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King Curtis - Live In New York (1961)

キングカーティスのライブアルバムですが音質最低です。テナーなんかヴァリトーンを使っているのかと思う程音割れしまくっています。ですが一度その音質に慣れてしまえばカーティス一座の最高のパフォーマンスが聴けます。71年のフィルモアも最高ですが、あちらはアウェーなロック会場でのアレサフランクリンの前座&バックバンドで音楽性はソウルやジャズファンク。こちらは慣れた場所で自身が主役で音楽性はソウルジャズ、インストR&Bと音楽性や録音のシチュエーションは大きく異なります。気合いの入ったフィルモアもいいですがラフで勢いだけで突っ走るこちらもまた違った魅力があります。

メンバー
キングカーティス:テナーサックス、ボーカル
アルケイシー:ギター
ポールグリフィン:ピアノ
ベルトンエヴァンス:ドラム
ジミールイス:ベース
ちなみにこのテープはベルトンが所持していたものだそうです。

Jay Walk
シンプルなブルースフレーズにのってキメのフレーズを繰り出していきます。この音割れしまくったテナーもなれれば楽しいです

Trouble In Mind
キングカーティスがボーカルを取ります。なんということはないですがアルケイシーのファッツウォーラーと共演したとは思えないほどやさぐれたギターが最高です。音割れがそれを際立たせているのは言うまでもありません

African Waltz
胡散臭いクラーベとドラミングにやけっぱちに思えるブローが最高です。オリジナルはキャノンボールアダレイですがまた違ったよさがあります

What I'd say
これもアルケイシーの荒ぶったギターがかっこいいです。やけっぱちにも聞こえるボーカルや荒ぶりまくるギターソロもいうことなしです

I Have To Cry
これもまたブルースです。これは荒ぶりはなくシンプルにやるせない感じがまたいいです

The Twist
キングカーティスもツイストものを作っていてこれもその一つ。悪くはないですがやや一本調子で求められるからやっておきますという感じも無きにしもあらず。でもアルケイシーのスティーブクロッパーを彷彿とさせるリフはかっこいいです。

Canadian Sunset
ラテン風のビートにのせてジャズっぽいソロを披露しています。流麗にスウィングしながらもブルージーなギターもさすがベテランです。ピアノも音質のせいか妙にキンキンしていますがそれでもポールグリフィンの貴重なジャズ的なプレイをとらえています

How High The Moon
スタンダードでこのアルバムのなかではジャズ的ですがそれでもジャズらしからぬ一息で突っ走るような演奏です。アルケイシーの年齢を感じさせないビバップな演奏もかっこいいです。ドラムも燃えてテナーも燃えてエンドです。

Untitled Insturumental (KC Special)
タイトルからだと即興のインストという印象をうけますがコテコテサウンドマシーンではアーネットコブのスムースセイリングと紹介されています。エルモアジェイムズみたいなフレーズを混ぜるアルケイシーが最高です