三條凛花さんにMy読書年表を伝えるのに、今年一番の勇気を使うことになった。
この企画だけは、どうしても参加したかった。私は最近こそ「なんのはなしですか」とフラフラフフフとしているが、もともとは読書好きの、ただの昔から好感度だけが高い人間だ。
生きてきたその時代に何の本に影響されたのかは、自分を知るためにも記しておきたいと参加することにした。
駄菓子菓子、これがきちんと受け取っていただけるかは、途中ワケの分からない仕上がりになってしまった。でも、記して残しておきます。
小学校:「昔話全集」作者不明
とにかく、分厚くてA4、もしくはそれ以上の大きさの本で、記憶だと赤い表紙のような気もする。曖昧である。1000話以上あった気がするが、読むのに何年かかるのかと考えながら読んでいた。読めない漢字を調べていた気がするが、特に覚えていない。だが、何度か読み終えている。
中学校:課長島耕作
世の中のすべてのマンガを読むことを目標にしようと思っていたが、途中で課長島耕作と出会い、世の中にはこんなに妖艶な女性ばかりなのかと大人の一人として性に目覚める。この時から課長になればモテると思っていたのかもしれない。中でも大町久美子の奔放さは突出しており、性への無限の可能性を感じた。ほぼこの時代で、私の中の本当の男女関係とは、婚外に存在すると植え付けられ、本当の性とはその性癖を露に出来て互いに高め合う相手ということだ。と、そのイメージは固定されてしまい、現在に於いてもそこから脱出することは出来ずにフラフラフフフしている。
高校時代:マンガ全盛期
相変わらず、世の中のすべてはマンガに詰まっていると信じていた。ただ、小説も読み漁っていた。今でもマンガにすべてを教えてもらったと思っている。特にあげるなら、「うしおととら」のストーリー展開、物語の伏線に興奮していた。この頃に18禁が旺盛になってくる。官能小説や、谷崎潤一郎でゾクゾクする良さを知るのはまだ先であり、より直接的なビデオや、マンガでさらに女性への憧憬が拗れてくる。モザイクの向こう側を求めてしまい、想像でモザイクを消せるようになった記憶がある。厄介である。この頃に味わう刺激は、20年以上経過した今でも自分の性的衝動の土台にあることを確認出来てしまう。
10代後半から20歳前半:ハードボイルド・エッグ
本に救われたと思った初めての本。私の中の文体の原型の部分になるかも知れない。「小説で笑っても良いんだ」と教えてくれた本。この本に出会わなければ、書きたいとも思っていないと思うし、書いて表現しようとも思っていないと思う。いつか、作者に直接お礼を伝えるのが夢。
三十代後半から四十代:純文学時代
大正、昭和初期、戦後、文学が娯楽の一番手だった頃の作品が一番好きです。日本語で表現出来る言葉で、ありとあらゆる形でお互いに火花を散らしている熱が好きです。横光利一、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、大江健三郎、開高健、吉行淳之介。安部公房はなぜか苦手です。学ぶ表現、言葉が多く、いまだに熱が冷めない文体、思考。これらは、自分の文体に直接影響を受けていると思います。心に残ったものは、すべて、上記マガジンで記事にしています。選べません。この時代が好きです。
四十代~現在(モテ期)
本が物理的に読めなくなり「なんのはなしですか」のみを読んでいる。皆さんの現代の文体を久しぶりに体感する日々。読めなくなった本の代わりに、日本一「なんのはなしですか」を楽しませてもらっている。
以上です。本を読む時間はなくなっているが、代わりに今まで読んで来なかった現代のはなしをいっぱい読み、今後の自分の文体がどう変化していくのか楽しみである。
なんのはなしですか
意図から外れてしまっていたら、集めなくて大丈夫です。その時は、個人的に読み聞かせをさせていただきます。
私は、読書で一生楽しめます。
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