【第2.5話】キャプテンの宿題。君ならどう作る?
とあるきっかけで、全国常連の女子ソフトボール部に関わることになったぺぇさん。
でも、その現場はちょっとピリついてた。
──勝てない
──怪我が多い
──体が思うように動かない
監督も選手も、どうしたらいいか分からず手探り状態。
そこで僕は、ひとつの仮説を立てた。
「このチーム、ウォーミングアップに問題あるな」
その日の帰り道。
資料を作ってマックでひと息ついていたら、キャプテンがやってきた。
そう、あの第一回マック会議だ
(詳しくは👉第2話をどうぞ)
そこで僕はこう伝えた。
「ウォーミングアップ、君なりに考えてごらん」
■なぜ“宿題”を出したのか?
キャプテンの彼女はおちゃらけているけど、ソフトボールに関しては真面目で誠実
そして部員も「全国大会」を本気で考えている
そんな一体感のあるチームのキャプテンの意識が変われば、皆の意識も変わる
そして…
「運動を理解して、自分で組み立てるという経験こそ、最強のトレーニングだから」
たとえば──
・どうしてこの動きが必要なのか?を理解すると…
→体の使い方がうまくなる
・自分たちで作ったアップだと…
→やる意味が見えてくるから続けられる
・チーム内で説明し合ううちに…
→知識が自然と伝染していく
・「これ、自分が考えたんだ」って気持ちが…
→チームへの愛着にもつながる
ちょっと大げさかもしれないけど、
これは【人が本気になる仕組み】のひとつなんだ。
それっぽく言うと、こんな理論が土台になってます
・運動学習とメタ認知
動きを言語化・理解することで精度が上がる
・自己決定理論(SDT)
自分で選ぶ・決めることでやる気が持続する
・コーチング vs ティーチング論
教えすぎず、気づきを促す方が伸びる
どれも研究ベースで語れる話なんだけど、現場ではもっとシンプル。
「わかった」「なるほど」「やってみよう」
この感覚があるだけで、選手ってグッと伸びる。
■さて、君ならどう作る?
まず、おさらい。
ウォーミングアップの優先順位は──
①関節モビリティ
②神経系の活性化
③コーディネーション能力の立ち上げ
④筋温の上昇
⑤メンタルスイッチ・集中力
この優先順位を頭に入れて、
「自分のチームだったらどんなメニューを入れる?」
「どんな流れならチームメイトが動きやすい?」
そんなふうに、少しだけ想像してみてほしい。
ちなみに
キャプテンが出してきた案はこう
①関節モビリティ → ブラジル体操
②神経系の活性化 → ダッシュ
③コーディネーション能力 → ラダーやミニハードル
④筋温の上昇 → ランニング
正直、かなり良い線いってた。
(やるじゃん、キャプテン!)
でも――
もう少しだけ工夫できるところがある。
■次回、ぺぇさんの答え合わせ
「ウォーミングアップはトレーニングである」
そう語るぺぇさんが、“本気で考えた構成”とは?
そして、
“意外な要素”も入っている、その理由とは――?
3話目でその全貌が明かされます。お楽しみに!
☕️おまけ
この2.5話、実はキャプテンと同じ「宿題」なんです
ここまで読んだあなた。
あなたなら、どんなウォーミングアップを組み立てる?
考えてみると、意外とワクワクしてくるかもしれません。
【次回】キャプテンの答え合わせ。ウォーミングアップはこう作れ!
