ルーツ旅【山形庄内地方④】小学生の頃に出会った白蛇の話
小学校低学年ぐらいの時、私は奈良の実家で、ちょっと奇妙な体験をしました。
季節は夏で、夜まだ早い時間。当時私は、もうひとりでお風呂に入れるようになっていました。
実家の玄関を入ってすぐ、左側のドアを開けると、お風呂場と脱衣所があります。私はそのとき、お風呂に入ろうとして、脱衣所で着ていたものをぜんぶ脱いで、裸になったところでした。
さあ、お風呂に入ろうと思ったとき、なぜか急に玄関の外に、誰かが来ているような気がしたのです。

▼ドアを開けたところに・・・
玄関の外には、門灯がついているので、ドアを開ければ誰が来ているのかわかるはずです。
なんだか、すごく開けてみたい。
そんな気がしました。
しかし、そのとき私は素っ裸です。小学生といえども、このままドアを開けたらダメなんじゃないかと、少しためらいました。
・・・でも、ちょっと開けるだけだし、すぐに閉めればいいよね。
きっと、誰もいないはずだし。
そんな風に心の中で言い訳して、私は思い切ってドアノブをまわし、隙間からそっと外をのぞいてみました。
そうしたら。
白蛇がいました。
ええ、いたんです。白蛇が。
白蛇は、玄関ドアから1メートルほど離れたところの、門につながるコンクリートの上にいました。
あまり太くない、1メートルちょっとぐらいの長さの白蛇で、1巻き半から2巻きぐらいのとぐろを巻いて、こちらを見ています。
私は、目の前にいる白蛇をじっと見つめて、
「ああ、白蛇だ」
と思いました。
普段の私なら、蛇をみたら驚いて大声を出すはずですが、その時は全然驚かなかったし、怖くなかった。
ただ、目の前にいる白蛇を、じっと見つめました。
この白蛇は、私に会いに来たんだ。
そんな気がしていました。
それから2,3分ぐらい過ぎましたが、白蛇は動かないし、私は、もう十分見た感じがしたので、そっとドアを閉めました。
今から考えたら奇妙な話ですが、そのときは特におかしいとは思いませんでした。
たぶんその後、普通にお風呂に入ったと思います。
▼不思議なことが、もう1つあった
子どもの頃の記憶は、あいまいで当てにならない、という人がいるかもしれません。もしかしたら、私が夢を見たのかもしれないと。
でも、あのとき、ドアを開ける際のためらう気持ちは、今でもよく覚えています。その後、何度も思い出して、人に話したりして、私にとってはあくまでも現実に起きた話なのです。
そして、その数か月後、私はもう一度、似たような体験をすることになりました。
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