楽々古事記【04】国生みポンポン
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男やろ???
国生みに失敗しているイザナキとイザナミの二人は、高天原の神様たちに相談をしに行きました。
「おっちゃーーーん」
「おー、どうした二人して」
迎えてくれたのは、別天神(ことあまつかみ)の神様たちでした。
「国生みが上手くいかんとやけど、おっちゃん、どうしてやろか?」
「ふーん…そんなことよりイザナキ…、お前、なめちょんか?」
「えッ、なんがですか?」
「俺は別天神やぞ」
「はい、知ってますけど…」
「別天神は独神(ひとりがみ)やから、性別は無いんぞ。知っちょろーが」
「(・・・)」
「イザナミ、お前もたい!」
「えーッ私もー?…。でもさぁ、未来の人間が別天神のおいちゃんたちを男神みたいな絵で描いちょるけん、いいっちゃないと?」
「未来の人間が?…」
「うん、おいちゃんたちのこと、みんなそう描いちょるよ、ねぇ、イザナキ?」
「うん、そうそう。んで、おっちゃんたちの喋り方も男やん」
「チッ、クソが・・・チョット待っちょけ、占っちゃるけん」
太占(ふとまに)
少し不貞腐れた別天神は、神々を集めて「太占」を行いました。
【太占】(ふとまに)
鹿の骨を焼いてヒビの入り方で占う方法。
その他にも、獣の骨や、亀の甲羅などでも行う。
太占を終えた神々が、
「バカやなコイツら…」
「使えんヤツらやな…」
「保育園からやり直しやな…」
と、ヒソヒソと口を揃えて言いました。
そして先ほどの別天神が、イザナキとイザナミの所に、面倒臭そうに伝えにやってきました。
「あッ、おっちゃん、どげんやった?」
「どげんもこげんもあるか、きさまら!」
「えッ、なんで怒っちょると?」
「イザナミッ!」
「あ、はい」
「お前から声をかけちょろーが」
「は、はい」
「それがいかんとたい。イザナキは知っちょったろーが? あー?」
「あ、はい…薄々はそう思いよったけど…」
「チッ…きさんらこのぉー…もっかい、やり直しちこいッ!」
国生みプロポーズ大作戦part2
別天神にこっぴどく怒られた二人は、地上のオノゴロ島に戻りました。
「あんた知っとったんなら、教えりーっちゃ…。めちゃくちゃ怒られたやん!」
「あ、うん、でもイザナミが、あの時はノリノリやったけんさぁ…」
「えーッ、あたしのせい? 好かーんもうッ!」
「ごめん、ごめん」
夫婦喧嘩が終わったあと、仲直りした二人は天之御柱を再度廻り、今度はイザナキから声掛けをしたのちに合体しました。
大八島(おおやしま)
すると、どうでしょう。
見事な国がポンポンと生まれるではありませんか。
四国と九州に、大小合わせて八つの島を生みました。
「おッ、いい感じやん」
「うん、いい感じ、いい感じ」
「八つも島が出来た」
「大八島っち名付けよーよ」
「大八島の国か…いいねそれ」
もうご機嫌です。
二人は調子に乗って、また合体に明け暮れました。
六島(むつしま)
大八島を生んだあと、更に合体を繰り返すと、またまた国が生まれました。
「また出来たばい」
「うん、もう亀の産卵やね。フフフ」
小さな国でしたが、立派な六つの島を生みました。
さて、今回はこれでおしまいです。
図を3つほど貼っておきますね。
そして図③で前回の「国生みは人か島か?」を少しやりますね。
図① 今回の図

図② 国生みポンポン図

図③「国生みは神か?島か?」

上図を見てもらってもわかるように、国(島)の別名では、「神様の名前」が書かれています。ということは…
でも、いくら想像しても、結局のところ確定できないので、よくわかりません…。ワカチコ案件です。
というわけで、別名の神様に「別(ワケ)」の文字が入っていることを説明して終わりますね。
【別】(ワケ)
この文字の意味は、
天上界の天つ神の系列から別れた。
天つ神から役職を分け与えられた神様(守護神など)
天つ神から土地を分け与えられて、その土地に根付いた神様や豪族。
という意味合いがあります。
「和気(わけ)」も、ほぼ同じ意味です
ではでは。。。
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