住民が捕らえられている体育館に救出に向かいます」
結の後ろにいる化侍2が言う。
蕾華「叶芽のいる屋敷には、結さんとおじい様と私達が向かいます」
真剣な表情で言う。
結 「頭領、蕾華、化侍の皆さん、俺と俺達の世界に力を貸してください! 」
遼采と蕾華達に向かって言う。
遼采「勿論でっせ! 」
ニヤリと笑う。
S11.和室
和室。叶芽が立ち上がっている。叶芽の前に、配下1が膝待ついている。
叶芽「妖獣の狒々と土蜘蛛を、早く配置に付かせろ」
叶芽の上半身のアップの画。
配下1「承知しました! 」
配下1の顔のアップ。
叶芽「来い射鹿結! 返り討ちにしてくれる! 」
叶芽の全身の画のアップ。
S12.屋敷・門
屋敷の正面入り口。
S13.木々
屋敷の近くにある木々。
木々に、結、遼采、蕾華、化侍達が、隠れて様子を見ている。結が、膝をついて、様子を見ている。
結 「静かすぎるぜ」
額に汗。
屋敷の正面入り口を警備している配下がいない。
遼采「結はん! 是も、計算済みですわ! 」
真剣な表情で、結を見る。
蕾華「結さん、おじい様、化侍の皆さんが活動中です! 私達も、行動を起こしましょう!」
凛々しい表情で言う。
結 「心得た! 」
立ち上がる。
S14.屋敷・門
屋敷の正面入り口。
結、遼采、蕾華、化侍1、化侍4が、剣や刀を持って突撃する。
結 「何処から来る? 」
額に汗。
門や屋敷を飛び越えて、配下達が門の前に、次々と到着。
一同「!? 」
驚く、結、遼采、蕾華達。
門や屋敷の壁に擬態していた配下達も、実体化して、次々の出現。
多量の配下達が刀や槍を構え、結達の前に出現。
配下12「射鹿結! 覚悟! 」
中心にいた配下12が、刀を構えて言う。
蕾華「結さん! 」
結を見る。
結 「覚悟は出来てる! 」
剣を構えながら言う。
遼采「化侍達も、作戦完了次第合流しまっせ! 」
一直線に、配下達を見る。
結 「よし! 皆、此処は俺達で、打ち破るぞ! 」
間隔を開けてVの字の陣形になり、剣や刀を構える結達。中央に結(上段の構え)、右前遼采(中段の構え)、左前蕾華(八双の構え)、右後ろ化侍1(脇構え)、左後化侍4(下段の構え)の配置。
構える結達と構える配下達の画。
配下12「者ども掛れ! 」
配下達一斉に走り、攻撃を開始。
結 「トォウ! 」
走って来た配下12を真っ向斬りで斬り倒す。
遼采「何の! 」
斬り掛かって来た配下を袈裟斬りで斬り倒す。
配下13「覚悟! 」
蕾華に向かって、配下13が長槍で攻撃する。
蕾華「!? 」
驚く。
蕾華「甘いですわ! 」
左右に高速に動いて長槍の攻撃を回避。
蕾華「ハッ! 」
刀を構えて、高速で配下13の懐に接近して、一文字斬りで斬り倒す。
化侍1が左一文字斬り、化侍4が突きで配下を倒して行く。
結達の激闘が、モンタージュ的に戦闘が展開。
結 「キリがないぜ」
剣を構えながら言う。
結 「!? 」
屋敷の門周辺が手薄で、警備している配下が1名である事に気付く。
結 「先に行く! 頭領は、此処を任せた! 」
叫ぶ。
遼采「承知しました! 」
刀を構えながら叫ぶ。
結が、剣を構えながら、門目掛けて突進。
結 「ハッ! 」
次々と斬り掛かる配下達を、高速で斬り倒して行く。
結 「来たか」
門の前に到着。門の前の眼つきの鋭い配下14が刀を構えて立ちはだかる。
結と配下14の両者の目のアップ。
結・配下14「ウォォォー! 」
両者一斉に攻撃を開始。
高速で、剣と刀が攻撃する。
結と配下14、両者共攻撃をギリギリで回避。
結・配下14「グゥッ! 」
剣と刀を合わせ、刃を交える。
両者、後方へ回避。
結が上段の構え、配下14が脇構えで構える。
結、配下14が一直線に、相手に向かって走り出す。
結 「トォウ! 」
結、袈裟斬りで、配下14を斬り倒す。
結 「屋敷に突入する! 」
門を開けて、屋敷に突入。
S15.和室
和室。
叶芽「来るか」
叶芽の横顔のアップ。
叶芽「出でよ! 狒々と土蜘蛛! 」
カッと眼を開く叶芽の正面のアップ。
叶芽「射鹿結を迎え撃て! 」
大猿と巨大蜘蛛の黒い影(シルエット)。
(第3話に続く)
