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【悲報】オルカンを選ぶ投資家は思考や価値観が貧しい

第1条 会員は、順法精神に基づき、顧客の最善の利益を追求しなければならない。

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 会員倫理規程より抜粋

【前置き】
先日、長年勤めたカイシャを無事出所した(満期前の出所でアル)。同時に長いサラリーマン生活にも終止符を打った。

役職定年して部下も権限も持たない身なのに、かっての部下たちが他の事業所からワザワザ挨拶にきてくれ、「こんなにいろんな人から送別品を貰う人は見たことナイw」と周りの同僚から苦笑されるほど、抱えきれない送別品と花束をいただいた。

転職を考えていると言うマネージャーは「Gekkoさんのように長年勤め、たくさんの人に見送られるのも悪くないですね、ちょっと考え直そうかな・・」と感慨深げな様子だった。

プロジェクトXで取り上げられるような偉業を成し遂げたでワケではナイし、「私の履歴書」に掲載されるような社長になったワケでもナイ。ましてや島耕作のようなモテモテのサラリーマン生活だったワケではないw。

でも、多くの仕事仲間が見送ってくれ、たくさんの拍手で送りだされるというだけでも、それはそれで悪くないサラリーマン生活だったのでは、と思った最終日だった。

そして翌日からは晴れて自由の身になり、残りの人生を謳歌しようと企んでいたのだが・・・人生そうそう計画どおりにはいかないモノ。

このタイミングで、息子の君が体調を崩し、先の見えないサポートが必要になると思わなかった・・・

長く生きていると、人生ママならないと言うことは承知している。病気や事故や災害は突然、不公平かつ理不尽にやってくる。

回復までどのくらい時間がかかるか分からないが、父親としてできることをやっていこうと思う。

【本題】
いつもより前置きが長くなった。
今回の本題、タイトルのとおりだが正確には・・・

「S&P500やオルカンを選ぶ投資家は思考力や価値観が貧しい」

にナル

このセリフは、とあるFPを生業とするニンゲンが、他ならなぬnote記事に掲載していたものだ。

新NISA開始以降、オルカンやS&P500に投資している人は自分を含めて相当な数だ。

そんな不特定多数に向かって、「思考力や価値観が貧しい」と、人格否定まがいの発言をするとは穏やかではナイ。もちろん自分も思考力や価値観が貧しいニンゲンの一人ということにナル。

血気盛んな若い頃であれば、
「なんだテ〇ェ、失礼だなこの●郎!△#●%~」

とコメント欄に突撃していたかもシレナイが、君の父親は血圧を気にするお年頃でアル。それに、価値観は兎も角として、悲しいかな若い頃より思考力が貧しくなっているのは自覚しているw

まずはその根拠を記事を読んで確認することにシタ。

とても分かりにくい文章で解読するのに手間取ったが、どうやらその根拠というのは・・・

自衛のため以外の兵器を作ったり、環境に良くないことをしている企業が混ざっている、そんな企業を含んでいるオルカンに投資するナンテ・・

思考力や価値観が貧しい!!

ということらしい

・・・
・・


やだ、ヤメテ・・お腹イタイw
超ウケるんですけどーww(平成ギャル風味)


退職後の貴重な時間を使ってツマラナイ記事を読んでしまったが、その時間を無駄にするのが勿体ナイ。せっかくなので、君に大事なことを伝えるためのネタにしようと思う。

まず、「環境に良くないこと」の定義は難しいので「自衛のため以外の兵器を作る企業」について確認してみよう。

軍需企業の個別株に投資しないというのであればまだ理解できるが、S&P500やオルカンに組み込まれる(狭義の意味での)軍需企業は1%~2%程度と、割合からすればほんのわずかだ。

それでも許容しないというのは、まるで豚の油を使った料理さえ口にしない厳格なイスラム教徒か、あるいはヴィーガン(完全菜食主義者)のようでアル。

そこまで徹底して軍需企業に投資しないというのであれば、当然その企業を儲けさせるような製品やサービスを購入したり、使用することはNGだよな?

「いやいや自分はミサイルや戦闘機を購入することなんてないからNo problem」とか思ったら大甘だ。

そんなことをしたら、ほぼ全ての飛行機に乗れナイ

航空機シェアで世界の約50%、日本ではJALの90%、ANAの70%を占めているボーイング社はバリバリの軍需企業でオルカンやS&P500の一員。

「トップガン マーヴェリック」で有名なF/A-18F スーパーホーネットは同社が製造している(ちなみに君の父親は第一作のF-14トムキャット推し💛)

F/A-18Fは現在進行中のイラン戦争でも使用されている現役の戦闘機だ。ほんの1%でさえ投資するのはNGなのだから、軍需企業の製造した機体を利用してもOkなんてロジックは成り立たないはずである。

では、他の航空会社を利用するから問題ナイかと言うと、残念ながらそれも難しい。JALやANAが使う他の機体のほとんどはエアバス社製。

同社も同じく軍需部門を持つ。
両社合わせた世界シェアは実に90%にナル

このFPは飛行機に乗ったことはナイのだろうか?


それだけではない。
現代の戦争においては、ミサイルや戦闘機を製造している企業だけが軍需企業というワケではない。イラン革命防衛隊は、米軍を支える企業群として以下を含む18社を名指しで攻撃対象としている。

・Google
・Apple
・Microsoft
・meta
・Intel
・IBM
・エヌビディア
・GE

攻撃対象を特定し、精密に誘導するにはこれら企業の製品やサービスが使用されているからだ。

これらを利用しないとなれば、Chromeやedgeは使えないということだし、iPhoneも使えない。FacebookやInstagramもそうだし、そもそもIntelやエヌビディアの半導体を使用する製品群、AIやOA機器、運転支援技術、医療機器などは全部使えないことにナル。

戦争は最終的にミサイルや戦闘機を組みたて、製品化している軍需企業だけでしている訳ではない。
数多の部品やIT技術から物流まで幅広い企業が関わっている。軍需企業だけがダメとか言う薄っぺらい構造ではないのだ。

どれだけ無理筋な理由で「S&P500やオルカンを選ぶ投資家は思考力や価値観が貧しい」と言っているのかが分かるのではないダロウか?

ではなぜ、このような無理筋な理由でオルカンにイチャモンをつけるのか?
それは以下の理由である。

①それをショウバイのタネにしているから
かって新NISAが始まった頃、某ポンコツアクティブファンドマネージャーが「オルカン信者は出世しない」と発言して失笑を買ったのと同じでアル。

どうでもいいことにイチャモンをつけて、それを飯のタネにするのだ(ネタ元のFPも手数料の高い某アクティブファンドを推しているw)

②思考力が貧しい
「S&P500やオルカンを選ぶ投資家は思考力や価値観が貧しい」と本気で思っている、救いようがないほど貧しい思考力の持ち主だからだ。

上記のどちらか、もしくは両方かもシレナイ。

いずれにしても、①なら倫理観が貧しいし、②であれば思考力が貧しい。

何より薄っぺらい理由で他人の投資方法を人格否定まがいの言葉で見下すのは、礼節の貧しい恥ずべきニンゲンのすることである。

息子である君には絶対マネして欲しくナイ。
君が将来経済的に貧しくなっても軽蔑したりしない。しかし、これらの貧しさを何とも思わないニンゲンになったら息子であっても軽蔑するだろう。

ただ、侮ってはイケナイ。
こんな薄っぺらいロジックでも信じる人々がいる。
人は大義名分に弱いからだ。

「戦争は悪」「戦争の道具を作る軍需産業はダメ」は正論だ。

そういった正論を振りかざされると、善良でピュアな人々ほど反論できなくなって思考が停止してしまう。

そして、そういった心理に付け込まれる。
だから、声高に正論を振りかざす輩に出会ったら距離を置くことだ。

投資の世界だけでなく、新興宗教、マルチ商法なども正論を振りかざして近づいてくる。つい最近、教育現場でも「平和学習」の正論のもと、偏った思想を植え付けようとした学校が判明して問題になった。

君のような未成年の学生は、まだピュアで思考力も発達途上だ(貧しいのではナイ)。だから学生はターゲットになりやすい。

これから社会に出るとタチの悪い大人が正論を語って近寄ってくるので、くれぐれも注意して欲しい(件のFP記事にも案の定、学生が登場していて行く末が心配でアル)

【追記】
長いサラリーマン生活で、自分は「倫理観」「思考力」「礼節」が貧しくならないよう気を付けていた。そして仕事で正論を振りかざして他者を批判したり見下すようなことはしなかったつもりだ。

だからこそ、ささやかだが幸せなサラリーマン生活の終わり方ができたと思ってイル。

【追記の追記】
記事本文の冒頭の引用文はFP協会の倫理規定の最初の一文でアル。
他者を貶めて自分に都合のよいロジックであらぬ方法に誘導することでないはずだが・・件のFPはじめ果たしてどれだけのFPが守っているのだろう?

自分が契約しているFPが、食べていくことの大変さを以下記事にしている。ゴハンのためなら倫理なんぞ構っていられないと言うFPが多すぎないだろうか?


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