依存でも執着でもない。「好き」の真実
ひとりで歩く帰り道。
なんとなく見上げた空が
キラキラ見えて━━━
「ああ、わたしずっと一人だったな」なんて
思ってしまった。
別に寂しいわけじゃない。
誰かに依存したいわけでもない。
彼氏がほしいわけでも
付き合いたいとかでもなくて
もう一度だけでいい。
誰かに「好き」って言いたい。
今、あなたは「好き」って
言える人いますか━━━━?
きっと
「好き」って言いたい気持ちって
“誰かを好きになりたい”って
いうより
“好きって言える自分に戻りたい”って
願いなんだと思うんです。
ただの恋愛感情じゃない。
心がちゃんと誰かを想って動いた
あの瞬間のわたしに――
もう一度会いたい。
誰かの笑顔にときめいて
声を聞くだけで元気になって
そんなふうに
人を想うことで、自分がちょっと
優しくなれたり
世界が少しだけ明るく
見えたりするあの感じ。
それって、すごく素敵な事だったなって。
たとえ、その恋が
報われなくてもいい。
振り向いてもらえなくても
それでもいい。
「この人、素敵だな」って
感じられる、そんな気持ちが
心の中に芽生えるだけで
わたしという人間が
また少し息を吹き返すような気が
するんです。
恋をしていたとき
自分が少しだけ
輝いて見えた気がしません?
髪型を気にして
着る服だって決められなくて
いつも以上にメイクに時間かけて
LINEの返信を躊躇って
電話を握りしめて着信を待って
誰かのために
「よく見られたい」と思うことが
時に自己肯定感を育ててくれる。
でも
失恋や裏切り、不安や自己嫌悪――
恋が終わるときって
たいてい「わたし」が
全否定されたように感じちゃう。
「世界の終わり」的な……感じ。
だからこそ
人は「もう恋なんてしない」と
口にしてしまうんですよね。
でも、それは心の傷口に
蓋をする哲学であって
本当の哲学は
こう問いかけるのです。
「あなたは、あなたを愛せていますか?」
昔のわたしは
誰かに「好き」って言っても
その言葉の半分以上は
「わたしを好きですか?」という裏の声
でも今は違う。
わたしの「好き」は
相手に押しつける愛じゃない。
“わたしの心からあふれた
静かな勇気”。
その人がどう返すかじゃなくて
「わたしが、好きになれたこと」自体が
美しいと思えるようになれた。
それに気づいたのは
自分を見つめる時間が
長かったからなんですよね。
哲学書に出てくるような
難しい言葉じゃなくて
ただ、誰かに好きと言えなかった
夜の寂しさを抱えてきたから。
もう一度、誰かに「好き」って
言える自分になりたい。
それは、誰かに依存することじゃなくて
「誰かを好きになれる
そんな自分が好き」って
思えるやわらかな誇り。
今、あなたは「好き」って
言える人いますか?
元カレ?
今カレ?
旦那さん?
それか…まだ出逢っていない人?
――それでもいい。
わたしは、もう一度
誰かに「好き」と言える
自分でいたい。
過去の傷も
未来の不安も超えて
ただ、今この気持ちを
大切にできる自分でいたい。
言ってあげたい
「おかえり、恋するわたし」って。
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