見出し画像

CTI All Stars - CTI Summer Jazz At The Hollywood Boul Live Three

今回は予告通り日本ツアーを紹介します。73年の来日時はジョニー"ハモンド"スミス、ヒューバートロウズ、ジョージベンソン、アイアート、フレディハバート、スタンリータレンタイン、ロンカーター、ジャックディジョネットの8名でMCはラジオDJで評論家のいソノてるヲさん。機材とともにロンカーターは移動したかったそうですがライトバンが手配できず、仕方なく60人乗りのバスを借り切ってロンと彼の機材だけを乗せて移動したり、ライブの終了時間が決まっていたのに皆気合を入れすぎた結果フレディはソロを10分しか披露できず怒るといったトラブルもあったようですがおおむね好調で売れ行きもよかったそうです。さらにベンソンはお調子者でニクソン大統領、マーヴィンゲイ、スティービーワンダーの物まねや弾き語りを移動中も披露しており新幹線でやったときは一般の客から苦情が入ったこともあったとか。修学旅行生みたいで可愛い。さらにアイアートが魚好きということで日本側の関係者が白樺湖でニジマスの塩焼きを振舞ったところなぜかジョージも同行するも、口に合わなかったらしく「アイアートの音楽はいいけど食べ物も好みは理解できない」とこぼしたというエピソードもあります。一方74年はグローヴァーワシントンjr、ハンククロフォード、ジョニー"ハモンド"スミス、ジョージベンソン、ロンカーター、ベンライリー。フレディハバートが抜けたうえに演奏はソウル色の濃いKUDUっぽいものだったため興行はあまり振るわなかったそうです。ちなみに二度ともクリードテイラーは来日しませんでした。当時はその理由について写真嫌いだからパスポート用の写真を撮りたくなかったからではないかと言われていたそうです。

メンバー
デオダート、ジョニー"ハモンド"スミス、ボブジェイムズ:キーボード
ロンカーター:ベース
ジャックディジョネット:ドラム
ジョージベンソン:ギター
ハンククロフォード、グローヴァーワシントンjr、スタンリータレンタイン、ジョーファレル:サックス
フレディハバート:トランペット
ヒューバートロウズ:フルート
ミルトジャクソン:ヴァイブ
アイアート:パーカッション
エスターフィリップス:ボーカル
レナードフェザー、リックホルムズ:MC

FunkFathers
スタンリータレンタインのオリジナルでロンカーターのスラップベースがファンキーでかっこいいです。キーボードはデオダートで彼はこの曲だけの演奏だったそうです。

Cherry
ミルトの長いソロで始まりスタンリーのタフなテナーへバトンタッチ。二人のソロを聴かせるためだけの一曲です。

Bowl Full O' Blues
テーマらしいテーマのないおそらく即興のブルースジャム。ハンククロフォードが作者になっていて彼のブルージーなアルトソロを披露するとフレディへバトンタッチ。さらにジョニースミスのオルガンソロへ。こういった曲調にはオルガンがよく似合います。

Cherry Red
エスターフィリップスがようやく登場します。ブルージーな演奏に合わせてシャウトを交えながらディープに歌い上げます。

God Bless The Child
ロンカーターのディープなベースが渋いバラードナンバー。間奏部分だけ軽快なスウィングに変わるアレンジが面白いです。