【働きづらさ×農業②】未来を耕す!「泉州アグリ」で見つける自分らしい働き方〜支援とビジネスのあいだで働くをつくる〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
農業を通じて地域社会と若者の未来をつなぐ「泉州アグリさん」
前回は、支援の原点のお話しをしました。
今回は、支援とビジネスと働くを作るお話しです!
▼以前の記事
①支援の原点と農業という選択
〜泉州アグリ〜
Webサイト:http://www.s-agri.jp/

■支援とビジネスのあいだで働くをつくる
〇カルチャーショックから始まった、若者支援の道
泉州アグリでは、ひきこもりとか、若者の支援や、障害者の人たちも来ているそうです。
農業やりたくてきている人もいるし、
ひきこもりからの叩き上げや、支援機関からの人もいます。
若者の支援に携わるようになったきっかけがあって、
元々は、国が3ヶ月の合宿支援で若者支援をするのがありました。
「自立塾」っていうのですが、それに行ったんです。
この自立塾がオープンする時の支援員で、
要は補助員みたいな感じで入ったのですが、
ニートやひきこもりの人に、いままで関わってこなかったんです。
今まで関わったことのなかった人たちとの出会いで、
もうカルチャーショックでした。
今考えると、3ヶ月の合宿で、
10年引きこもっていた人をなんとかできるって、おかしな話ですが、
その当時は国も含めてみんなそう思っていたんです。
今みたいに、 ひきこもりの人の病理的な部分であるとか、
そういう考えも皆無で、国も、就労か、福祉か、精神か、
どこを目指して進んでいる、どこに課題があるのか、
そういうことも不明なまま突っ込んでいっていて、
結果が出るようなこともなかったんですけど。
このあとに、サポートステーションができたような流れです。

〇支援とビジネスの狭間で
今、就労支援の立ち位置と、株式会社の利益をだしていく立ち位置で、
クロスできない部分もあって、二重人格な感じでもあります。
と、加藤さんはいいます。
就労支援を突き進めると利益が出ないし、
株式会社の立ち位置だと就労支援が突き進められないような、
ただ、世の中の支援機関はこんなに雑なんだっていうことも、
株式会社の立ち位置になると、見えてくるものもありました。
いかに、農家さんやアテンドする企業に対して、
若者が入りやすい形を作っていくのか、
そういう部分は、就労支援機関のこれからの課題かなとはすごく思っています。
やっぱり、受け入れ側としても、時間も割かれるし、
やりたいことができなくなるので、
そういうことも考えてやりだしたのが、
アテンダーを1人おいて、若者をはりつけるようにしています。
農家さんとやり取りするのはこのアテンダーだけにする。
例えば、派遣会社さんを使っている農家さんって、
4人派遣の人が来たら、4人に対して全員同じ説明をしないといけない。
でも、農家さんがなんで派遣会社に来てほしいかって言ったら、
忙しくて人が足りないからですよね。
それなのに、4人に対して同じように説明する必要がある。
農家さんとの間にアテンドする1人を作っておくことで、
その人だけに説明したらいい状況を作ることが出来る。
そういったことで、改善できると思っているんです。
あと、受け入れ側は、体験に来た若者を潰すこともできるわけですよね。
言葉の暴力とかもそうでしょうし、
仕事で賃金発生しているのもあるので、
そういったことも、アテンダーが調整することができるのではないかと思っています。

〇農家と若者をつなぐ、支援の新しいかたち
だから、泉州アグリでは、
ユニットリーダーをいかに作っていくのかというのを考えています。
ユニットリーダーは、農家さんと話ができて、
3人分の仕事が作れて、アテンドできるという能力が問われてくるので、
かなりのスキルになるため、かなり大変なことですよね。
何回も行って、こういう割り振りねってわかっている現場とかならできるけど、新しいところに行った時は、できなくなってしまう。
だから、僕がずっと思っているのは、
支援機関の支援員がクライアントから任されてやっていくことで、
自主事業にもなっていくし、自分たちでやりながら作っていくことができてくると、仕事を分解しながら企業と連動していけると思うんです。
今の農家はまだ、単純に一次労働力が原因足りてないだけなので、
ここに就労支援機関を、若者や農家、支援機関に良い形で、どう食い込ませることができるかは考えています。

〇“ここ”がゴールじゃない〜自分で歩ける力を育てる場所〜
今の泉州アグリの屋台骨は、ひきこもりだった層だけど、
ここにいつづける意味があると良くないとも思っています。
その若者が、今後の人生の中の自分の選択で、
自分でやっていけるだけの力をつけて欲しいと思うんです。
そういう意味では、支援機関の支援員も一緒で、
給料が安いので、人を育てながら、企業とタイアップしていけると、
スキルに対して投資してくれる企業も出てくるのではないかと思っています。
この会社からの若者は離職率が低いとか、
定着するなど支援機関の支援員がいないと若者も困るのに、
そういうお金を払う仕組みが今はないので、できるのではないかと思っているんです。

〇効率よりも、経験を重ねる場所
泉州アグリの仕事は、持って帰らせずに、
ここでやってもらうことにしています。
うちにしか来られない若者がいるんだから、
持って帰ってやるというのは、楽かもしれないけれど、
うちに来て仕事をすることの中には、できることやできる範囲を見極めているという側面もあります。
だからこそ、お試し期間をもっと作らないといけないとは思っています。
来て仕事をすることの良い面は、
他の人の働き方をみることで、やりたい気持ちが広がることもあって、
そのベースを作っていったり、常にロールモデル的な人がでてくるんです。
だから、効率的な方法ではなく、
受け入れている人がいろんな体験や考えが生まれるようにしていきたいと思っています。
■最後に
最後までありがとうございました。
初めてひきこもりやニートの若者と関わったときの「カルチャーショック」から、ずっと若者支援について考えていて、支援員や若者に思いを持っていることがよく理解できました。
対象かどうかはざまの問題も株式会社なら関係ないけれど、株式会社だからこそ利益を考えないといけない🤔
制度の限界や、支援の本質を考えつづけているからこそ、新しい形を作れているのを感じました。
次回は、農業というフィールドでの若者支援についてのお話しです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊
