はじめての学級経営③朝の会
<目的>
朝の会で子どもの健康状態を察知し、一日の見通しがもてる
<朝の会で大切にしたい3つのこと>
①一人一人の健康状態を担任と学級全体が理解できる
②一日の流れを確認し、見通しをもつことができる
③担任の言葉で安心感を抱ける
子ども視点でみる、朝の会の主な意義はこの3つになります。
1.手順
⑴ここだけは押さえたい「4つのメニュー♪」
朝の会のメニューは学級の成熟とともに変化していきます。
ここでは、朝の会で「これだけは最低限やりたい」4つの項目について解説していきます。
<朝の会 基本メニュー♪>
①あいさつ
②健康観察
③先生からの連絡
④おわりのあいさつ
⑵メニューにはないけど大切な「0番」
メニューにはありませんが、朝の会には実は「0番」があります。
それは、「⓪朝の会を開始できるように学級全体が準備を整えている」
もっと具体的に言うと、「⓪自席に戻る」です。
「⓪自席に戻る」が朝の会の開始時刻までにできていることでスムーズに朝の会を始めることができますよね。
そして、この「⓪自席に戻る」でなるべく担任の手を使いたくはありません。
ではどうすればよいのでしょうか。
「⓪自席に戻る」ように子ども達に働きかけるとき、例えばこのような方法があります。
「⓪自席に戻る」4つのパターン
<パターン1>担任が声をかける
例) 黒板の前に立ち「自分の席に戻りましょう」「座りましょう」
<パターン2>チャイムで戻る
例) 学校全体で朝の会の時間が設定され、チャイムが鳴るシステムになっている場合
<パターン3>日直が声をかける
例) 朝の会の開始時刻より前に日直が前に立ち、準備をする
<パターン4>タイマーをセットする
例) 開始時刻に合わせてタイマーをセットする
学級開き当初、もしくは「これから朝の会を変えたい!」というタイミングでは、
「<パターン1>担任が声をかける」から始めましょう。
ですが、これはあくまで「自席に戻り、朝の会を定刻開始する」という目的を優先するときに限ります。
いつまでも担任が声をかけていては、負担が大きいことに加えて、子ども達の主体性も育ちません。
子ども達が自分から動けるようにしていくためには、
「<パターン3>日直が声をかける」
「<パターン4>タイマーをセットする」
の方法を取り入れましょう。
理想は、
「のこり時間10秒までには全員が着席。日直が前に立ち、朝の会が始められる」
です。
担任であるあなたが、あきらめずに、学級全体でここを目指しましょう。
大丈夫です。こうして積極的に学んでいるあなたならできます。
ちなみに、タイマーは大きいものを使いましょう。教室後方からものこり時間が見えるようにするためです。
ここからは「朝の会の基本メニュー♪」について一つ一つ説明します。
<朝の会 基本メニュー♪>
①あいさつ
②健康観察
③先生からの連絡
④おわりのあいさつ
⑶ ①あいさつ
「⓪自席に戻る」ができたら、いよいよ朝の会が始まります。
司会者は次のような声かけをします。
立ちましょう。
机といすをそろえましょう。
姿勢を正しましょう。
おはようございます。
ポイントは、
「机といすをそろえましょう。」
という言葉です。
注意点としては、この声かけをするとダラダラやる子やこだわりがあり時間をかける子が出てくるときがあることです。
原則として、全体で動くときには"待たせる時間"をいかに削るかが大切になります。
やっている子が損をしないためです。
もし机をそろえることに時間がかかっている様子がみられたら「3秒以内」などの数値目標を設定しましょう。
心の中で「1・2・3」と数えてみましょう
と声をかけ、実際に一度練習してみると子ども達もやり方が分かり、上手に机を整えることができるようになっていきますよ。
⑷ ②健康観察
健康観察は必ず担任が一人一人に行います。
学習活動をする上での土台となるのが「健康・安全」
この過程を省略したり簡略化したりしている場合、子どもの健康や安全を蔑ろにしていると言われても仕方ありません。
皆さんには釈迦に説法ですが、念のため意義をお伝えしました。
健康観察でチェックするポイントは次の2つです。
①子どもが自席にいるのかどうか
②子どもが学習ができる状態かどうか
手順は次の通り。
①名前を呼ぶ
「サトウゲンキさん」
②返事と健康状態の自己申告をさせる
⑴「はい、元気です/まあまあです/少しねむいです」→次の児童・生徒へ
⑵「はい、少しおなかがいたいです」等
→担任「今日はどんなふうに過ごせそうですか?」
(学習ができるかどうかの確認)
→「みんなと学習できます」→次の児童・生徒へ
→「学習するのはつらいです」→体温計を渡し、次の児童・生徒へ→③
③体調不良の場合、検温をする
→発熱→保健室へ
→平熱→基本的には学習する
※担任はその日、健康状態をよく観察する
<子どもがいないとき>
・欠席連絡あり→「○○さんは、今日はおやすみです」→次の児童・生徒へ
・欠席連絡なし→全員の出席状況を確認後、保護者に連絡
<ワンポイント>健康観察中にふざける子がいたらどうする?
健康観察中の「悪ふざけ」や「関係のないおしゃべり」には毅然とした態度で対応する
健康観察中に担任と各子どもとのやりとりを遮るような行為は絶対に見逃しません。
健康観察は「できるだけ円滑に、適切に」がセオリーです。
もし健康観察の妨げになるような行為がみられたら、
「やめてください。今はみなさんの健康チェックをする大切な時間です。やめてください。」
とスルーせず対応しましょう。
「一人一人の健康が最優先」
「君たちを大切にしている」
を担任の行動で示します。
これをスルーしたり担任が関係のない話を始めたりすると、「一人一人の健康より、おしゃべりや悪ふざけをする子を優先している」ことになってしまいます。
一見「やさしい」ように見えるかもしれませんが、これはやさしさではありません。甘やかしです。
健康観察を大切にして、毅然とした態度で行うことが、本当のやさしさだと、私は思います。
<保健室へ行かせるとき>
・37.5℃以上(※)の発熱がある
・明らかな体調不良(ふらつき、涙、嘔吐、顔面蒼白など)がある場合
・本人が「教室にいられない」と訴えた場合
・「学習活動ができない」と担任が判断した場合
※平熱が低い場合、「平熱より+1.0℃程度」で体調不良を訴えている場合でも保健室に行かせることを検討します。
学校で基準が共有されている場合はそれに従いましょう。
もし、基準が分からなかったり定められていなかったりする場合には、養護教諭や同僚、管理職に聞いてみましょう。
ちなみに、健康観察を行う朝は、午後に比べて体温が低くなります。
そのため、健康観察時に関しては「37.2℃で発熱」と判断してもOKです。
37.2℃や37.5℃といった発熱の基準については以下の内容を参考にしてください。
<参考>発熱の基準について
教師として最低限知っておきたい部分だけ抜粋しています。
・日本人のワキの下で計測したときの温度は平均36.8℃(※1)
・健康観察をする午前中は体温が低い(※2)
・感染症法で37.5℃以上が発熱、38℃以上が高熱と定められている
※1神戸市立医療センター西市民病院HP参照
※2世界で最も信頼されている臨床内科学のテキストである『ハリソン内科学』では、午前6時で37.2℃、午後4時で37.7℃が発熱の基準とされる
<参考文献一覧>
※概要は上に書いているので、読まなくてOKですよ。
https://accessmedicine.mhmedical.com/content.aspx?bookid=2129§ionid=192011177&utm_source
<ワンポイント>観察力を鍛える
健康観察の時、担任として大切にするのは「子どもの言葉を信じない」ことです。
なんてひどいことを!!!
と思われるかもしれませんが、健康観察に関しては子どもの言葉を過信してはいけません。
なぜなら、子どもの場合、
「自分から言い出せない」
「体調が悪いことを自覚していない」
ということがままあるからです。
普段から子どもの様子をよく観察しておくことで、「いつもと様子がちがうな」という違和感をもつことができます。
それが、先輩の先生がよく言う「観察力」の正体です。
保健室に行かせるときの一定の基準は設けますが、最終的にはこの「観察力」が子どもを助けることになります。
もちろん、自分の体調について子どもが自分で気付けることが一番です。
ただ、学級の管理者である担任としては、「観察力」は身につけておきたいですよね。
観察力を鍛えるコツは「変化を見つけたときに子どもに伝える」ことです。
🧒 見た目の変化に気づいて伝える例
「髪型変えたんだね。似合ってるよ!」
「新しい靴?かっこいいね!」
「今日はちょっと顔色がいつもと違うね。体調はどう?」
✍️ 行動の変化に気づいて伝える例
「今日はいつもより早く登校したね。」
「今朝は静かだったね。」
「今日は3回手を挙げて発表してたね。」
「今日は給食、全部食べたんだね。」
😊 表情・感情の変化に気づいて伝える例
「今日は笑顔が多いね。」
「ちょっと元気がないように見えるけど、大丈夫?」
「いつもより落ち着いてる感じがするね。」
📚 学習や作品に対して気づいたことを伝える例
「ノートの字、マスの中に大きく書けているね。」
「絵の色づかい、前より明るくなった気がするよ。」
「最近、漢字の書き取りが丁寧になってきたね。」
⑸ ③先生からの連絡
健康観察が終わったら、「先生からの連絡」をします。
「次は健康観察です。〇〇先生、お願いします。」
と日直が言った後、担任から次のことを連絡します。
<先生からの連絡 例>
1.承認の言葉
2.一日の流れ(学習予定)
3.重要な連絡※あれば
1.承認の言葉
まずは、朝の会までの子ども達の様子などを承認する言葉がけをします。
「今日は全員の顔がみられてうれしいよ。」
「先生の方に体を向けて聞いているね。今のみんななら、きっと最後までしっかり聞けるね。」
「今日は、いい一日になりそうだね。」
「おはようのあいさつ、よく声が出ていたね。」
「朝の会で大切にしたい3つのこと」を思い出してください。
<朝の会で大切にしたい3つのこと>
①一人一人の健康状態を担任と学級全体が理解できる
②一日の流れを確認し、見通しをもつことができる
③担任の言葉で安心感を抱ける
朝はねむかったりまだ脳が起きていなかったりで気だるいですよね。
そんなときに、朝から注意されたり、こうしろと言われたりするのは大人でもしんどいです。
正直に言えば、担任として「もっとこうしてほしい」という思いはあります。
ですが、朝はそれよりも「③担任の言葉で安心感を抱ける」ことの方が、私は大切だと思っています。
担任からの言葉の第一声は、「子ども達を承認する言葉がけ」と決めてみましょう。
おもしろエピソードは必要ありません。
朝礼で校長先生がエピソードトークを始めたらどう思うでしょうか?
私なら「だるいなぁ~」と感じます。
学校生活の中で、雑談をすることももちろんあります。
ですが、朝の会の第一声では、子どもの「安心感」を優先した言葉がけをするよう心がけていました。
自分がやられて嫌なことを、子どもにさせたくはなかったからです。
2.一日の流れ
<先生からの連絡 例>
1.承認の言葉
2.一日の流れ(学習予定)
3.重要な連絡※あれば
一日の流れを簡単に共有します。
一日の流れは教室のどこかに見える化しておき(教室後方の小黒板や前方側面のボードなど)、その予定表を見ながら確認します。
中休みや昼休みの後に教室移動がある場合は、集合時間も併せて伝えましょう。
予定変更がある場合にはここで伝えます。
変化が苦手な子にとって、急な予定変更ほどつらいものはありません。
予定を変える場合は、原則「時間をずらす」に留めておきましょう。
もし致し方ない理由(※専科の先生の体調不良等)で予定が変更する場合は、変更する理由もセットで伝えるようにしましょう。
3.重要な連絡※あれば
どうしても朝伝えておかなければならない連絡があるときには、
「最後に一つ、大切な連絡があります。」
と前置きして伝えます。
とくにない場合は、「連絡を終わります。」など締めの言葉だけでOKです。
⑹ ④おわりのあいさつ
最後におわりのあいさつをして朝の会を締めます。
<朝の会 おわりのあいさつ>
これで朝の会を終わります。
ありがとうございました。
1時間目の準備をしましょう。
ポイントは「1時間目の準備をしましょう。」など次の活動の準備を促す声かけをします。
「朝の会→朝学習」のような流れの場合は、「今日の朝学習は○○です。プリントをもらったら学習を始めます。」など
ここで「次にやること」を伝えることで、全体に見通しをもたせ、"活動の間のゆるみ"を予防します。
不必要な間があることで、担任の注意の回数が増えたり、学級全体の雰囲気がだらけたりすることを未然に防ぎましょう。
2.司会
朝の会の司会は基本的に日直が担当します。
ですが、学級開き当初や「これから朝の会を変えていきたい!」という場合、まずは担任が手本を見せるところから始めましょう。
⑴担任が司会をする
<朝の会 基本メニュー♪>
①あいさつ
②健康観察
③先生からの連絡
④おわりのあいさつ
朝の会の基本メニューをもとに、担任が進行します。
<朝の会 担任のカンペ(^▽^)/>
⓪自席に戻る
(担任がタイマーをセットして、朝の会開始時刻より前に黒板の前に立ち、待機する)
①あいさつ
「立ちましょう。机といすをそろえましょう。姿勢を正しましょう。おはようございます。」
②健康観察
「次は健康観察です。もみじ先生が担当します。」
「サトウゲンキさん」(「はい。○○です。」)
「健康観察をおわります。」
③先生からの連絡
「次は、先生からの連絡です。もみじ先生が担当します。」
「まず、今日は全員の顔がみられてうれしいね。(承認の言葉)」
「今日一日の流れを確認します。質問は最後に受け付けます。最後まで聞きましょう(話は遮りません)。」
「(一日の流れを説明)」
「以上です。連絡を終わります。他にみんなで確認をした方がよさそうなことはありますか。」
④おわりのあいさつ
「これで朝の会を終わります。」
「ありがとうございました。(ありがとうございました。)」
(あいさつ後すぐに)
「今日の朝学習は○○です。プリントをもらったら学習を始めます。」(次にする活動を告知する)
最後に朝の会を進行する上での「ネック」と「→対応方法」を紹介します。
「⓪自席に戻る」が定刻を過ぎてもできてない
→「座りなさい。」「明日は必ず時間通りに始めます。よろしいですね。」と働きかけ、①へ
「①あいさつ」の机をそろえる場面で時間がかかる
→3秒以内など基準を設けて、実際に学級全体で練習する時間を設ける
「②健康観察」でおしゃべり
→健康観察の意義を伝える、毅然とした態度で接する
「③先生からの連絡で静寂をつくる」
→静寂をつくる即効型テクニック「技術的指導」or静寂の文化をつくる「文化的指導」をする(※)
「④おわりのあいさつの後の動き」
→次にすべき行動を伝える
※静寂をつくる即効型テクニック「技術的指導」と文化をつくる「文化的指導」は下の記事で解説
手が出しにくい価格だと思うので、機会があれば「静寂をつくる即効型テクニック&文化的指導」は別の記事で紹介します。必要な場合はコメントしてください。
⑵日直が司会をする
担任が手本を示し、スムーズに進行できるようになったら日直が司会進行をバトンタッチします。
<日直が朝の会を進行するときのポイント>
1.基本は二人組
2.ただし声は合わせない
※各自で分担を決め、基本は一人が話す。
3.メニューは用意しない
4.話型も渡さない
これらの運用方法に共通している意図は、
「安心感を与えつつ、クラス全体での協力を促す」
です。
一人で前に立つことに高いハードルを感じる子どもは必ずいます。
そのため基本は二人組にします。
ただし、基本的には、声は合わせず、一人一人が役割分担をして進行します。
「おはようございます。」「次は○○です。」などの言葉を合わせると、
✅タイミングをつくるまでに時間がかかる
✅一緒に声を出すので、語尾が上がったりゆっくり話したりと不自然
などマイナスな場面が多いため、私は基本的に一人ずつ声を出させるようにしていました。
※場面緘黙症の子や繊細さんの子には、前日にどうしたいか確認を取るなど、個別に配慮します。
続けて、協力を促すために「話型やメニュー表は与えない」こと。
話型については、担任が見せた手本をみていますから、必要ありません。
もし、日直が忘れてしまったらどうするの?
と思われるかもしれません。
誰にでも忘れてしまうときはあります。苦手なことがあります。
ならば誰かに助けてもらえばいい。
もう一人の日直や他のクラスメイトが耳打ちしてあげればいい。
それが必ずしも担任である必要はありません。
私は、「誰かが困っているときに手を差し伸べられる」ことはとても大切なことだと思います。
担任が積極的に助けたり、メニュー表や話型を与えたりすることで、その練習をする機会を子ども達から奪いたくはありません。
また、子ども達の成長や学級の変化に伴い、朝の会のメニューも変わりますから、話型やメニュー表は用意する必要はないと私は考えています。
助け合う場面が見られたら「③担任からの連絡、⑴承認の言葉」でその場面を価値付けすることもできますよ。
⑶担任→日直に役割を委ねる
先ほどの<朝の会 担任のカンペ>をもう一度お見せします。
この中で、「担任がやる必要があること」はどれだと思われますか?
<朝の会 担任のカンペ(^▽^)/>
⓪自席に戻る
(担任がタイマーをセットして、朝の会開始時刻より前に黒板の前に立ち、待機する)
①あいさつ
「立ちましょう。机といすをそろえましょう。姿勢を正しましょう。おはようございます。」
②健康観察
「次は健康観察です。もみじ先生が担当します。」
「サトウゲンキさん」(「はい。○○です。」)
「健康観察をおわります。」
③先生からの連絡
「次は、先生からの連絡です。もみじ先生が担当します。」
「まず、今日は全員の顔がみられてうれしいね。(承認の言葉)」
「今日一日の流れを確認します。質問は最後に受け付けます。最後まで聞きましょう(話は遮りません)。」
「(一日の流れを説明)」
「以上です。連絡を終わります。他にみんなで確認をした方がよさそうなことはありますか。」
④おわりのあいさつ
「これで朝の会を終わります。」
「ありがとうございました。(ありがとうございました。)」
(あいさつ後すぐに)
「今日の朝学習は○○です。プリントをもらったら学習を始めます。」(次にする活動を告知する)
あなたが「ここは自分がやるべきだ」と思ったところ以外は、最終的には子ども達(日直)に委ねていきましょう。
ちなみに、私は「健康観察の呼名」と「承認の言葉」以外は子どもに委ねることができると考えています。
<担任の役割>
「健康観察の呼名」
担任としてクラス全員の健康状態を把握するため
「承認の言葉」
子ども達が安心感を抱けるようにするため
予定は小黒板などに書いてありますから、日直は共有することができます。
自分の中で意図をもって、じょじょに役割を子どもに委ねていきましょう。
そうすれば、必ず子どもは成長します。
<学習のまとめ>
今回は学級経営の基本である「朝の会」について解説しました。
まとめると、
<朝の会で大切にしたい3つのこと>
①一人一人の健康状態を担任と学級全体が理解できる
②一日の流れを確認し、見通しをもつことができる
③担任の言葉で安心感を抱ける
「⓪自席に戻る」4つのパターン
<パターン1>担任が声をかける
例) 黒板の前に立ち「自分の席に戻りましょう」「座りましょう」
<パターン2>チャイムで戻る
例) 学校全体で朝の会の時間が設定され、チャイムが鳴るシステムになっている場合
★<パターン3>日直が声をかける
例) 朝の会の開始時刻より前に日直が前に立ち、準備をする
★<パターン4>タイマーをセットする
例) 開始時刻に合わせてタイマーをセットする
<朝の会の理想的な始め方>
「のこり時間10秒までには全員が着席。日直が前に立ち、朝の会が始められる」
<朝の会 基本メニュー♪>
①あいさつ
②健康観察
③先生からの連絡
④おわりのあいさつ
【①あいさつ】
立ちましょう。
机といすをそろえましょう。
姿勢を正しましょう。
おはようございます。
【②健康観察】
<✔健康観察チェックポイント>
①子どもが自席にいるのかどうか
②子どもが学習ができる状態かどうか
<健康観察 手順>
①名前を呼ぶ
「サトウゲンキさん」
②返事と健康状態の自己申告をさせる
⑴「はい、元気です/まあまあです/少しねむいです」→次の児童・生徒へ
⑵「はい、少しおなかがいたいです」等
→担任「今日はどんなふうに過ごせそうですか?」
(学習ができるかどうかの確認)
→「みんなと学習できます」→次の児童・生徒へ
→「学習するのはつらいです」→体温計を渡し、次の児童・生徒へ→③
③体調不良の場合、検温をする
→発熱→保健室へ
→平熱→基本的には学習する
※担任はその日、健康状態をよく観察する
<子どもがいないとき>
・欠席連絡あり→「○○さんは、今日はおやすみです」→次の児童・生徒へ
・欠席連絡なし→全員の出席状況を確認後、保護者に連絡
【③先生からの連絡】
<先生からの連絡 例>
1.承認の言葉
2.一日の流れ(学習予定)
3.重要な連絡※あれば
【④おわりのあいさつ】
<朝の会 おわりのあいさつ>
これで朝の会を終わります。
ありがとうございました。
1時間目の準備をしましょう。
<朝の会 担任のカンペ(^▽^)/>
⓪自席に戻る
(担任がタイマーをセットして、朝の会開始時刻より前に黒板の前に立ち、待機する)
①あいさつ
「立ちましょう。机といすをそろえましょう。姿勢を正しましょう。おはようございます。」
②健康観察
「次は健康観察です。もみじ先生が担当します。(○○先生、お願いします。)」
「サトウゲンキさん」(「はい。○○です。」)
「健康観察をおわります。」
③先生からの連絡
「次は、先生からの連絡です。もみじ先生が担当します。(○○先生、お願いします。)」
「まず、今日は全員の顔がみられてうれしいね。(承認の言葉)」
「今日一日の流れを確認します。質問は最後に受け付けます。最後まで聞きましょう(話は遮りません)。」
「(一日の流れを説明)」
「以上です。連絡を終わります。他にみんなで確認をした方がよさそうなことはありますか。」
④おわりのあいさつ
「これで朝の会を終わります。」
「ありがとうございました。(ありがとうございました。)」
(あいさつ後すぐに)
「今日の朝学習は○○です。プリントをもらったら学習を始めます。」(次にする活動を告知する)
「一年の計は、元旦にあり」
戦国時代の武将、毛利元就が息子に送ったとされる言葉です。
「一日の計は、朝の会にあり」
物事は初めが肝心です。
そして、今日という一日の始まりは"朝の会"です。
その毎日の積み重ねが子ども達にとってひいては教師にとっての"人生そのもの"になります。
朝の会を改善することは些細なことのように感じますが、実は大きな意味がある、
そう思えてきませんか。
この記事が今困っている先生に少しでもお役に立てていたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
お相手はもみじでした。
それではまた次の記事でお会いしましょう👋
▼はじめての学級経営シリーズ▼
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