【実録】羽田3タミ寝してみたお話
2026年のJALサファイア修行をしている中で、若いうちに空港泊をしてみなきゃ!という天啓を受け、何の準備もせず羽田空港第3ターミナルで空港泊(俗称:3タミ寝)をしてみたお話です。
↑の下編を書く過程で、この話だけで数千文字分になりあがったため、分けて別の記事に仕上げてみました。
導入:3タミ寝とは?
文字通り、羽田空港第3ターミナルビル内の場所(ホテルではない)に泊まる野宿行為を指します。
羽田空港で24時間滞在できるホテル以外の場所は第3ターミナルビル内のみです。1タミ・2タミは朝5時-深夜24時が営業時間となっており、ファーストキャビン(1タミ)、羽田エクセルホテル東急(2タミ)といったホテルはありますが、ターミナルビルへの外出はできません。
このような背景を元に考えられる、3タミ寝をする理由は次のようです:
①宿代を浮かせたい(ピカイチ🌟)
②早朝の国際線便のため(始発電車より前)
③深夜の国際線便のため(終電に間に合わず)
④深夜の飛行機がみたい・深夜の空港がみたい
一応、羽田空港の中と周りには、体を休めるホテルと温泉施設がいっぱいあります。直結のものだけを挙げても、ファーストキャビン(1タミ)、羽田エクセルホテル東急(2タミ)、ロイヤルパークホテル(3タミ)、ヴィラフォンテーヌグランドホテル(3タミ直結)、泉天空の湯(3タミ直結)などとあります。
しかし、これらの施設の利用料金は、深夜便で遅れて着いてしまった。。などの計画的ではない宿泊をする場合、お高いです。温泉施設でさえ、深夜料金でホテルと大差のない値段になる。
そんな中で、羽田3タミ寝は予算との妥協手段の一つとして挙がってきます。
2026年1月24日-25日:羽田3タミ寝
1月24日 #9 AKJ-HND JL554 ¥8,150
#10 HND-KCZ JL497 ¥14,200
#11 KCZ-HND JL498 ¥14,200
クリスタル修行9レグから11レグ目、旭川空港から羽田経由で高知空港タッチ後、再び羽田空港。羽田空港第3ターミナル(の赤ベンチ)で1泊。
最初から3タミ寝をするつもりでいたので、荷物はショルダーバッグ一つに最小限にまとめ、服装はパジャマ風のふわふわの上着に裏起毛パーカー、伸びのいい長ズボン、アイマスク代用のキャップ帽子。同日にタッチ修行も込めてるので、素早い保安検査場パスのために手袋ナシ、雪靴も省略。(※1月の旭川発です。)とにかく「不便な姿勢で」寝るに特化した服装で出発。
寝床を探索しよう!
KCZタッチ後羽田空港に着いたのは20時。とりあえず第1ターミナルで適当に晩飯を解決し、丘珠から女満別経由で来るもう一人の修行僧を待ちました。合流後、22時ぐらいに1タミから3タミへのターミナル連絡バスに乗り、寝床探しを開始。でも実は22時ごろじゃ本当はもう遅いです。
第3ターミナル自体が初めてだったため、併設のエアポートガーデンまで歩くなど、結構の時間をお散歩に費やしました。でも上述した通り、3タミに到着した22時ごろじゃ寝床探索はもう遅く、散歩時間含めて24時半まで約2時間30分を空席探索に消費しました。冷酷な3タミ寝の世界は早い者勝ちです。
22時ぐらいから既に4F-5Fの赤ベンチは満杯。5Fは地べた含めて満杯。2F-3Fの肘掛け付き(横になれない)ベンチが辛うじて空いてる。
私は3F-4Fを中心に探索し、4Fの江戸前横丁エリアの店舗が閉まるタイミングを狙ってやっと寝床を確保できました。
3F出発ロビー:黒ベンチ(小)
3Fには肘掛け付きの黒ベンチ(空港ならばのそれ)がいっぱいあり、座って寝る自信がある方にはオススメです。4Fの赤ベンチよりは硬くないので腰には優しいです。また、客の移動が多いため、途中で席が空いてくる確率が最も高いです。私の場合、朝早く起きてラーメンを食べてからの食後うただ寝スポットとして使わせていただきました。
4F江戸小路:赤ベンチ、石ベンチ
4Fは、江戸小路と呼ばれるレストラン街になっています。4Fと5Fのデザインは「日本」をプレゼントする和を追求していて、まさに江戸の街並みのような雰囲気です。
これらの階では赤いカーペットが敷いてある木製ベンチ(赤ベンチ)が散在しており、横になって寝たいならオススメです。注意すべき点は、とても硬いのでいい感じの枕がないと頭、首、腰が痛くなります。
あとエスカレーター横には石のベンチ(果たしてこれはベンチと呼べるのか)もありますが、遮蔽物が全く存在せず露出しているので、寝るには物理的な明るさ、石の硬さそして恥ずかしさとの勝負になりそうでした。実際ここで寝てる方は寝袋持参で裸足で寝てるお強そうな方しかいませんでした。
4F激戦区①:茶寮伊藤園
数多くの店のうち、茶寮伊藤園は営業終了後の22時以降から店の中の赤ベンチを一般に開放しますが、一番早く陣取りが始まります。テーブルがあるので、確保さえできれば荷物もいっぱいおけそうでしたが、私は諦めて次の場所へ進みました。
4F激戦区②:はねだ日本橋桁下
数は限られてますが赤ベンチが横に2個並んでるものがあり、広々としたベンチで寝れます。なお、暗い上に周りの人みんなが寝てて騒音も激しくなさそうでした。もちろん混んでます。
驚いたのは、ベンチの間の余裕空間に1人用エアソファーを持ち込んで寝ている方がいた点です。アイマスクまでしっかり着用しアイテムフル装着状態でした。多分この日見た中で一番快適に寝られていたと思います。
寝床発見:4F江戸前横丁
4Fの右の入り込んだ廊下には江戸前横丁エリアがあります。手前側から銀座おぐ羅、焼鳥蕎麦二尺五寸、日本の味すぎのこといった3つの店舗が一直線上に並んでいて、営業終了後になると薄暗くなって睡眠に最適な明るさになります。ただし、一番奥のすぎのこだけは24h営業で、夜中にも人の通行はややあります。実際1時間で3-4人は通って行きました。
ここは謎の穴場になっていましたが、おそらくその理由は隣の店舗ありそ鮨しの出窓がでっぱっていて、真下の赤ベンチで寝るとちょうど頭が当たりそうな高さになってるのが原因だと思われます。
また、横が壁で腕を伸ばす空間が微妙に無いといのも一つの原因だと思いました。これは壁からベンチをちょっと動かすと解決できましたが。
睡眠・朝ラー🍜
荷物(主に服)を詰めたショルダーバッグを枕にし、キャップ帽をアイマスク代わりにして寝ました。靴も脱いでベンチの下に隠します。就寝。
早朝覚醒で、朝4時に起床。江戸前横丁すぐ隣の、24h営業のラーメン屋せたが屋で朝ラーメン(つけ麺)を堪能。

お腹が膨らんだためお散歩。3Fまで降りて、まだまだ人が動くロビーを眺めます。
飽きて再び寝床に着いた4時30分ごろ、台北行きタイガーエアの搭乗手続きアナウンスが鳴った途端に周りの人が一斉起床する姿は棺桶から死体が起き上がる姿そのもので恐怖でした。

タミ寝終了、再び1タミへ
4時50分、外はまだ暗いですがターミナル間連絡バスの列に並び1タミに移動します。早朝便でやってきた人々が大勢集まり、待ち列が100mぐらいは伸び最後尾が見えないぐらいでした。5時00分発のバスを狙ってましたが、定員超過で2便逃し3便目のバスにやっと乗り込めました。
いい加減くさいのでサクララウンジに真っ直ぐに向かい、シャワーを浴びました。
1月25日 #12 HND-FUK JL307 ¥12,165
#13 FUK-HND JL310 ¥12,165
#14 HND-AKJ JL555 ¥8,150
8時発の福岡便が来るまで、サクララウンジでぼーっとします。JL307は久しぶりのA350でしたが、いよいよ飛行機のことを空飛ぶ快活と思い始めた私は、爆睡しました。(記憶喪失)
3タミ寝をやり遂げるともうどこでも寝れます。
ちなみにこの週末は、観測史上最大級の大雪に見舞われ、新千歳空港が陸の孤島と化したあの週末です。新千歳から外に出るJRと高速バスが全止まり、ホテル・新千歳空港の床が開業。丘珠空港の便も朝一から全便欠航(JAL)・条件付き運航(Toki)。無敵の旭川空港から帰ってきてなければ、本気でもう1日を羽田空港、または新千歳空港で過ごしたかもしれないことです。恐ろしい。
感想
3タミ寝は、推奨は出来ません。(当たり前)
警備員さんが巡回してますので治安はよろしいものの、何かしらの寝具の準備なしで体を休めるには限界があります。
しかし、旅行客にとっては空港の中という最高の立地であるので、旅程が深夜便・早朝便を含む場合はトライする価値はあると思いました。特に深夜便で旅程が終わる場合や乗り継ぎ便がある場合は自宅/次の飛行機で爆睡しとけばいいので、寝袋やエアソファーを持ち込んで睡眠を試みるのはありな気がしました。やり方次第では快眠も狙えそう。
あとは、3タミ寝をした後は大体どこでも寝れるようになります。飛行機でリクライニングせずとも感謝しながら3分で睡眠導入できるようになりました。
振り返りとしては、ちょっと不便でも空席多めでふわふわの黒ベンチで寝続けるか、硬くても横になれる赤ベンチを探して粘り強く徘徊し続けるかが悩みどころでした。私の場合は最初で最後かも知れない3タミ寝だったのでちゃんとした「寝床」を探し回りましたが、ここも個人のスタイルに依るでしょう。
オススメ記事
↑下調べの時に読ませていただいた記事です。羽田3タミの構造が写真付きで分かりやすく説明されています。方向音痴には大変役に立ちました。
