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注目すべき欧州女性政治家と出版の話


 この記事では以前からリクエストの多かった「女性政治家」に関する話題をお届けします。毎週金曜日には「女性政治家について取り上げてほしい」とのコメントをいただくことも多く、ようやくこうして取り上げられることになりました。
 前半はそのテーマについて、後半は私自身が本を出すことになった経緯や、出版にあたっての思いなどを説明します。経済の難しい話はほとんどありませんが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

はじめに

 「女性だけを取り上げるのはどうか」といったご意見もいただくことがありますが、大統領や首相といった立場でない限り、他国の政治家に注目する機会はそう多くはありません。この機会に少しでも関心を持っていただけたらと思っています。

カヤ・カッラス氏:ロシアに最も厳しい女性リーダーの一人

 まずご紹介するのは、エストニアの元首相であり、現在は欧州委員会の副委員長を務めるカヤ・カッラス氏です。外交や安全保障を担当しており、日本のメディアにも比較的登場する機会が多い人物です。彼女はエストニアで初の女性首相として知られ、中道右派とされるエストニア改革党に所属しています。

出所)外務省【2025/2/15】
日・EU外相会談

 カッラス氏は、政治家の家庭に育った人物で、お父さんもかつてエストニアの首相を務めました。ただし、家族の歴史には複雑な背景もあり、母親はソ連時代にバルト三国の住民としてシベリアに抑留された経験を持っています。こうした家庭環境もあって、カッラス氏は「ロシアはソ連時代から何も変わっていない」とする強い立場を取り続けており、ロシアに対しては極めて厳しい姿勢を貫いてきました。

 
1977年生まれで現在48歳。弁護士としてキャリアをスタートさせた後、2014年から政治家として活動しています。プライベートでは、2002年に元財務大臣と結婚して子どもをもうけたのち2006年に離婚、2018年に銀行員の男性と再婚しています。見た目の変化もあまりなく、ビフォーアフターといった写真もほとんど変わらない印象です。今後も、欧州とロシアの緊張が続く中で、メディアで彼女の名前を目にする機会は増えていくでしょう。

ロベルタ・メツォラ氏:欧州議会を率いるマルタ出身のリーダー

 次に紹介するのは、マルタ出身の欧州議会議長、ロベルタ・メツォラ氏です。欧州議会議員はそれぞれの加盟国で選出されますが、欧州議会自体には立法権がないため、一般にはあまり注目されることがありません。それでも彼女は現在、その議会の議長という要職を担っています。

出所)eumag.jp

 マルタは、イタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国で、人口は約44万人。1960年代まではイギリス領で、2004年にEUへ加盟しました。メツォラ氏は欧州議会内の中道右派会派である「欧州人民党」に属しており、ヨーロッパ政治の中で一定の存在感を放っています。

 2005年にフィンランド人の男性と結婚し、2009年には夫婦揃って欧州議会選挙に立候補しました。異なる国籍を持つ夫婦が、それぞれの加盟国から同時に欧州議会選挙に出馬したのは史上初とされています。現在は4人の子どもの母でもあり、今後もしばらく議長職を続ける見込みですので、覚えておくと良いかもしれません。

出版について

 ここからは少し話題を変えて、私自身の出版について説明させてください。初めての経験で勝手が分からないことも多いのですが、Amazonの売れ筋ランキングで10何位に入って「おお、すごいのか」と驚いたり、ランキングのことをX(旧Twitter)で質問したりと、なかなか面白い体験をしています。

 ただ正直なところ、本を出すのはこれが最初で最後かもしれません。本を書くという作業が思った以上に大変であることを実感しました。YouTubeでの活動を知らない方にとって、どこかの誰だか分からないおじさんの本に興味を持ってもらうのは簡単なことではありません。

 それでも出版を決意したのは、これまでの活動の総まとめとして1冊の形でお届けしたいという思いがあったからです。過去の動画の内容を覚えておくのも、振り返るのも大変だと思います。そこで、自分の考えを改めて整理し、今の視点から再構成してまとめようと考えました。

本屋での取り扱いと出版イベントについて

 よく「書店に並びますか」というご質問をいただくのですが、私は有名人ではないので、全国の書店に並ぶということはおそらくないと思います。そのため、お手数ではありますがネットでの予約が確実かと思います。また「出版イベントはやらないのですか」という声もいただきますが、現時点ではイベントを開催する予定はありません。細々と進めているプロジェクトですので、その点はご了承ください。

 皆様には、改めて心より感謝申し上げます。

 私自身、経歴などもほとんど公表せず、中身の面白さだけで勝負してきたつもりですが、最近はチャンネル登録者が20万人を超えるようになり、私についてのレビュー記事や紹介なども見かけるようになりました。概ねポジティブな評価が多く、大変ありがたく思っています。

 一方で、「モハPは日本の証券アナリスト資格を持っていない」と書かれているサイトもあるようですが、これは事実ではありません。私は日本の証券アナリスト資格をきちんと取得しています。

 もっとも、これは日本国内で2万人以上が保有する資格であり、持っているからといって必ずしも正しい見解ができるとは限りません。それでも、そういった評価がなされるようになったのは、それだけ認知されてきたという裏返しなのかもしれません。

金融リテラシーと情報発信

 本の出版は一区切りとなるかもしれませんが、金融や経済の話を分かりやすく、面白く伝えていくことに関しては、まだまだやれることがあると感じています。金融リテラシーや投資教育についてはよく語られますが、実際に流れてくる情報には偏りがあり、専門家の解説も分かりにくく、面白みに欠けることが多いと感じています。

経済情報を扱う私の動画も「すごい裏情報」を毎回出せるわけではありません。しかし、誰でもアクセスできる情報の中から、切り口を工夫し、興味深い文脈で伝えることはできます。

就活生とYouTuberに共通する、伝える力

 私はもっとユーザー目線で、生活に役立つ情報を提供していけるサービスが必要だと考えており、その一環としてnoteも展開しています。noteを通じて、より多くの人に知識を届けることができるようになったと感じています。金融業界に長く携わってきた立場から言えば、この分野にはまだまだ改善の余地があります。世の中に本当に必要とされている情報を、わかりやすく、面白く届けるということを今後も追求していきたいと思っています。

おわりに

 この記事では、ご要望のあった欧州の女性政治家に関する話題と、私自身の出版にまつわる話をお届けしました。これからも、多くの方にとって役立つ情報を発信し続けていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


ご参考

 メローニ首相以外に、ヨーロッパの女性政治家にフォーカスしてほしいと多くのリクエストをいただいてきました。この記事では注目すべきヨーロッパの女性政治家をご紹介したいと思います。

スウェーデンのロミナ・ポールモクタリ氏の解説

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