ダイエットをやめたら、40kg痩せました
小学5年生のとき、市から一通の手紙が届きました。
保健所で、血液検査を受けてください——。
子どもの頃から、私はずっと太っていました。
それから長いあいだ、自分の体とつきあってきて、いま私は40kg痩せています。
でも、「ダイエットに成功した」とは思っていません。
痩せたのは、ダイエットをやめたあとだったからです。
栄養学を学んでも、私の体は変わらなかった
食べることが好きでした。作ることも好きでした。
3歳の頃から母の隣に立って、料理を教わって育ちました。
いつか、食品をつくる仕事がしたい。
そう思って、栄養大学で食品科学を専攻しました。
何を食べれば体にいいか。どう組み合わせれば栄養になるか。人並み以上に知っているつもりでした。
それでも。
私の体は、変わりませんでした。
知識は、あったんです。ただ、使えていなかった。
「このままじゃ、この子の成長を見られない」
体が悲鳴をあげたのは、出産のあとでした。
妊娠中毒症。
産後も、入退院の繰り返し。
何度検査をしても、返ってくる答えは同じでした。
「原因不明です」
横になっていても、眩暈がする。
そんな日々のなかで、あるとき、死が頭をよぎりました。
このままでは、子どもの成長を見ることができないかもしれない。
この子を、育ててあげられないかもしれない。
申し訳ない気持ちで、いっぱいになりました。
そのとき、はっきり思ったんです。
ダイエットなんて、している場合じゃない。
体力をつけて、健康にならないと。この子の将来のために。
——ここから、私の食事が変わりました。
ダイエットをやめて、私がしたこと

向かった先は、和食でした。
数字を減らすための食事ではなく、体をつくるための食事。
朝は、好きなものを。
昼は、玄米ごはんと肉か魚、野菜、フルーツのお弁当。
夜は、魚、豆腐、海藻、きのこを中心に、ごはんは少なめ。
3食とも、よく噛んで。
減らすのではなく、整える。それだけです。
暮らしのほうでも、小さなことを続けました。
・水を1日2リットル飲む
・無駄に歩く。階段を使う
・姿勢を意識する
・半身浴で汗をかく
・家の掃除をする(断捨離)
・鏡をよく見て、「今日も可愛いよ」と自分に話しかける
・ボディラインの見える服を、あえて家の中で着る
体重は毎日はかりました。
でもそれは、自分を責めるためではありません。自分を知るためです。
続けるうちに、自分の食べる量も、質も、癖も、パターンも、見えてきます。そうなると、朝と晩に測るだけで十分になりました。
もちろん、落ちない時期もあります。
でも、そこで食事は減らしませんでした。「代謝を上げるチャンス」だと思うことにしたんです。半身浴と、歩くこと。
すると筋肉がついて、また落ちはじめる。しかも、リバウンドしにくい体になっていました。
気づいたら、40kg減っていた

1年3ヶ月。
気がついたら、体重は40kg減っていました。
でも正直に言うと、私が本当に嬉しかったのは、数字ではありません。
体が、軽くなりました。
横になっていても眩暈がしていたあの頃が嘘みたいに、動くことが楽しくなったんです。疲れにくくなって、服のサイズを気にせずバーゲンの商品も選べるようになって、おまけに家計まで助かりました。
心が、ポジティブになりました。
ずっとネガティブだった私が、です。
体も心も緩んで、人生が楽しくなりました。
痩せることと、健康になること。
このふたつは、別のことでした。健康になろうとしたら、結果として痩せていた。それが私の実感です。
知識は、使わなければ意味がない

自分の体で確かめて、はっきりわかったことがあります。
知識は、使わなければ意味がない。
30歳のとき、東洋医学をベースにしたエステに就職しました。そこで五行論を深く学び、カウンセラーとして9年間、たくさんの方の体と向き合ってきました。
大学で学んだ栄養学と、現場で学んだ東洋医学。
このふたつが重なったとき、ようやく「使える知識」になった気がします。
いまはその両方を持って、体質改善のカウンセリングや、五行ランチ、セミナーをしています。
だから、ダシだった

ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
「和食がいいのは、わかってる。でも、続かない」
わかります。私もそうでした。
毎日、昆布を水に浸けて、かつお節を削って——子育てをしていれば、なおさら難しい。
続かないものは、養生になりません。
だから私は、ダシ粉をつくることにしました。
お味噌汁に。ごはんに。炒めものに。
ひとふりするだけで、体を守る素材が、毎日の食卓に入るように。
『みんなのダシ粉』という名前にしたのは、赤ちゃんからお年寄りまで、家族みんなで食べてほしいからです。
みんなが、健康で長生きできますように
病院に行くほどじゃない。
でも、ずっとどこか調子が悪い。原因もわからない。
——あの頃の私と同じ場所にいる人が、きっとたくさんいるはずです。
体重計の数字に、追われなくていい。
頑張らなくて、いい。
ただ、毎日のごはんを整えるだけでいい。
みんなが、健康で長生きできますように。
その願いを、このダシ粉に込めています🌿
このときの食事を、6年後に東洋医学で読み直した話です。
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