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まっしろな部屋に住んでみてわかったこと

我が家は

壁が白い。

床が白い。

天井も白い。

そこかしこが白い。
ぜーんぶ、白いんだ。

初めてこの部屋を不動産屋と内見したとき、ほぼ一目惚れに近い感じでこの部屋に決めた。他の物件の日当たりが最悪すぎて天国のように思えたのだ。

おかげで朝起きたとき、部屋中に反射している太陽の光を浴びるときがとても心地いい。東向きの窓なので、自然と午前中は明るい部屋になる。これがたまらない。あんまり居心地がいいもんで、会社に通いやすい場所へ引っ越しをしたいけどこれ以上の部屋を見つけることができないぐらいだ。


住み始めた最初の頃は、ベッドもクッションもカーテンも自分の好みの柄を選んで、わりかしカラフルな雰囲気の部屋を作っていた。しかし、自粛期間の間にそれがあまり好みでなくなった。というのも、目で見て疲れる部屋だなという印象が強くなったのだ。

webカメラ越しに見れば、壁に飾られたポスター、妙な柄のベッドカバー、ごちゃ付いてる本棚、とてもすっきりした「いい部屋」という印象からは離れている雑然とした部屋になっている気がする。何より、カメラをオンにしても恥ずかしくない部屋にしたい。

そう思い立ち、私は
それまでの方針を大転換させた。


それまで使っていたベッドカバーをひっぺがし、ニトリで綿素材の真っ白でサラサラなカバーを買ってきた。カーテンも白レースにした。ゴチャゴチャの本棚は収納ごと全部捨てて、できるだけ物の片づけをしなくても綺麗に見える部屋にした。

全ては、自分の目に入ってくる情報を抑えるための行動。つまり、見ていて疲れる柄物は止め、色も自然な色に統一し、長時間部屋に居ても心が疲れない部屋にする。そのおかげで、今の部屋はとてもいい。一日中居ても、穏やかな気持ちで居られる。

そうやって真っ白の部屋を活かせるコーディネートをしてみると、今度は部屋の汚れに敏感になっていく。抜け毛がちょっとでもあれば、コロコロでむしり取る。雑巾で床を拭いて、本来の白さをしっかり出せるようにする。昔の雑然とした部屋に居た頃と比べて、掃除する癖が確かに付いてきている。

そういう意味では、この部屋と一緒に自分の人生も丸ごともう一段ステップアップした、と言っても過言ではない気がする。


白い物や、白い部屋を敬遠する人もいる。例えば車なんかを買う時も「白はすぐ汚れるから・・・」と遠慮しがちだが、本当に取り入れるべき色は白なのだ。

白は、自然と愛着を持たせてくれる。大切に使いたい、という気持ちを育ててくれる、そんな色なんじゃないかなーと私は思っている。



おしまい。



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