見出し画像

2019.08.09_9 シェムリアップ(プラサット・クラヴァン、バンテアイ・スレイ)

2019年8月9日 プラサット・クラヴァン “Prasat Kravan”

ココナツ・ジュースで一休みしてから一キロメートル余り南下、プラサット・クラバンへ。

プラサット・クラバンはハルシャヴァルマン一世(在位910–944)が創建したヒンドゥー寺院。五つの塔が一つの基壇上に南北に一列に並んでいる。中央塔扉口の枠にある碑文に「西暦921年にヴィシュヌ神に捧げられた」と残されている。
プラサット・クラヴァンの名はカルダモンの木(クラヴァン)に由来すると言われており「好い香りの寺院」を意味する。塔は北側からヴィシュヌ神の妻ラクシュミー、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマー、シヴァの妻ウマを祀っていたとされる。

塔の西面(左が北側)。

中央の祠堂内部にはヴィシュヌが、北側の祠堂内部にはヴィシュヌの神妃であるラクシュミーが刻まれているらしいが、入り口に進入禁止の標識が置いてあり塔の内部に入ることはできなかった。

塔の北面。
塔の東面。右手前はテラス。

プラサット・クラヴァンはこれだけの遺跡で他に見るところはない。

『今夜も夕焼けは期待できないが、未だ時間に余裕があるので行く気があるなら、これからバンテアイ・スレイに行っても好いがどうする?』とチャブさんからの提案。時計を見たらそろそろ午後三時。今日も昨日と同様、昼食をとらずに寺院巡りをしてきたので、いささかくたびれた。チャブさんは昨日も今日もこちらが寺院を回っている間に昼食を済ませていたのだった。

今日のツアーはここで終わりということにしてプラサット・クラヴァンからホテルに戻ってもらう。本日のチャーター料は US$ 30(¥3,300)。

明日は日の出に挑戦、チャブさんは朝五時にホテルに迎えに来るという。部屋に戻ってバスタブに湯を張り重くなった足を温めてから写真の整理。今日はカメラの電池も何とか保ってくれた。

バンテアイ・スレイ “Banteay Srei”

さすがに腹が鳴るので六時にホテルを出て昨日国道6号線を挟んで「333レストラン」の真向かいでアタリを付けておいた食堂「バンテアイ・スレイ」へ。店の名前が先ほどチャプさんが提案してくれた寺院「バンテアイ・スレイ」と同じなのは偶然。

バンテアイ・スレイ。

店の中に明かりが点いていないが入り口に女性店員が数名立っている。営業しているのか尋ねると直ぐに店内に案内してくれた。店内は外から窺ったときよりズット広く、店内をさらに仕切った冷房が効いている部屋へ通された。

渡されたメニューに『TAIZOさんが好きだった料理です/SPECIAL MENU "TAIZO"』と言うページがあり、カンボジア語の下に日本語が併記してある。その中から「魚とショウガの炒め物」を頼む。料理が出てくると別皿に米飯も出てきた。生姜が利いた濃い味付けで食欲はそそられるが量が多い。店員に何の魚かその名を訪ねると若いマネージャー君を連れてきた。彼も魚の英語名を知らず、しばらくスマートフォンで調べていたが湖で捕れる Trey Ros (Mud Fish/Snakehead Fish) という魚だという。

魚とショウガの炒め物。

最後に小さなカップでゼリー状に白く固まったデザートが二個、知らない味じゃないが何だろう、マネージャー君に尋ねるとライチを使ったゼリーだと教えてくれた。

ライチのゼリー。

メニューにあった "TAIZO" さんはカンボジア内戦の取材中、クメル・ルージュに処刑されたカメラマンの一ノ瀬泰造氏 (1947–1973) のことらしい。生前はこの店の常連だったようで、濃い味付けが好きだったという。「魚とショウガの炒め物」の味付けが濃かったのもうなずける。

バンテアイ・スレイ一階店内。右手奥が冷房が効いた部屋。

訪問先一覧地図

いいなと思ったら応援しよう!