King Curtis – Soul Meeting (1960)
セッションミュージシャンやインストソウル~ジャズファンク系のミュージシャンとしての活動してきたキングカーティスですが、少ないながらもストレートアヘッドなジャズ作品もリリースしています。本作はウィントンケリーやナットアダレイを迎えたソウルフルなハードバップ。タイトルに偽りなしです。インストのソウルやホンカーはもちろんですがバップやモーダルもさらりと吹きあらゆるジャンルの伴奏をこなし、さらになぜか一枚だけ日本のレコード会社の依頼でサムテイラーのようなムードテナーも作っています。彼にできないスタイルがあるのか不思議です。彼ならざっくり説明してあとはいい感じでと言ってもワンテイクでいい感じの演奏をしてくれそうな気がします。
メンバー
キングカーティス:テナーサックス
リトルブラザー(ナットアダレイ):コルネット
ウィントンケリー:ピアノ
サムジョーンズ:ベース
ベルトンエヴァンス:ドラム
Soul Meeting
軽やかなワルツ風のリズムの一曲。ウィントンケリーがレイチャールズのようなタッチでピアノを弾いていますがこれがめちゃくちゃいいです。ソロへいくとキングカーティスのジャズをガチガチの本職としている人となんら変わらないクオリティのソロから始まり、ナット~ウィントンと繋げていきます。
Lazy Soul
タイトル通りLazy(のんびりした)ブルースナンバー。ほどよくムーディーなソロ回しが聴きものです。
All The Way
スタンダードナンバーです。ソフトで儚いなトーンのサックスが美しいです。
Jeep's Blues
これもレイジーなブルースナンバーです。打ち合わせでライブ終わりにジャムった感じにしてみようなんて提案があったのかもしれません
What is This Thing Called Love
骨太なハードバップナンバー。ですがどことなくのんびりした雰囲気はぬぐえません。ただ無骨にパラパラと音を散らすようなテナーソロはかっこいいです。
Do You Have Soul Now
ビバップナンバー。息のあったフロントやケリーの彼らしいさのつまったソロが聴きものです
コネクション:ムードなキングカーティス
最近ネタ切れで放っておいたコーナーです。なるべく書きたいですがネタがないのはどうしようもない…。言い訳はここら辺にして本題へ。キングカーティスのムード物があるというのは「コテコテサウンドマシーン」に書かれていました。しかしDiscogsで調べるもそれらしき盤の情報はなし。しかしヴィクターがプレスティッジの音源からムードなものをピックアップしたコンピ盤をいくつか発見。ジミーフォレストやウィリスジャクソン、エディ"ロックジョー"デイヴィスなどと一緒にまとめられたものもあります。当時の日本のジャズ界では大衆的、商業的として過小評価されていたというこれらのスタイルの奏者がムードという全く別の畑で紹介されていたというのは興味深いです。
