見出し画像

 4月11日。金子みすゞの誕生日にあたる日。女優・谷英美さんのファンパーティーに招待された。

 この日、偶然にも谷英美経由から紹介されて、出演させていただいたラジぽて縁結びさんの収録日と重なり、私はパーティーに参加させていただくことになった。

 谷英美は、金子みすゞの「本当のこと」をずっと追っている。私は、その姿を「なんのはなしですか」を通じて知ることになる。

 キッカケは、タグを付けると読まれると、どこかで読んだから付けてみたとのことだった。

 「なんのはなしですか」からすれば異質だった。すべてを受け入れると決めていても、谷英美が追う、歴史に埋もれてしまった本当のことは、あまりにも私にとっても重かった。

 迂闊に紹介することは、谷英美そのものの生き方をも否定することになる。どれだけ真剣に訴えているのかは、記事を読めば読むほど明らかだった。

 自分にとってのエンターテインメントに載せてしまうことに対しての、覚悟が問われているような気がした。

 ただ、私にも引けないものがあった。

 谷英美が、「なんのはなしですか」と叫ぶことを、自分にとってのエンターテインメントとして昇華出来ないのなら、自分のしていることは嘘になる。自分にとっての「本当のこと」を描くと決めていることに対して嘘になる。

 そうして、私は谷英美を追うことになる。

 通信にて、谷英美とのやりとりを重ねるに連れ、金子みすゞと谷英美の繋がり、執念にも似た感情の交錯に度々遭遇することになる。

 やすやすと、どういった内容なのかをこうした紹介文では書けない。

 彼女のしていることは、人に読まれるためだけにしていることだからだ。そして、自分では無理でも、誰かに何かを届けたいとずっと訴えているからだ。

 Kindleでご一緒したときもそうだった。谷英美は、小説という形を選び、私に託してきた。

 人は、覚悟すると動ける。

 それは、知っている。

 同じように生きている。だからこそ、ここにそういう人がいるということが、本当に嬉しかった。

 この日、パーティーに呼ばれ、どれだけ私のことを大事にしてくれていたかを感じることになる。

 谷英美を何年も、何十年も支えている人たちの前で、真剣に「なんのはなしですか」について語ってくれる。

 最後に挨拶をして欲しいと言われる。

 一緒に朗読をして欲しいと言われる。

 真っ直ぐに向き合ってきてよかったと思えた。自分のしてきたことが、一つずつ思い出された。

 今ある関係は、馴れ合いではなく、信念と信念がぶつかってきた結果だと思っている。

 周りからみれば滑稽で、何を真剣にと思われるかもしれない。ただ、目の前にあることに全力を出せないのなら、その先にだって何も繋がらないことを知っている。

 だから、続けている。

 お互いに、何かを言うことなどほとんどない。くだらないように笑いあっているだけだ。

 谷英美は、本を出す。

 こんなに嬉しいことはない。伝え続けてきて、断念せざるを得ない状況になっても諦めることはせず、次はこうしようと思っていると話してくれたことは忘れない。

 そして、今起きていることの根底にあるものは、次の世代に何かを残せたらと、細い、細い糸を信じて紡いできた結果だ。

 嬉しい。素直におめでとうございますと伝えたい。

 アナタのしたことは、愛した結果だ。

 思う存分伝えて欲しい。

 本が完成することを楽しみにしています。

 この日、はじめて谷英美の演技を見た。俳優として、大先輩であるその演技を堪能させてもらった。

 私が、俳優を名乗った瞬間に、お弟子さんが、「師匠は本当に厳しいですよ」と、軽々しく俳優コニシ木の子を発して怒られたことは、内緒にしておく。
 
 いつまでも、空気が読めないままでいたい。

 表現の伝わり方は、こんなにもダイレクトに心に響くものかと感じた。動き、視線、その一つ一つに意味があり、お店の中なのに舞台を思わせる。

 空気を変えるとは、こういうことを言うのだと感じた。

 ただ一つ、私の視界からは、端っこにマイトンがいた。

 マイトン越しの谷英美。

 大事な場面で見切れてくるマイトン。

 感情の昂りを感じて泣きそうになったのに、すでに泣いているマイトン。

 挙句の果てに、クライマックスは丸ごとマイトン被りでマイトンか谷英美か分からなくなってしまったことだけは、知らせておきたい。

 そんな谷英美から、DMをもらったことがある。そこに書いてあったこともマイトンのことだった。

 詳細は書かないが、答えたことだけ記しておく。

光は、必要な人に当たっていきます。遅いか早いかの違いです。一緒にいる限り決して、置いていきません。

 マイトンは、私のやり方できちんと表に出ることになる。

女優・谷英美様
素敵な時間ありがとうございました。出会うことができて、幸せです。このお返しは、私の生き方をもってこれからも本気で返していきたいと思います。

なんのはなしですか

とても、よき一日であった。
たまには、川越に行くのも悪くないね。

きちんとした記録はモスキート エリ編へ↓

いいなと思ったら応援しよう!

コニシ木の子🍄クラファンは8.31まで🐙次回回収は8.24から8.28まで🛸 いただいたお気持ちは「なんのはなしですか」に関連する活動に使わせていただき、人に会いに行ったり、呑んだり、遊んだりとそれをまた記事にして有効に活用させていただきます。

この記事が参加している募集