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留学したけど、英語を仕事にはしなかった

留学やワーキングホリデーの話を何本か書いてきた。

・留学したのに英語ができる気がしない話。
・留学すれば英語が話せるようになると思っていた話。
・TOEIC590点が長年コンプレックスだった話。
・勝手に英語担当にされた話。

振り返ると、私はずっと「英語との距離感」に悩んできた気がする。

そして今の結論は、とてもシンプルだ。

私は留学したけれど、英語を仕事にはしなかった。
日常生活で英語を使う機会もほとんどない。
だから英語力も確実に落ちていると思う。

英語は筋トレみたいなものだ。
使わなければ衰える。

どれだけ留学していても、どれだけ勉強していても、毎日のように使わなければ少しずつ忘れていく。

だから結局、一番大事なのは才能でも留学経験でもなく、続けることなのだと思う。

私はそこまで英語が好きだったわけではない。
海外に住みたかった。
イギリスの音楽が好きだった。
そのために必要だから勉強した。

だから今振り返ると、英語を使う仕事を選ばなかったのも自然な流れだったのかもしれない。

もし本当に英語を使う仕事がしたかったら。
もし何が何でも英語環境で働きたかったら。

もっと必死に勉強しただろうし、失敗しながらでも挑戦したと思う。

でも私はそうではなかった。
だから今も後悔はしていない。

私は留学もワーホリも無駄だったとは全く思っていない。
むしろ人生の中でも貴重な経験だった。

それなのに不思議なことに、周りからはよくこう言われる。

「もったいない」
「英語使わないの?」
「せっかく留学したのに」
悪気はないのだろう。

でも私は毎回少し不思議な気持ちになる。

なぜなら、留学の価値は英語の仕事に就くことだけではないと思うからだ。

・海外で暮らしたこと。
・文化の違いを知ったこと。
・自分がマイノリティになる経験をしたこと。
・英語が通じなくて困ったこと。
・なんとか乗り切ったこと。

そういう経験も十分価値があるはずだ。

それに今の時代、英語ができるだけで特別な仕事に就けるわけでもない。

翻訳ツールもある。
AIもある。

もちろん英語ができることは強みだ。
でも、それだけで人生が決まる時代でもない。

だから私は、留学したことを後悔していない。

英語を仕事にしたわけではない。
今では英語を使う機会もほとんどない。

それでも、留学やワーキングホリデーで得たものは確かにあった。

・どこでも暮らしていけるかもしれないという自信。
・少数派として生きる経験。
・そして、日本を外から見る視点。

それはTOEICの点数にも、履歴書にも書けないけれど、私にとってはかけがえのない財産だ。

そして最近、少しだけ気持ちにも変化があった。

仕事にするつもりはないけれど、また英語に触れてみようかなと思っている。

留学していた頃のようにはいかなくても、せめて自分が一番英語を使えていた頃の感覚くらいは取り戻したい。

海外旅行をもっと自由に楽しめるようになりたいし、海外の人とも気軽に話せるくらいにはなりたい。

そんな気持ちで、久しぶりに英語と向き合ってみようと思っている。

英語は私の仕事にはならなかった。

でも、きっとこれからも私の人生とは切り離せないものなのだと思う。

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