#私が小説を書くときにやっていること
おすすめに出てきた企画記事が面白そうだったので、ゆるく参加させていただきます。
ごくごく簡単ではありますが、他の字書きさんがどうやって書いてんのか知りてぇな・そもそも自分はいつもどうやって書いてたっけの備忘録として使える「字書きに聞きてぇ小説の書き方」テンプレ作りました。ご自由に使いまくって各々の小説の書き方教えてください pic.twitter.com/ydmRGT1ddu
— 金平糖 (@Conpilaton) September 7, 2021
こちらのポストをXで目にした時から一度そういった話はしてみたいなと思っていたので、この機会にまとめて書き出してみようと思います。
あまり参考にはならないと思うのですが、読み物として軽く読んでいただけますと幸いです。
前提として、私は長年二次創作小説しか書いてきておらず、今年に入って初めて一次創作小説を書き始めた者です。
しかし書くときの方法や小説に対する考え方は二次創作でも一次創作でも変わりませんので、企画の主旨からは逸れていないと判断してこの記事を投稿させていただきます。
プロットに関して
プロットや下書きは一切していません。思い付いたネタを書き留めておく事すら稀です…。
ではどういった時に書き留めておくのかといえば、登場人物に絶対にこの会話をしてもらいたい、という会話が浮かんだ時にそれをメモしています。
長くても三行ほどのメモ書きです。
また、文章として出力し終わると途端に自分の書いたものを忘れていってしまうので、設定などはノートに書き留めておくようにしています。
小説を書こうという動機については、自分が書かなければ、と思った時に書くといった感じです。
その為、書く時は書きますが書く必要を感じない時期は年単位で書かなかったりもします。
書き方の流れ
私の場合は頭の中で流れた映像を文章に落とし込むという感覚で小説を書いています。
登場人物たちを俯瞰して見ている事が多いですが、登場人物の視点で書く時は一旦その人物として映像の世界の中に入り込むことになります。
長時間集中して登場人物の気持ちに入り込んでいると暫く現実の世界に適応できなくなるので、これは休日の家でしか出来ない方法ですしやろうと思って出来ることでもないです…。
話の進行に関しては、映像で見たそのままを書いているのであまり作者の意図に沿わせて話や人物を動かすという事はしていません。
先述の会話を書き留めておくというのも、映像の中で聞いた言葉が「これしかない」と感じた時にしているもので、その場面を書くときに思い出せず別の表現しかできなくなる事を防ぐためのものです。
風景や温度、季節、時間帯や聞こえる音、会話や動きのテンポなどは文章を読んだ時に映像をなるべく忠実に再現できるように心がけて書いているつもりです。
小説の書き方については何かで学んだ事はなく、それなりに小説を読んできたのでなんとなくこうだろう、という感覚で書いています。
ここまで読んでお気付きかと思いますが、要は感覚だけで書いているようなものです…。
意識している事と言えば、その世界の話を書く時の頭に切り替えられる音楽をプレイリストにして書き始める前に聴く、くらいでしょうか。
これは個人的には結構重要な役割がある様に感じます。
雰囲気に合った曲を聴くことで頭がその世界に入りやすくなるような気がしています。
AIは一切使用していません。
最終チェックは自分で通して読んでみてテンポや言葉選びを修正するくらいです。
どんな話を書こうか考える時
基本的にはキャラクターありきで話を考えるので、こういうキャラクターの出てくる話を書きたい、というところからスタートします。
そのキャラクターはどんな人で、どんな場所に住んでいるのか。何をして過ごし、どんな人達と関わっているのか。
それこそ映画の出だしのような感じで、徐々に主人公のおかれている状況が見えてくる感じです。
話のジャンルや展開に関しても、主人公が映像の中で動いた通りに書いていってその結果こうだった、と自分の中でも後々判明するような感覚です。
気を付けていること
登場人物の行動や発する言葉、考え方がその人物らしいものかどうかを一番大切にしています。所謂「キャラ解釈」というものです。
あとは小説といえど現実に存在するものはなるべく現実的になるように、出てくる物や場所に関しては調べています。
振り返ってみると料理や植物、色や文化、歴史について調べている時間が多めな気がします。
その為、資料は結構集めている方かも知れません。
インターネットで調べる事も多いですが、やはり紙の本が一番資料として扱いやすいので購入するか、入手が難しい本などは図書館で借りる事もあります。
趣味で書いているだけですが資料代はそこそこかけてしまいますね…。調べて知識をつけるという事自体が好きなので…。
あとはやはり、良く言われる事ですが「知っている事しか書けない」というのは本当だと思うので、インプットの機会は多く作っています。
小説、漫画、映画、アニメ、ゲームなどには日常的に触れています。これは小説を書く為にというより、元々好きだということもありますが。
知っている事、というのは知識は勿論ですが様々な感情を知るということも大切な気がしていて、なるべく幅広いジャンルの作品に触れておこうと意識しています。
短歌の歌集も好んで読んでいます。
限られた字数で読み手の想像を膨らませる手法が凝らされていて、読んでいてとても楽しいですし感性が瑞々しくなるような気さえします。
書き方の変化
小説(二次創作でした)を書き始めた頃の環境が親のパソコンで親が留守にしている、家事をしている隙に目を盗んで書くというものだった為、長らくキーボードで書くこと、書き始めたらひと息で書き切ること、という状況でしか小説を書くことができませんでした。
それが20年近く経った近年になり、ようやくスマホで書ける(Gmailの下書きに書いています)ようになり、1つの話を日を跨いでも書けるようになりました。
ひと息で書ききらないと続きが書けなくなってしまっていた(書き始めた時の気持ちが思い出せなくなっていた)時代は4000字〜10000字の話を1日で書く事しかできませんでしたが、日を跨いでも続きを書くことができるようになってからは1話が15000字程度の話を書くことができるようになりました。
ちなみに書くスピードとしては、書きやすい話は1時間で1200文字ほど書いています。
これが早いのか遅いのかは分かりませんが…。
また、昔村上春樹のエッセイで氏がお酒を飲んだ状態でも執筆しているというのを知った時はそんな事できるのか? と驚いたものですが、近年意外とできるという事が判明したりもしました。
また、私の書く話の癖として、同じ世界の話を書く時に以前の話で出てきたアイテムに後の話で役割を与える事が多くなりがちです。
これは恐らく、登場人物たちの関係が深まっていることを示すためにそうなっているのではないかと思っています。
思い出の品が増えることは関係性が深まることと同義であると言えると思うので。
振り返ってみて
振り返ってみると、自分の為に書いているんだなあという事が改めて分かりました。
文章を書くこと自体が好きなので、自分の理想の物語やキャラクターについて思う事を誰かに伝える形として文章を選んだ事は必然のように思います。
自分の書いた小説について、何方かに受け入れて楽しんでいただけたら良いなとは勿論思いますが、たとえ反応が無かったとしても自分が書きたいと思ってさえいれば、これからも何処かで黙々と書いているのだろうと思います。
私はあまり現実世界のあり様に納得していません。
特に今年になってからは世界的に厳しい状況に直面している事もあり、どんどん性善説が通用しない世界に向かっていく現実を生きなければならない事は、私には辛く苦しいことなのです。
人間という欲に惑わされやすい生き物のことも自分自身含めあまり好きではないので、人間に対する希望を見せてくれる物語の世界が好きです。
そこには美しい世界が広がっているので、現実の不条理を物語の世界に入ることでようやく受け流すことができています。
自分の書きたいものは、人が心を震わせ、きらきらと輝いているような美しいシーンです。
そういった風景を頭の中で眺めている時間はとても楽しく、心安らぐものです。
私の書いたものは趣味で書いた拙い文章に過ぎませんが、それでも読んでくださった誰かと一時、私が頭の中で見たような美しい風景を共有してなんとなく優しい気持ちになったり、楽しい気持ちになって読んでいただけたら嬉しい限りです。
誰かが小説を書くための参考にはならないような内容になってしまいましたが、小説を書くときにやっていること、その為に考えていることについて書かせていただきました。
どこかで私の書いた小説を見かけることがあれば、その時はよろしくお願いいたします。
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