第三十候 半夏生(はんげしょうず)7/2〜6 【MONAの歳時記】半夏生は、夏が半分終わる日ではありません。人が、夏の折り返しを初めて身体で知る日なのです。
夏至の末候、半夏生。
夏至から数えてちょうど11日目にあたる雑節で、農作業の大事な節目とされています。
半夏生、という名のいわれ、これもまた少々複雑で。
三つの「半夏」が登場するのです。
・七十二候の「半夏生」
・薬草の「半夏(カラスビシャク)」
・植物の「半夏生(片白草)」
半夏と呼ばれる薬草(カラスビシャク・サトイモ科)という植物が現れる頃、だから「半夏、生ず」というのですが、悩ましいことに、半夏生(別名片白草・ドクダミ科)という植物がこれまた別にあります。
名前はよく似ていますが、それぞれ別のもの。

面白いことに、半夏生(片白草)という植物、葉の片面だけ、つまり半分だけが白くなるのです。その植物に、夏の半分の「半夏生」という名前がつくのも、この候の面白さを語っているように思います。
半夏生(はんげしょうず)とはーー暦に刻まれた戒めと祈り
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第30候 半夏生(はんげしょうず)
夏至の末候 7/2〜7/6
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・夏至から11日目。七十二候の第30候であり、雑節のひとつ。
・名前の由来は、薬草・半夏(カラスビシャク)が生える頃から。
・ドクダミ科の「半夏生(片白草)」はこの時季に葉が半分だけ白くなる。
■ 農の戒め
・チュウ(夏至)はずせ、ハンゲは待つな——夏至を外れてから半夏生の前に植えよ。
・半夏半作——この日を過ぎての田植えは収穫が半減するとされた。
・ハンゲの後に農なし。
・青森の言い伝え:半夏生の後に田植えをすると、1日に1粒ずつ収穫が減る。
・この日から数日を農休みとする地域も多い。
■ 縁起食
・関西——蛸。稲の根が蛸の足のように大地に張るようにと。7/2は「タコの日」。
・讃岐——うどん。
・福井——鯖。
・奈良——半夏生餅。田植えを終えた農家が田の神に供えた。
■ 禁忌と言い伝え
・天から毒気が降るとされ、井戸に蓋をする、野菜を採らない、酒肉を食べないなどの
禁忌が各地に残る。
・三重・熊野地方では「ハンゲ」という妖怪が徘徊するとされ農作業を戒めた。
(人を思いやる優しい存在が、怠け癖を防ぐために妖怪の姿で現れたという言い伝えも。)
・地域によって禁忌の内容はさまざまで、土地の植生や産業と一体化している。
■ 半夏(カラスビシャク)という植物
・サトイモ科の薬草。中国最古の本草書『神農本草経』にも収載されている。
・「気を下す」作用を持ち、吐き気・咳・胃の不調に用いられる。
・生では弱い毒性があり、修治して使用するのが原則。毒にも薬にもなる植物。
・農家の女性がこの根を掘って副収入にしたため「ヘソクリ」と呼ぶ地域も。
■ 歳時記の一句
汲まぬ井を娘のぞくな半夏生 (言水「浦島集」)
夏の収穫の折り返し地点
和暦七十二候は、その時々の地球での営みの特徴を刻んだ暦です。
この半夏生の候を境に、夏の収穫はピークから減っていきます。農のことわざにも刻まれるほどの節目です。
半夏生の季節は、夏の収穫の折り返し地点でもあるといえます。つまり、この候の頃は、何かしらの折り返し、であるということ。それと同時に、私たちの内面と結びつけて考えると、夏の収穫=私たちの個人の成長のピークを迎え、これからはそれを社会に結びつけていく、トランスサタニアンの時期になっていく、冬の収穫の種まきに移行する時期だと言えるようです。
夏の収穫(個人)と冬の収穫(トランスサタニアン)についてはこちらをどうぞ。
半夏生は植物の名前から生まれた候にもかかわらず、なんだか「半分」「二面」「表裏」と境になるような、折り返しとも言えるトピックスがいっぱいなんです。
宇宙と人間の「時差」
え? でも、暦(天体)の折り返しは夏至ではなくて?
そうなのです、確かに昼と夜の長さがいちばん違う夏至は、折り返し地点としてピッタリです。それなのに、なぜ夏至から11日過ぎた頃が折り返しなの??? 不思議ですよね?
これは、宇宙と人間との間に時差があるからなのです。確かに夏至を過ぎたら日々陽は短くなっていきます。でも、私たちはすぐにそれを実感することはできません。ちょうど半夏生の候の頃から、私たちが陽が短くなったと実感できるようになるのです。
天が転じた夏至から、人がそれを実感し始める半夏生まで——この11日間が、宇宙と人間の「時差」なのです。
そしてこの時差は、もう一段大きな構造の中にもあります。GODSEALの視点から見ると、この夏には実は三つの折り返しが時間差を持って順番に訪れています。
・5月5日頃 易の折り返し(六十四卦配列表の構造上の転換点)
・6月21日 暦の折り返し(夏至・天文の転換点)
・7月1日〜 人の折り返し(半夏生・体感の転換点)
宇宙の構造(易)が先に転じ、暦がそれを追いかけ、人の身体がいちばん遅れて気づく。半夏生は、その三番目の折り返しです。
では、この候の宇宙暦を見てみましょう。
宇宙暦|39番 水山蹇(炎上商法)

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【宇宙暦情報|第30候 半夏生(はんげしょうず)7/1〜7/6】━━━━━━━━━━━━━━━━
GODSEAL
・INGOT:39 水山蹇(炎上商法)
・NORITO:「讃美せよ!」
・HINKA:40 雷水解(お母さん)/RIKA:38 火沢睽(涙の最終ランナー)
・KEYWORD:人の感情を増幅させる・炎上と賞賛・攻撃的な色氣・横隔膜を目覚めさせる
7/1 16:28〜 39.1 × 63 水火既済(証人)
7/2 16:04〜 39.2 × 48 水風井(黒魔術)
7/3 15:40〜 39.3 × 08 水地比(舞台監督)
7/4 15:16〜 39.4 × 31 沢山咸(広告担当)
7/5 14:52〜 39.5 × 15 地山謙(体感覚)
7/6 14:28〜 39.6 × 53 風山漸(セクシーダイナマイト)
・ホロスコープ(7/1〜7/6)
☉ 太陽:♋蟹座 9〜14度
☿ 水星:♋蟹座(逆行中 ※7/23順行)
♀ 金星:♌獅子座(7/9乙女座へ移行)
♂ 火星:♊双子座 1〜5度台
♃ 木星:♌獅子座(6/30入座・新サイクル)
♄ 土星:♈牡羊座(順行中・7/26逆行開始)
♅ 天王星:♊双子座 3度台
♆ 海王星:♈牡羊座 4度(7/7逆行開始)
♇ 冥王星:♒水瓶座 4度台(逆行中)
◎ 注目アスペクト
7/4 ♂ 火星 合 ♅ 天王星(♊03°52')
7/6 ☉ 太陽 スクエア ♄ 土星
讃美せよ!——折り返しに立つあなたへ
ホロスコープ情報の追加ですが、
しばらく前から、なんとなんと!トランスサタニアンの冥王星、海王星、天王星が見事にセクスタイルして手を繋ぎ始めたのです。
やっぱり折り返し地点に来てますね。
易やGODSEALで迎える卦は39番・水山蹇(すいざんけん)炎上商法。
幽玄乃書にはこの卦のエネルギーについてこう書いてあります。
「凡人に理解されない天才的な思考力」
蹇というのは、なやましい・塞がる、という意味を持ちます。物事がうまく進まず行き詰まることを意味したりもしますが、でもね、これはネガティブに表現した場合のこと。物事には必ず両面あるのです。
この水山蹇という卦が表現する意味をポジティブに読むならば、
「それ以外の道が全部塞がる」
つまり、「夏至を過ぎて天の方向は決まった、もう後半しかない。後には戻れない構造の中で、山の上に個性を立てろ。」ということ。
自分が生きるということの折り返し地点に、あなた自身がどうしたいか、個性の立った自分の表現は何か、を知っていないと絶対に塞がってしまうからね——そう言っているわけです。
そしてそんな個性の際立った、唯一無二のあなた自身をしっかり作って、これから先、社会(トランスサタニアン)に自分を表現していけ! そんな大切な折り返し地点なのです。
NORITOは「讃美せよ!」
塞がることを恐れるのではなく、塞がってなお際立つ自分を讃えながら前へと進む。
半夏生という折り返しに立って——まず、魂のあるがまま生きる自分を讃えてあげてくださいね。
今日も私はcrazy🤪
宇宙人魔女の地球実験室
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時とはなんでしょう?
時は年表のように横一列に並んでいるわけではありません。
歳時記を通して時をもっと感じてみてください。
