12月18日発表の米消費者物価指数の詳細解説
2025年12月18日、日本時間の22時30分にアメリカの11月の消費者物価指数(CPI)が発表されました。
今回発表された米国の消費者物価指数(CPI)は、通常とは大きく異なる形で公表されました。米政府の一部閉鎖により、米労働省労働統計局(BLS)は10月分のCPIデータを収集できませんでした。CPIの多くの項目は、BLS職員による現地調査や聞き取りによってデータを取得する仕組みになっているため、政府閉鎖によってこうしたデータ収集活動が完全に停止したことは、CPI算出に大きな影響を及ぼしました。
BLSは調査データを後から遡って取得することもできないため、10月分の月次変化を算出できない項目が多数生じました。ただし、CPIには「調査を伴わず、市場データや外部データソース(nonsurvey data)を用いて算出される項目」も存在しており、これらの項目については10月のデータを後から取得することができたと説明されています。
BLS did not collect survey data for October 2025 due to a lapse in appropriations. BLS was unable to retroactively collect these data. For a few indexes, BLS uses nonsurvey data sources instead of survey data to make the index calculations. BLS was able to retroactively acquire most of the nonsurvey data for October.
つまり、今回のCPIでは、
・10月のデータが完全に存在しない品目
・10月分のデータが部分的に揃った品目(nonsurvey データ)
という二重構造が生まれることになりました。
そのため、BLSは10月のデータが完全欠測となった項目に限って、9月から11月までの「2か月間の変化率(two-month change)」を算出するという、異例の対応をとりました。これは通常のCPI公表では見られない方法であり、今回のデータを解釈する際には、この構造的な背景を理解しておくことが欠かせません。
なお、ガソリンや新車・中古車など、一部の価格は nonsurvey データを用いて算出されるため、10月分の月次データが「取得できた」項目に該当します。
米消費者物価指数は世界中の投資家が注目する重要指標の一つです。
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・米消費者物価指数はなぜ世界中で注目されているのか、
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