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楽々古事記【14】クシナダヒメ

この楽々古事記を読めば、少し難しい古事記の本でも楽々わかるようになる!

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スサノオ、大地に立つ

「ここはどこやろか?」

天上界を追放されたスサノオは、出雲国の肥の河の上流付近に降り立ちました。

【出雲国の肥の河】(いずものくにのひのかわ)
今の島根県の斐伊川(仁多郡鳥上)

肥の河のほとりにいると、河の上流から「箸」が流れてくるのを見て、

「(上流には誰か住んじょるみたいやな)」

と思い、河に沿って歩き出しました。

ほどなくして民家が見えてきたので近づくと、家の外でシクシクと泣いている者たちがいるではありませんか。

泣く家族

家の外には、父親と母親、そしてその娘らしき者が泣いていました。

「なんで泣きよるとか?…名前は?」

「はい、

・私は足名椎命(アシナヅチ)

・妻は手名椎命(テナヅチ)

・娘が櫛名田比売(クシナダヒメ)

といいます」

「ふむ、で?」

「私たち夫婦には八人の娘がおったとですが、毎年やってくる大蛇の生け贄に一人づつ・・・うううッ」

「そりぁ可哀そうに…」

「そしてまた、もうじき大蛇がやってくる時期なので、この最後の娘クシナダヒメが生け贄に…うううッ」

「ふーむ…」

求婚

「よしッ、その大蛇をオレが退治しちゃろうか?」

「えッ! 退治してくれるとですか?」

「そんかわり、娘のクシナダヒメを嫁にもらうけど、いいか?」

「あなたさまは、いったい…」

「オレか? オレはアマテラスの弟でスサノオっちゅうモン(者)たい」

「ええッ! アマテラスさまの!」

「そうたい」

「それは畏れ多い事です。私たち国つ神の者でよければぜひ」

というワケで婚約が成立してしまいました。

【国つ神】(くにつかみ)
原則は、天つ神が天上界(高天原)の神様で、国つ神は地上界(葦原中国)にいる神様。
例外①天つ神でも地上生まれだったりする場合。
例外②スサノオのように追放されて地上に降りた場合。
例外③本来は天つ神だが、身分(神格)が違いすぎるため、相手にへりくだって「私は国つ神」と言う場合。
(天つ神の方が格上なんです)
例外④その他の場合、ワカチコ。


さて、今回はこれにておしまいです。
図を2つ貼っておわりますね。
アシナヅチとテナヅチは、右下のイワナガヒメの2つ上です。

図① 神生みポンポン

図② スサノオの系図


北九州市で飲食店などをやっています。
気になる方は下記のプロフィールをご覧くださいませ。

ではでは。。。


次回:【15】決戦!八俣大蛇
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