第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)6/27~7/1 【MONAの歳時記】
あやめはなさく
和暦の美しさと「菖蒲」の謎
和暦の表記って、本当にいつみても美しいと思いませんか?
花と書かずに華とかく、
華とかいて華やかに咲いている様子まで映し出しているわけです。
ところで、皆さんは菖蒲と書いてなんと読みますか?
しょうぶ?それとも、あやめ?
しょうぶ、と入れても漢字変換すると菖蒲になるし
あやめ、と入れても漢字変換では菖蒲になります。
”しょうぶとあやめ”と漢字で書こうとすると
”菖蒲と菖蒲” 笑
えーーー
どっちがどっちよ?www
確かにあやめは文目とか綾目とか表記されますが
実際、あやめとしょうぶは違う植物なのです。
アヤメ科(Iridaceae)
・アヤメ(Iris sanguinea)
・カキツバタ(Iris laevigata)
・ハナショウブ(Iris ensata) >
・西洋アイリス(Iris germanica など)
↑ ここまでが「アヤメ属」の仲間
科も属も、まったく別
ショウブ科(旧サトイモ科)
・ショウブ(Acorus calamus)← 邪気祓いに使うのはこちら
端午の節句、本来の意味
菖蒲(しょうぶ)と聞いて皆さんがすぐに思い出すのは
端午の節句の菖蒲ではないでしょうか?
それなのに、菖蒲の候はこの6月にあります。
これは、暦のトリックによるもの。
本来端午の節句というものは、5月5日ではなくて旧暦、和暦の皐月五日。
この二つの日付は、違うんですよ!全然。
(西暦・旧暦・和暦については詳細を近日中に公開予定)
2026年でいえば、端午の節句の皐月五日は6月19日でした。
端午の節句は今でこそ男の子の節句のように思われていますが、
実際は、湿気の多いジメジメとした梅雨、疫病が流行り出す季節に対して
「邪気祓い」や「無病息災」を祈った行事で性別年齢関係のないものでした。
だから夏至の今、菖蒲華の候がきているのは、自然な形なのです。

無病息災を祈る
これは端午の節句の室礼です。
ですが、この花はしょうぶではなくあやめ。
しょうぶという植物の花は見栄えがしないので
お花として使うにはあやめが使われます。

先ほども書いたように
ショウブとアヤメは違う種なので働きも違います。
ショウブは主に葉の部分が使われます。
剣のように細長い形、そして強い香り、
これらは邪気祓いや無病息災などの祈願に使われます。
一方、アヤメは、花の美しい見目形から愛されてきた植物です。

邪気祓い
奈良時代の人々は、「あやめぐさ」という言葉で、
はっきりとショウブを指していました。
名前と植物が、まだぴたりと一致していたのです。
混乱が生まれたのは、もっと後の時代。
「あやめ」という名前だけが、いつのまにか
別の花(今のアイリス)に移っていき、
邪気祓いの力は、ショウブに置いていかれた。
つまり、もともと曖昧だったわけではなく、
時代を経るうちに、名前と実体がすれ違っていった
ーーそう考える方が自然な気がします。
奈良時代(万葉集)
「あやめぐさ」=ショウブのことをいう
邪気祓いの力を持つ、香りの強い植物
↓(150年ほど)
平安時代(伊勢物語・古今和歌集)
「かきつばた」が独立した美しい花として 業平の歌に詠み込まれる
↓(時代を経て)
現代
「あやめ」という言葉だけが、 邪気祓いの力を持たない、別の美しい花(アイリス)に移っていった
力(邪気祓い)は、元の植物(ショウブ)にそのまま残った
アイリスという花の系譜
さらにここで、しょうぶとあやめの他にもう一つ、
アイリスという植物が登場しました。
もっといえば、杜若とか花菖蒲なんていうのもあります。
どれも見目麗しい花を持ちます。
アヤメ科(Iridaceae)
・アヤメ(Iris sanguinea)
・カキツバタ(Iris laevigata)
・ハナショウブ(Iris ensata)
・西洋アイリス(Iris germanica など)
↑ ここまでが「アヤメ属」の仲間 。科も属も、ショウブとはまったく別
ショウブ科(旧サトイモ科)
・ショウブ(Acorus calamus)← 邪気祓いに使うのはこちら
カキツバタにハナショウブ、いろいろ出てきてややこしい!ですが、
これを見ると、あやめ系は全てIris(アイリス)とついてます。
菖蒲はショウブとアイリス、と考えるとわかりやすそうです。
そしてアイリスは、ギリシャ神話に登場します。
【ギリシャ神話の虹の女神】
・神々の伝令役。虹を伝って天と地、神々と人間を結ぶ存在
・アイリスの花は、女神イリスが大地に降り立った場所に咲いたと伝えられる
・智慧・希望・信仰・神聖な通信の象徴
【古代ギリシャの風習 】
・女性の墓にアイリスを植え、女神イリスが魂を導いてくれるよう祈った
・生と死、人間界と神々の世界——その境界を超えて魂を運ぶ「橋」としての花
アイリスは、なんとギリシャ神話に出てくる虹の女神イリスのことでした。
あの世(見えない世界)とこの世(見える世界)の境にたち、魂を運ぶ虹の橋の役割りをする花だったのです。
実はここまでは序章
ここから宇宙暦の本題に入りたいと思います。
どうぞ皆さん頑張ってついてきてくださいね。
この夏至に入ってからの候、実はとっても大事なんです。
夏至からの「闇の時代」について
GODSEALの黒羽さえり先生がこんなことをおっしゃってました。
夏至に入ってからのエネルギーについてです。
「ここから闇の時代に入ってくる、闇というとネガティブな気がするかもしれないけれどそうではなくて、闇とは、見えない世界、内側の世界(陰)ということ。」
これからの時代は、その見えない世界、内側の世界を
外側に表現する(陽)時代だということなのです。
外側と内側の世界についてはここでもお話しています↓
宇宙はどこまでいっても二元の世界です。
今までは水戸黄門よろしく、光と闇、善と悪、という二元の解釈をしてきましたが、そうではなくて、二元とは、外側に見られている姿が自分の内側の世界となり
内側というものが外に出て光として存在することなのです。
その反転が起きたのが、この夏至でした。
話はアイリスに戻ります。
アイリスはこの二元の世界の間に咲く花です。
まさにこの夏至の季節にこの”菖蒲華”という候が出てきたのは
本当にすごいことだと思うのです。
宇宙暦

こちらは情報のみ!です。
お急ぎの方はブロック下まで読み飛ばしてくださいね。
【宇宙暦情報|第29候 菖蒲華 6/27〜7/1】
GODSEAL
・インゴット:52 艮為山(孵化の数秒前)
・NORITO:「耐えよ!圧縮して」
・KEYWORD:圧力, 止まる, 留める, 力をためる, 集中力, 安定感, アンプ
・HINKA:51/RIKA:58
・SHIKA
6/27 52.1 × 22 山火賁
6/28 52.2 × 18 山風蠱
6/29 52.3 × 23 山地剥
6/30 52.4 × 56 火山旅
7/1 52.5 × 53 風山漸
HD
Gate 52.2 「— 静止・自制心」
ホロスコープ
ゲート度数帯:♋ 蟹座 3°52' 〜 9°30'
ハウス:第4室(家・ルーツ)
天王星 3 ° 27'・海王星4 ° 23'・冥王星4 ° 58'でセクスタイル
トランスサタニアンが手を繋ぎ出した
菖蒲華(あやめはなさく)の時のエネルギーが、まさに52番そのものです。
ショウブとアヤメの違いの話を思い出してください。
ショウブの葉は、剣のような形をしていて、邪気祓いに使われていると書きました。
邪気祓いの剣というと思いつくのが
ミカエルの剣にお不動様の倶利伽羅剣。
それは、内なる迷いを断ち切る、男性的な力です。
その同じ根から、アイリスは花を咲かせます。
でもアイリスはその美しさを愛でられ、天と地を結ぶ、虹の女神の花とも言われてきました。
剣と、花。
断つ力と、結ぶ力。
GODSEALの幽玄乃書の52番の説明にはこう書かれています。
「With Shiva:森羅万象を生かすシバ神の美しさ」
「外に向けて表現することは、
内側にあるものを語ること。」
黒羽さえりさんはそうおっしゃっていました。
ショウブの葉が断ち、
アイリスの花が結ぶ。
シバが外(見える世界・陽)に開き、
ヨギニが内(見えない世界・陰)を語る。
「シバという男性神と、ヨギニという女性神が、
最初から一対で踊っている。」
別々の力に見えていたものが、
実は最初から一つだったのだと言っているようです。
これが、52番。
ベタな言葉にしてしまえば「統合」。
自分の内面に、世界の全てを見る力。
その内面を、今度は社会へ開いていく力。
菖蒲という、一つの文字の中に
剣と花が共にあるように。
私たちの中にも、
断つ力と結ぶ力が、
最初から一緒に在るのだと思います。
なんてね…色々と難しいことを書きましたが…
とてもシンプルにいえば
「これからは自分の内側(陰)にあるものを社会に向けて(陽)出力してく時よー」
これが統合というものではないでしょうか。
今日も私はcrazy🤪
宇宙魔女の地球実験室
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暦は、日付ではなく、気配を読むものです。
同じ日でも、毎年違う顔をしていることに気づいていますか?
