Vol.7~従業員同士のリスペクトが欠けた職場に未来はない~
「何であんな言い方しかできないんだろう」
働いていて、そう感じる相手はごくまれにいますよね。
執拗に嫌がらせをしてくる相手もいますよね。

組織の中で働いていると、どうしてもそういう人に出くわしてしまうこともあるでしょう。
そしてそれは自分にとって、大きなストレッサーとなるはずです。
それだけでなく、
「そういったストレスを他者に与えるような人がいることによって、
組織の生産性が落ちる」
そんな主張をしている記事を見つけましたのでご紹介します。
タイトルは、
「意地悪な職場」につながる負の連鎖を断ち切る方法
無礼な態度は伝染し、生産性を低下させる
です!
それでは早速見てみましょう!
🔵記事の要約
無礼な態度が蔓延する現代の職場では、生産性やウェルビーイングに深刻な悪影響が生じている。
米国の労働者の6割近くが社会全体を「無礼」と感じており、政治やコロナ禍による分断が職場にも影を落としている。
無礼な態度はパフォーマンス低下や対人関係の悪化を招き、企業にとっては巨額の損失を生む。
一方、礼儀正しい職場環境は、従業員の満足度やメンタルヘルス、定着率を高めるが、実現は容易ではない。
なぜなら「無礼」と感じる行為の基準が文化や立場によって異なり、悪意がなくても伝染のように広がるからだ。
無礼な行為に対して同じように返すことなく、
丁寧なやりとりをするためには、
①自分の反射的な感情に気づく
②原因となる感情にラベルを貼る
③冷静な対応を意識する
という3つの習慣が有効とされる。
礼儀は敬意への第一歩であり、職場全体が健全な関係を築くために、特にリーダーの模範的行動が求められている。
この記事には以下のような試算結果について書かれていました。
米人的資源管理協会(SHRM)CEOのジョニー C. テイラーが行った試算によると、無礼な態度は、米企業の生産性を1日20億ドルも低下させているという。
2013年に無礼な態度を取られた側を調査したところ、不快な気持ちにさせる人を避けるために仕事の時間が削られたと答えた人は63%、パフォーマンスが低下したと答えた人は66%、嫌な思いをすることが心配で仕事の時間が削られたと答えた人は80%、イライラして顧客に当たってしまったと答えた人が25%に達した。
これとは対照的に、礼儀を重んじる職場環境をつくれば、個人とチーム、そして組織レベルでさまざまなメリットがある。
あるメタ分析によると、ていねいな態度は、従業員の仕事への満足度とメンタルヘルス、そして組織のコミットメントを高める一方で、疲労感や「辞めてやる」という思いを低下させる。それでも、労働者の71%は、マネジャーや上司は無礼な行動を防止するためにより努力できるはずだと答えている。
昨今、どの業界でも人手不足で人員の流出は避けたいところ。
こんな些細にも感じられるようなことで、企業としての課題が解決するのであれば実践したいですよね。
日本では敬語、丁寧語の使い方は浸透しているので比較的実践しやすいと考えられますが、なかなか全員で足並みを揃えるのが難しい。
なぜかというと、
要約にも書いてあるように、世代や文化、育ってきた環境によって、
「無礼と感じること」が異なるからです。
🔵自分を整え、他者の「業務」にリスペクトを
自分の状態を整える簡単な習慣
要約に書いてある方法は、
「自身のコントロール法」です。
受けたストレスに対し、反応する時の工夫を紹介してくれています。
ただ、そんな余裕がない時もあるんですよね。
ではどうすべきかというと、
「感情の受け入れ方」や「ストレスの受け取り方」ではなくて、
「感情を受け取る自分自身」を整えることが大事です。
自身の気持ちの余裕がなければ、相手への配慮もできなくなる。
そうすると結果的に生産性も低下する。
そのように考えると、自分自身の状態を整えることは、企業にとって重要な価値になるわけです。
オススメの方法は、
✅ゆっくり深呼吸(特に息を吐く)
✅耳や首、頭のマッサージ(ごく軽い圧で)
✅デジタルデトックス(スマホを持たずにウォーキングなど)
です。
これらは今からでもすぐにできる方法ですが、
もっと丁寧にケアをする方法は以下の記事(※有料です)に細かい内容が書かれていますので、
ご興味ある方はよろしければご覧ください。
個人の感情はいったん置いておき、その人の仕事には敬意を示す
よく言われることではありますが、
「その人自身の性格」と「その人が取り組んでいる仕事やその業績」を区別することで、個人の感情によるフィルターを外すことができます。
投げかけてくる言葉や行動は許しがたいものがある、
ただ、大事な仕事をこなしている。
そういったケースももちろんあるんですよね。
また、そういった見方をすることによって、相手の立場にたって考えることもできるようになるはずです。
要約にもあるように、丁寧な対応が難しくなってしまう要因は、
「他者との文化や価値観の違い」からくるものです。
相手の立場を考えてみることによって、
そういった要因の解決策につながるかもしれません。
🔵まとめ
本日は「無礼な態度が作り出すデメリットとそれの乗り越え方」をテーマにした論文をご紹介しました。
自分自身に余裕がなければ相手に敬意をもって接することができませんし、
相手の立場や考えに思いを馳せることができません。
自分自身に余裕をもてるよう、
些細な習慣から始めてみましょう!
それではまた次回。
