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年収は正社員の方が高かった。それでも私が派遣看護師を選ぶ理由

看護師として働いていると、

「正社員のままでいるべき?」
「派遣は収入が不安定なのでは?」
「結局、どちらが得なの?」

と迷うことはありませんか。

私は看護師として15年働き、正社員と派遣の両方を経験してきました。

年収だけを比べれば、正社員時代の方が高かったです。

それでも今、私は派遣看護師として働いています。

先に結論をお伝えすると、正社員と派遣のどちらが得かは、何を大切にしたいかによって変わります。

収入や安定を重視するなら、正社員が合う人もいます。

一方で、時間や職場との距離感を重視するなら、派遣という働き方が合う人もいます。

この記事では、私自身の経験をもとに、正社員と派遣の違いを6つの視点から整理します。

※この記事は、主に私が介護施設で派遣看護師として働いた経験をもとに書いています。勤務先や契約内容によって条件は異なります。
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1.年収だけなら、私の場合は正社員の方が高かった

正社員時代には、
・毎月の給与
・夜勤手当
・ボーナス
がありました。

年収だけを比べるなら、私の場合は正社員の方が高かったです。

派遣看護師は時給が高く見えることもありますが、勤務日数によって月収が変わります。

祝日が多い月や休みを取った月は、収入が少なくなることもあります。ボーナスの有無も派遣会社や契約によって異なります。

そのため、時給だけではなく、
「1か月に何日働くのか」
「交通費は支給されるのか」
「休んだ月の収入はどうなるのか」
まで確認することが大切だと感じています。

収入の高さと安定を優先するなら、正社員の方が安心できる人もいると思います。
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2.派遣だから社会保険や有給がないわけではない

私は以前、派遣には正社員ほど保障がないというイメージを持っていました。

しかし、派遣看護師であっても、条件を満たせば社会保険に加入できます。年次有給休暇や育児休業などの制度も対象になります。
違うのは、派遣先の施設ではなく、派遣会社と雇用契約を結ぶことです。

社会保険の加入手続きや有給休暇の付与は、基本的に派遣会社が行います。
「正社員ではないから、制度を利用できない」と決めつけず、派遣会社へ確認することが大切です。
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3.私が派遣になって一番得たものは、自分の時間だった

正社員時代の私は、
・夜勤
・残業
・委員会
・看護研究
・院内研修
・職場の飲み会

を、看護師なら当たり前のことだと思っていました。

特別つらいとも思わず、みんながやっているから私もやるものだと思っていたのです。

派遣になって一番驚いたのは、定時で帰れる日が増えたことでした。

「看護師って、定時で帰っていいんだ」

そう思ったのを、今でも覚えています。

私が経験した派遣先では、委員会や看護研究など、施設運営に関わる業務を任されることもほとんどありませんでした。

その結果、仕事が終わったあとに、
・noteを書く
・Instagramを更新する
・趣味を楽しむ
・勉強や自己投資をする
時間を持てるようになりました。

ただし、「派遣なら必ず残業がない」というわけではありません。

残業の有無や業務範囲は職場によって違うため、契約前に確認する必要があります。
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4.派遣だから、看護師としての責任が軽くなるわけではない

以前の記事では、派遣になって「責任が軽くなった」と書いていました。

でも、正確には少し違います。

派遣であっても、看護師として利用者さんの状態を観察し、必要な報告や対応をする責任は変わりません。

職場によっては、派遣看護師にも即戦力が求められます。

看護師一人で勤務する職場や、早い段階から受診対応・家族対応を任される職場もありました。

私が軽くなったと感じたのは、看護師としての責任ではなく、
「職場全体を背負わなければならない」
という気持ちでした。

職場の人間関係や運営上の問題を、仕事が終わってからも抱え続けることが少なくなったのです。

私にとっては、この仕事との距離感が大きな変化でした。
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5.人間関係を引きずりにくくなった

正社員時代は、人間関係で悩んでも、
「これからも長く働く職場だから」
「関係を悪くしてはいけない」
「簡単に辞めてはいけない」
と考え、必要以上に気を遣っていました。

派遣にも人間関係の悩みはあります。

それでも私の場合は、契約期間が決まっていることで、
「ずっとここにいなければならないわけではない」
と思えるようになりました。

合わない職場をすぐ辞めるという意味ではありません。

終わりが見えることで、人間関係を自分の生活すべてに持ち込まずに済むようになったのです。

同じ職場で長く人間関係を築きたい人には、正社員の方が合うかもしれません。

一方で、職場とは適度な距離を保ちたい人には、派遣が合うこともあると思います。
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6.派遣にはキャリアがない、とは言い切れない

正社員には、
・役職を目指す
・院内の教育制度を利用する
・一つの分野で経験を積む
・同じ職場で長期的なキャリアを築く
といった選択肢があります。

管理職を目指したい人や、同じ病院で専門性を深めたい人には、正社員の方が適している場合があります。

一方で、派遣だからキャリアがなくなるわけではありません。

派遣会社には、派遣労働者への教育訓練やキャリア相談を行う仕組みがあります。

私自身も、複数の職場を経験することで、
・自分が働きやすいと感じる環境
・苦手な人間関係
・無理をしやすい状況
・譲れない勤務条件
が分かるようになりました。

役職や昇進とは違いますが、さまざまな職場を経験したことで得られたものも、私にとっては大切なキャリアだと思っています。
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それでも、私は今のところ正社員に戻らない

もし今、
「年収が100万円上がるなら、正社員に戻らない?」
と聞かれても、私は戻らないと思います。

もちろん、本当にその状況になったら迷うかもしれません。

それでも今の私にとっては、収入だけではなく、

・定時で帰れること
・仕事以外の時間を持てること
・人間関係を引きずりにくいこと
・職場と適度な距離を保てること

の価値がとても大きいからです。

正社員時代より年収が下がったとしても、心と時間に余裕が生まれました。
私にとっての「得」は、収入の高さだけではなかったのです。
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正社員と派遣で迷ったときに考えたい5つの質問

どちらが得か迷ったときは、次の5つを考えてみてください。

1.毎月、最低限必要な収入はいくらか
2.収入・安定・時間のうち、一番大切なのは何か
3.夜勤や残業、委員会を続けたいか
4.仕事以外の時間で何をしたいか
5.これまでの職場で一番つらかったことは何か

正社員と派遣を比べるとき、給与や待遇だけを見てしまいがちです。

でも、以前の職場で何がつらかったのかを振り返ると、自分が働き方に求めているものが見えやすくなります。

正社員か派遣かの二択だけでなく、パートや紹介予定派遣などの選択肢もあります。

大切なのは、「一般的に得な働き方」ではなく、「今の自分に合う働き方」を考えることだと思います。
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最後に

正社員と派遣。
どちらが得かという問いに、全員に共通する答えはありません。

収入や安定を大切にしたい人にとっては、正社員が得かもしれません。
時間や心の余裕を大切にしたい人にとっては、派遣が得になることもあります。

私は派遣を勧めたいわけでも、正社員を否定したいわけでもありません。
正社員時代の経験があったからこそ、今の働き方を選べています。

以前の私は、
「看護師なら、この働き方が普通」
「正社員で長く働くのが正解」
と思っていました。

でも今は、
「私には、どんな働き方が合っているのだろう」
と考えられるようになりました。

私にとっての「得」は、年収だけではありませんでした。

時間と心の余裕。
そして、無理を当たり前にしなくていいこと。

それが、今の私が派遣看護師を続けている理由です。
あなたが働き方を選ぶとき、一番大切にしたいものは何ですか?
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※制度に関する記載は、2026年7月25日に厚生労働省・労働局の公開情報を確認しています。派遣でも労働関係法令が適用され、社会保険等の手続きや年次有給休暇の付与は派遣元が担います。実際の加入条件や待遇は、契約内容・派遣会社により異なります。
※私が経験した派遣勤務は主に介護施設です。病院・診療所などの医療関係業務への労働者派遣は原則として禁止され、紹介予定派遣や休業代替など一定の例外があります。




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