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旅行者のカメラ

最近、職場で部門関係者の方と1on1をしたときの話。
仕事で繋がるようになって間もないというのもあり、まずはお互いに自己紹介をする流れに。

聞けば彼は旅行が趣味かつ、学生の頃はバックパッカーをしていたようで。

かなり色々な国に行ったらしく、浅黒の髭ボウボウでターバンを巻いている自撮りを見せてくれました。いまの韓国俳優のような爽やか好青年風の彼をみると、言われても同一人物には到底見えません。人相変わりすぎだろ

風情の塊
こういうコンクリの塊に目がありません


そしてこちらの自己紹介というところで、自分の趣味が写真であることを伝えると、彼はキラキラと目を輝かせ始めました。どうやら昔は写真家になりたい夢を持っていたようで、世界を旅している間もカメラを持っていたそうな。

ちょっと迷ったのですが、鈴木ユートピアさんのこの記事を見たばかりだったので、「どんなカメラ使ってたんですか?」と聞くのはやめました笑。

が、逆に彼のほうから「リリーさん、どんなカメラ使ってるんですか?」という質問が。まあそうですよね。流れ的に興味あるよね。わかる〜笑

自分のメインカメラがNikonのD700とRICOHのGRだと伝えましたが、あまりピンときていないご様子。そしてこちらがどんなカメラ使ってるんです?と逆に聞くと、「なんか古いやつでニコンのミラーレスなんですよね〜」と。

ニコンの古いミラーレスといえばNikon1ですが、Nikon1か?と聞いても彼は首を捻るばかり。そこで気づきました。彼は機種名を覚えていないというか、そもそも興味がないタイプだ!と。

鏡に映る人をパチリ
原宿の路地

ただ彼自身も機種名を思い出せないことが気持ち悪かったらしく、「20秒だけ待っててください!」と言い残し、画面外に消えていきました(リモートワークだったのでお互いPC画面越しに1on1をしています)。

戻ってきた彼の手にはやはりNikon1が。
おー、やっぱりNikon1と思いつつ、その手に握られたカメラを見てびっくり。

彼のカメラはものすごい使い古された形跡があり、ところどころガタガタです。ボディにもレンズにも応急処置をするためにテープが貼られていました。

「かっこいいんですよ〜このカメラ」と嬉しそうに言っている彼を見て思いました。

いや、あんたの方が100倍かっこいいよ!と。

カメラを何台も買い回し、かわるがわる使っている自分からすると、1台を大切に使っている人を見るとすごく格好良く見えるんですよね。そういう人にとってカメラは道具であり、本当の意味の写真機なんだなあと思うのです。

本物の写真家に出会えたような気になった、ある日の出来事でした。

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