やりたいことがないまま、生きてきた話。
これは、わたしが長く続けている
“接客の仕事”についての、正直な話です。
好きとか、やりがいとか、
そういう言葉からは、だいぶ遠い話かもしれません。
少し怖いけど、正直に書いてみたいと思いました。
高校生の時にピザ屋さんではじめてのアルバイトをして、
それからずっと。今も、接客の仕事をしています。
飲食、電話対応、受付。いろんな場所で。
でも、「接客が好きだ」と思ったことは、
一度もないんです。
そもそも、わたしには
やりたい仕事とか、夢というものがなかった。
「これがやりたい」とかそういう気持ちがなかった。
何か特別なスキルもないし、資格もない。
でも、生きていかなくてはいけない。
だから、勤務地とか給料とか勤務時間とか、そういうリアルな条件が最優先になる。
その中で、「生きるために」選んだのが接客だった。
ただ、それだけ、なんです。
正直、接客は本当に、苦手です。
人見知りで、人と話すのがこわい。言葉がうまく出てこない。
気をきかせたり、臨機応変に動けないから、
お客さんを怒らせたらどうしようっていう不安をいつも感じてる。
こわい態度の人や高圧的な人にも冷静に対応しなくてはいけないプレッシャーもある。
イライラしたこともたくさんあります。
「なんでこんな言われ方しなくちゃいけないんだろう」って、
理不尽な気持ちになったり。
泣きそうなのを我慢しながら接客したこともありました。
向いてないのは、ずっとわかってました。
それでも、なんとか続けてきたんです。
じゃあ、なんで続けるのかって?
それは、他にやりたいこともないから。
辛いって言って辞めて、
他の仕事をやってもまた同じことを繰り返すだけだと思ってたから。
もちろん、優しい言葉をかけてくれるお客さんもいっぱいいます。
笑顔を褒められたこともあった。
それは唯一の救いだったかもしれない。
だから、せめて話す時は心を込めようと決めてます。
せめてそれだけは、お客さんに対する誠実さとして残したいから。
そして、自分がお客さん側の時は、優しいお客さんでいたいって思ってます。
自分がやられて嫌だったことはしないように。
それだけでも、少しは接客してきた意味になるかな?と思いながら。
いつでも接客を辞めたいと思ってます。
この先も、ずっと接客の仕事するのかと思うと目眩がしそうになるし、
もしかしたら、何かやりたいことが見つかるかもしれません。
未来はどう生きているのかはわからない。
でもいつか、接客やってて報われたなとか、やっててよかったなとか
思える日は来るのかな?
ここまで、正直な気持ちを書いてきたけど、
「それなら、やりたいことをやればいいじゃん」って思われるんじゃないかって怖さがあって、
この記事は出すのか、やっぱりやめとくのか、ずっと葛藤しながら、何回も書き直してました。
やりたいことがない自分への劣等感や罪悪感を持ったまま、何も答えを出さずに生きていたから。
だけど、わたしには
やりたいことがなくても、生きるために
苦手なことをがんばったんだという事実がある。
それが今の自分を作っていることも、たしかなんです。
もっとうまく、生きやすいようにできない、
そんな不器用で、どうしようもないわたしが、
夢も、スキルも、やりがいも、何もないわたしが、
でもそれでも、「ない」なりに生きてきた。
わたしの人生はキラキラしてないって思ってしまう劣等感を持ちながら、
でも、生きるために、苦手なことでもがんばってきた。
そんな自分を誇りに思ってる。
劣等感も誇りも両方持ったまま、ここに書いておきたいと思ったから書きました。
もし、今、やりたいことがなくてつらい人がいたら、伝えたい。
わたしも不器用に、迷いながらで、答えは持ってないけど、
大丈夫。
それでも、ちゃんと生きてるだけで、本当にすごいことだから。
自分なりに生きればそれでいいんだよ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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