[イギリス] ティールームで楽しむサンドイッチ
私が20年ほど前、渡英したばかり頃。よくティールームへ行きました。スコーンとクロテッドクリーム、ジャムとお茶のセット「クリームティー」が大好き。ランチの軽食には、サンドイッチが多かった。
この時に初めて知ったのが、
サンドイッチ+サラダ+クリスプス(ポテトチップス)の組み合わせ。
イギリスのパンは、食パンでも粉の風味が強くて、もっちりした食感。全粒粉パンも多い。ベーカリーのパンだったら最高。フランスの洗練されたバケットやカンパーニュとはまた違う良さがある。
当時、料理の付け合わせのサラダは、飾りのために添えられていた。(ような雰囲気だった。)私は野菜が大好きなので、嬉しかった。しかし、手を付けずに残す人が多かったように思う。ドレッシングは、ハニーマスタード風味が人気で添えられていることもあったような。

そして、クリスプス。
今でも大好き。イギリスのポテトチップスは、クリスプスと呼ぶ。
クリスプ【Crisp】とは、『パリパリ/かりかりとした』という意味。
薄くスライスされたジャガイモがカリッと揚げてある。さくっとしていた食べやすく、塩味が聞いているので食がすすむ。
サンドイッチ→クリスプス→野菜と交互に食べていくと、
柔らかい→かりっかり→みずみずしいというハーモニーを楽しめる。
ティールームのサンドイッチ

サンドイッチは、各食パンやパニーニ、バケットに挟んである。食パンは、ホワイトかブラウンの2種類から選べる。パンの品質は、お店によってまちまち。近くのベーカリーから仕入れているお店もあるが、市販の各食パンが出てくる場合もある。ホット・サンドイッチ(トースティー)もある。
では、私が行ったティールームの写真も交えながら、人気のあるサンドイッチをご紹介します!
チーズ&チャットニー
チェダーチーズとチャットニーが挟んである。サンドイッチの定番。ベジタリアンでも食べられるので重宝する。トマトが加えられる場合も。トマト&チーズもあり。組み合わせ自由。
ハム&チーズ
こちらも、サンドイッチの定番。チーズは、チェダーチーズ。チャットニーが加えられる場合もあり。ハムが加えてあるので食べ応えがあり。
随分前にワイト島に行った時の写真が出てきました。⇩


次は、ライへ行った時に立ち寄ってティールームより。⇩


どちらも10年以上前に行った時の写真です。
この当時は、ハム、チーズ、チャットニーの組み合わせが私にとっては最強でした。とにかくイギリスのチャットニーの美味しさに開花した時期。
ほか、最近になってよく見かけるメニューはこちら⇩
チキン&レタス&トマト
最近は、健康志向なのか、チキンが人気。メキシカン料理でチキン専門店Nandoは、若者に特に好まれている。
とにかく、チキンを使ったサンドイッチは種類豊富。その中でも昔からあるチキン料理といえばこれ。⇩
コロネーションチキン
オールドファッションなレシピの定番。ローストチキンを細かく引き裂いたものに、マヨネーズ、カレーパウダー、マンゴーチャットニーを混ぜ合わせたソースを加える。
エリザベス女王の戴冠式記念式典で初めて登場したレシピ。材料に使うカレー粉とチャットニーは、大英帝国がインドを統治していたことに由来する。サンドイッチのみならず、ジャケットポテトのフィリングとしても人気。
ベーコン&レタス&トマト
BLTと呼ばれる組み合わせ。私ならマヨネーズを加えたいところだが、材料のみのシンプルな味を楽しむ人が多い。若者から中年にかけて人気のような気がする。
豚肉は、イギリスではソーセージに加工されて古くより食べられてきた国民食。お肉の塊を燻製にして保存食にした。中世のクリスマスの食卓には、豚の頭を煮込んだごちそうが並び、頭から内臓まで無駄無く利用した。ソーセージとベーコンは、今も英国の食卓には欠かせない食材。
ツナ&マヨネーズ
定番。個人的にはもう少しブラックペッパーを効かせた方が美味しいのでは?と思うときもあるが、塩&胡椒の塩梅は薄味を好む人も多いので、全体的にコショウは少なめの場合が多い。ティールームのテーブルには、塩、コショウが置いてあるので好みで付け足すことが出来る。
ツナは、缶詰入りでオイル付けと水付けの二種類がある。

サンドイッチは、手軽に安価で食べられる具材となると、やはりチェダーチーズとチャトニー又はハムが多いように思う。エッグ(ゆで卵とマヨネーズ)、エビマヨネーズは、スーパーマーケットのサンドイッチコーナーでは人気だが、品質管理の問題からか?ティールームではあまり見ない。
番外編 キューカンバー&クリームチーズ

アフタヌーンティーに出てくるサンドイッチの定番。不思議なことに、この組み合わせはアフタヌーンティーに登場する。おなかが空いている時に食べるというよりも、小さなフィンガーサイズのものを小腹を満たす程度に食べるのが一般的。

イギリスではベジタリアンメニューが豊富なので、最近ではサンドイッチもベジタリアン向けを用意しているお店も多い。さらに、ビーガン用のバターやチーズもある。スーパーのお弁当コーナーの商品だったら、ベジタリアン用の商品が30%ぐらいはあると思う。野菜や豆をうまく使っていて、食べやすく美味しい。ベジタリアン用ミートを使った商品も増えている。グルテンフリーのパンを使ったサンドイッチもある。
ここからは、ティールームではなく、ランチで食べられるお弁当用のサンドイッチについても触れてみよう。
お弁当のサンドイッチ

イギリスのお弁当の定番は、サンドイッチ。
角食パンに好きな具を入れて、アルミホイルやサンドイッチ用袋に包んで学校や仕事場に持参する。形が崩れないようにプラスチックの密封容器に入れる人も多い。最近初めて見たのは、サンドイッチの形に合わせて三角形になっている透明のプラスチック容器。「へぇ!そんなのあるんだ。」と、驚いていたら、TKMaxで買ったと言っていました。調べてみたら、アマゾンでもたくさん売っていました。Triangle Sandwich Containerで検索すると出てきます。
近年は、お弁当に手作りのスープやパスタを持参する人も増えてきた。専用の入れ物が豊富になったことからも、その人気がうかがえる。学校の子供たちでさえ、今ではスープやパスタを持参する!ジェイミー・オリバーの給食改革は、学校給食のメニューのみならず、英国人の食の在り方さえも変化させたと思う。彼の功績はものすごく大きい!(Netflixのシェフのテーブル:レジェンド、ジェイミーオリバー編で詳しく取り上げてます。)ちなみに、英国の卵の主流が現在ほぼフリーレンジ(放し飼い)になったのも、ジェイミー・オリバーの活動の成果が大きいと思う。私もその頃に、卵はオーガニックのフリーレンジに切り替えました。
では、サンドイッチの話に戻ります。
サンドイッチは国民食だと思う。
この国では、手作りのサンドイッチでも、小さなクリスプスの袋を添えることが多い。イギリスでは、この組み合わせはごく一般的。子供たちのお弁当でも同様です。市販品だと、サンドイッチ+サイド+飲み物のお得セットが好きな組み合わせで選べる。


サンドイッチのパンは、薄切り角食パン、ラップ/トルティーヤ、バンズ、バケットなど。

私が渡英してから、ラップの需要が物凄く増えた印象。持ち運びしやすく食べやすいのも人気の理由かも。あと、グルテンを減らしたい人にとっては、ラップの方が健康的?なのかもしれない。
市販品のサンドイッチについては、次回の記事で触れたいと思います!
【まとめ】

イギリスのティールームでは、夏はサンドイッチを食べる人が多い。中のフィリングは、どこへ行っても大体同じ。定番、安心を選ぶイギリスらしい。飲み物は、夏でも紅茶を選ぶところがこの国の食文化の興味深いところである。そうは言っても、最近、夏の気温が急上昇しているため冷たい飲み物を好む人も増えてきた。レモネード、エルダーフラワー・コーディアル、ジンジャービア(炭酸飲料)が特に人気。
この記事を書くにあたって、私自身がティールームでサンドイッチを食べる機会が思っていたより少なかったことに気が付いた。初めてのティールームでは、やっぱりクリームティーが食べたい。サンドイッチに挑戦するのは、地元の何回も行くお気に入りのティールームが多い。今回ご紹介したシャンクリンとライのティールームでは、サンドイッチを食べているのは、歩き疲れてかなりお腹が空いていたのだと思う!どちらもとても美味しかった記憶があります。旅の良い思い出です。
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続編 サンドイッチ誕生については⬇
