【AI×授業づくり①】AI時代、教師は「教材を作る人」から「伝え方を選ぶ人」へ〜生成AIで変わったのは、教材作成ではなく「伝える手段」だった。〜
教育の歴史は、「伝える手段」の進化だった
教師の仕事は昔から変わりません。
子どもたちに、分かりやすく伝えることです。
ただ、その「伝え方」は時代とともに大きく変わってきました。
黒板だけだった時代。
教科書とノートが中心になった時代。
コピー機が普及し、プリントを配れるようになった時代。
パソコンやプロジェクターが教室に入り、スライドを使った授業が当たり前になりました。
さらに、一人一台端末によってICTを活用した授業も広がっています。
そして今、生成AIが新しい時代をつくろうとしています。
AIで変わったのは「教材作成」ではない
生成AIについて話すと、
「教材作成が楽になった。」
「時短になる。」
という話をよく耳にします。
もちろん、それも間違いではありません。
しかし、私が一番衝撃を受けたのは、そこではありませんでした。
「こんな教材が欲しい。」
そう思ったものを、自分で形にできるようになったことです。
自分の授業に合ったプリント。
自分の説明に合ったスライド。
生徒が夢中になれる学習アプリ。
家庭学習で使えるWebサイト。
以前なら、「誰かが作ってくれたらいいのに」と思って終わっていたものが、今では自分で作れるようになりました。
もちろん、最初から100点のものができるわけではありません。
それでも、70〜80点の叩き台なら短時間で作れます。
あとは教師が、自分の生徒に合わせて仕上げればいい。
この変化は、私にとって衝撃でした。
「伝え方」の選択肢が一気に増えた
同じ授業内容でも、
A4一枚のプリント
スライド
インフォグラフィック
Webサイト
学習アプリ
動画
など、目的に応じて自由に形を変えられます。
つまり、教材を作れるようになったのではありません。
生徒に合わせて「伝え方」を選べるようになったのです。
理解しやすい子もいれば、視覚的な情報が得意な子もいます。
ゲーム感覚の方が集中できる子もいます。
教師は、その子たちに合わせて、一番伝わる形を選べるようになりました。
教師の仕事は、もっと本質的になる
私は、AIが教師の仕事を奪うとは思っていません。
むしろ逆です。
教材作りに追われていた時間を減らし、
「どの方法なら、この子たちに一番伝わるだろう。」
そう考える時間が増える。
これこそが、AIによって教師の仕事が本質に近づくことだと思っています。
AIが変えたのは、教材作成のスピードではありません。
教師の「こんなものが欲しい」を、「形にできる」に変えたこと。
そして、その結果、生徒に一番合った伝え方を選べる時代になったのです。
次回予告
では、同じ授業内容をAIで作り変えると、どこまで変わるのでしょうか。
次回は、一つの授業内容をもとに、
プリント
スライド
インフォグラフィック
Webサイト
学習アプリ
動画
へ実際に変換しながら、「伝え方」の違いを比較してみます。
読者のみなさんなら、どの形で学びせたいと思いますか? ぜひコメントで教えてください。
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