Esther phillps - Capricorn Woman(1976)
エスターフィリップスのキャリアはギリシャ系であるにもかかわらずR&B界のドンとして活躍したジョニーオーティスに発見され、リトルエスターとしてデビューしたことでスタート。アトランティックでもビートルズのカバーのAnd I Love Her (Him)をヒットさせますが、その人生は薬物依存との闘いでもありました。人生が一つ転機を迎えたのが70年代に入ってKuduと契約してから。今までにないほどコンスタントにアルバムをリリースし1975年にはWhat Deffarent Day Makesが大ヒット。本作はその次にでたアルバムでかなりディスコ色の強かった前作から一転し、ソウルナンバーが多く収録されています。
メンバー
ドングロルニック:キーボード
バリーマイルス:シンセサイザー
アンディニューマーク、スティーブガッド:ドラム
エリックゲイル、ジョントロペイ、スティーブカーン:ギター
ラルフマクドナルド:パーカッション
アンソニージャクソン、ジェフバーリン:ベース
ジョンファディス、ランディブレッカー:トランペット
マイケルブレッカー:テナーサックス
ジョーファレル:テナー、アルトサックス、フルート
ロニーキューバー:バリトンサックス
デイブマシューズ:編曲
ピーウィーエリス:テナーサックス、編曲
Magic In The Air
とぼけたようなキーボードとスリリングなストリングスを交差させるイントロにぐっと引き込まれます。ディスコ対応のソウルナンバーといった感じですがスリリングかつ分厚い演奏は個性的です。
I Haven't Got Anything Beteer To Do
ぽろぽろと流れるピアノが哀愁いっぱいのバラードナンバー。ソウルとスタンダード的なサウンドの中間を狙ったような一曲です。
Boy, I Really Tied One On
ディスコビートを使った一曲。アンディのドラミングがかっこいいです。
Candy
この曲のみピーウィーエリスの編曲で編曲もギターやサックスソロも他の曲以上にブルージーで滋味深いです。
A Beautiful Frendship
エスターらしい粘りのある歌唱が光るバラードナンバー。エリックゲイルのギターのように聞こえる演奏はエレクトリックバイオリンだそうです。
Higher & Higher
ジャッキーウィルソンのカバー。ワウをかませた弾力あるベースラインにのりつつも60年代風のフィーリングに溢れたソウルナンバー。リズミカルな曲ではこれが一番好きです。
All The Way Down
ディスコらしくないダーティなファンクナンバー。無骨なベースラインとJB風のホーンリフがダーティな匂いを作っています。
Dream
シナトラらが歌ったスタンダードのバラードナンバーをディスコにアレンジ。CTIといえばクラシックのジャズ化が有名ですがこの路線が当たればこちらもたくさんしていたかもしれません。ただ実際はエスターの恋は異なるものと、ロンカーターのAnything Goesくらいしか当たらなかったせいかスタンダードのディスコは続くことはありませんでした。
